憲法の良いとこ発見しませんか?


by sasakitosio

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5月30日付東京新聞朝刊23面に、「本音のコラム」と言う欄がある。筆者は、文芸評論家・斉藤美奈子氏だ。

 今日は、この筆者に学ぶことにした。

 まず筆者は、「サスペンスドラマなんかだと、どんなに巧妙に逃げ続けても、動かぬ証拠を突きつけられた容疑者は「私がやりました」と認め、事実関係を語り出す。追う側と追われる側に論理的整合性が共有されているからだ。

 世間が気をもんだ日大アメフット部の問題も、当事者の会見や関係者の声明などで、事態は収束に向かいつつある。」と切り出した。

 続けて筆者は、「しかるに、わが国会では「よし詰んだ」「もう逃げられまい」と思ってもまるで前に進まない。

 加計問題に際し「私や妻、事務所が関わっていれば、首相も国会議員も辞める」と述べた首相は「お金のやりとりがああって、頼まれて行政に働きかけた、という意味でのかかわりはない」

 ひえー,いつそんな解釈になったんだ。あんたのおかげで文書の改ざんや虚偽の証言をした者たちはどうなるの。

 しかし、ひえーは止まらない。

 加計孝太郎理事長と首相の面会について「実際になかった総理と理事長の面会を引き合いに出し、県と市に誤った情報を与えてしまったように思う」(加計学園)

 森友文書について「改ざんという悪質なものではないのではないか」(麻生財務相)。」と指摘した。

 最後に筆者は、「最低限の了解事項や整合性を放棄したら、ドラマにも事件にも解決はない。

 液状化した国会。

 この状態で働き方改革法案を採決する?

 国ごと底なし沼に沈んでいくような気分。」として締めくくった。

 読んで勉強になった。

 まず、国会の現状を観て、なんとも情けなく、あきれ果て、国会を国権の最高機関とした日本国憲法もこんなはずではなかあったと嘆いているかもしれない、と思う日々が続いている。

 が、その原因が少しわかったような気がした。それは、「最低限の了解事項や整合性」が、内閣と官僚によって「放棄」されていることにあると、分かった。

 さらに、「加計問題に際し「私や妻、事務所が関わっていれば、首相も国会議員も辞める」と述べた首相は「お金のやりとりがあって、頼まれて行政に働きかけた、という意味でのかかわりはない」。

 ひえー、いつそんな解釈になったんだー」との驚き、

 「あんたのおかげで文書の改ざんや虚偽の証言をした者たちはどうなるの」との怒り、等々筆者の「怒り」や「驚き」・「呆れ」は全く同感である。

 また、「ウミ」を出すという言葉をよく聞くが、「ウミ」は体内で「菌」との戦がないと、発生しないのではないか?だから、自民党や公明党の中から全く異論が出ない状況では、「ウミ」が発生するわけがない、と思った。

 内閣や国会にたまった「毒素」は、「ウミ」となって対外に排出されないで、内閣や国会ひいては日本憲法を麻痺させてしまうのではないか、そんな気がした。


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by sasakitosio | 2018-05-31 06:14 | 東京新聞を読んで | Trackback

5月29日付東京新聞朝刊25面に、「本音のコラム」という欄がある。筆者は、ルポライター・鎌田聡氏だ。 
今日は、この筆者に学ぶことにした。

 筆者は、「どんよりとした梅雨空。朝からテレビで国会中継を見ていた。森友・家計、安倍首相の妻と腹心の友が関わった学校建設をめぐる公文書の隠蔽、改竄、破棄。

 その疑惑をウソの壁で守らせ、首相は「一点の曇りもない」とうそぶく。」と切り出した。

 つづけて筆者は、「森友、加計に目を奪われているいる間に、自民党はGDP(国内総生産)1%を厳守してきた防衛費に枠を撤廃して、10年後には2%を目指す方針を固めた。それと同時に、海上自衛隊の「いずも」型護衛艦を空母化させる改修工事も計画されている。

 航空自衛隊の青森県三沢基地に2月、F35が一機配備され、最終的には42機体制となる。

 一機147億円。ざっと数えてこれだけで6000億円円以上、ほかにも本年度だけでもオスプレイ4機、393億円。それぞれ米軍需産業からの購入となる。

 国会昏迷の裏でひそかに軍備が増強され、軍事訓練が盛んにおこなわれている。

 三沢基地には先週まで、航空自衛隊のF35と米海兵隊岩国基地(山口県)のF35の8機などの終結、太平洋上や秋田県西方の日本海上で約10日間、空対空、実践的な日米共同訓練が行われている。」と教えてくれた。

 最後に筆者は、「安倍内閣は北朝鮮との対話ムードに逆らって、相変わらず制裁強化を主張しているが、まず身内の森友・加計の「ウミ」をだして、日本列島の暗雲をはらうべきだ。」として締めくくった。

 読んで勉強になった。

 「森友、加計に目を奪われている間に、自民党はGDP(国内総生産)1%を厳守してきた防衛費1%枠を撤廃して、10年後には2%を目指す方針を固めた」とのこと、

「航空自衛隊の青森県三沢基地に2月、F35が一機配備され、最終的には42機体制となる。」とのこと、

 「一機147億円。ざっと数えてこれだけで6000億円以上。ほかにも本年度だけでオスプレイ4機、393億円。それぞれ米軍需産業からの購入となる」とのこと、

 等々を知ることが出来た。

 知ってみて、トランプ大統領の機嫌取りに、安倍首相が、米軍需産業に6393億円もの兵器を発注した、と思うと、腹立たしいことこの上ない。同じお金を、防衛省ではなく外務省を通して、平和の創造のために使ったら、どれだけのことが出来るか。外務省側のプランを見てみたい、と思った。
 防衛費は究極の血税の無駄遣いと、世界中が考えるようになるためには、何をしたらいいのだろうか?
 まず戦争を、地球上からなくするしかないが!
 そのためには国家をなくすればいいのだが?
 道は、世界連邦を実現することかもしれないが!?


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by sasakitosio | 2018-05-30 06:21 | 東京新聞を読んで | Trackback

 5月24日付朝日新聞朝刊30面に、「文化・文芸」欄があり、中で、「寄稿・山室信一」が目に入った。筆者は、京都大学名誉教授・山室信一氏だ。

 今日は、この筆者に学ぶことにした。

 まず筆者は、「「真理が我らを自由にするという確信に立って、憲法の誓約する日本の民主化と世界平和とに寄与ことを使命」として開館された国立国会図書館が、6月に70周年を迎える。

 国立国会図書館は、その名に示されているように国立図書館と国会図書館という二重の業務を果たしている。

 国立図書館としては国内で出版された総べての刊行物を収集・保存する唯一の納本図書館であり、それを国民に自由に利用させる責務を負っている。

 また、国会図書館としては、国権の最高機関である国会の立法を補佐するために「調査及び立法調査局」などを置く情報収集・調査機関でもある。

 ただ、東京の本館や京都にある関西館に来館できる人以外は利用されていないかもしれない。

 しかし、現在は非来館型サービスが拡充し、著作権が切れた著作物については電子資料化されて自宅でも閲覧できる。

 また、登録しておけば遠隔複写サービスも受けられる。レファレンス共同データベースなどを使って全国の図書館などを活用できるナショナル・センターとしても機能している、」と切り出した。

 続けて筆者は、「さて国会図書館はアメリカの議会図書館を参考に設立されたが、国際子ども図書館のほか司法・行政各部門に支部図書館を置く世界的に特異な機構となっている。

 この制度を構想した当時の参議院議員・羽仁五郎は「政府官僚の資料すべて、鉛筆やペンで書いた下書きまでとは言わないが、ガリ版なりなんなりおよそ印刷したものは、すべて主権在民の人民の選挙した代表である国会議員が徹底的に調査することが出来るように、政府各省の行政官庁の資料室を、すべて国会図書館の分館とする」と考えたという。

 すなわち、政策決定に関する全資料を国会図書館に集めて国民に公開していくアーカイブズの機能を持たせようとしたのである。こうした発想は、国民が国政情報から隔離され、誤った情報操作に踊らされたことが戦争の惨害を招いたという猛省から生まれたものであった。

 正しい政策決定をするためには、国会図書館が公的機関の作成した資料をすべて集めて国民に知らせる「情報省」的な機能を持つ必要がある。

 主権者が正しい情報を知ること、それこそが民主主義の大前提となる。冒頭に掲げた国立国会図書館法の前文は、その精神を示したものである。

 ただ本来、刊行物を扱う図書館と、公務で作成された文書群を整理・保存する技術を要する公文書館とは違った機能を持っており、できる限り早く国立公文書館を作る必要があった。

 だが、それが設立されたのは1971年であり、年金記録紛失などの杜撰な扱いが問題となって「公文書等の管理に関する法律」が施行されたのは2011年だった。

しかし、公文書管理法が施行されても改ざんや隠蔽は後を絶たず、国民の知る権利は妨げられ、国会も虚偽の資料や答弁で機能不全に陥っている。」と指摘した。

 最後に筆者は、「それではなぜ、公文書がこれほど粗雑に扱われるのか。

 端的に言えば、国会議員も国民も公文書管理に無関心だったからである。

 国立公文書館設立に至るまでに幾度も歴史研究団体から要望書が出されたが、文書官に収められる公文書を用済みの古文書と考えられて軽視してきた。

 さらに言えば、国会で成立する法案の9割前後を行政官僚が作成しているように、国会議員が立法のプロとして活動してこなかったからである。

 国会議員が自ら法律を立案しようとすれば、先例や立法事実を知るために公文書の管理がいかに重要かは理解できたはずだ。

 もちろん、早急な対策としては公文書改ざんができない「ブロックチェーン」などの技術導入が不可欠となる。

 しかし、「健全な民主主義の根幹を支える国民共有の知的資源」であるはずの公文書管理の重要性を国会や国民が認識し、国会図書館と公文書館が収集した資料を元に議員立法が活性化しない限り、「真理がわれらを自由にする」日は訪れないであろう。」として締めくくった。

 読んで勉強になった。

 「国立国家図書館が、6月で70周年を迎える」とのこと、

 「国立国会図書館は、その名に示されているように国立図書館と国会図書館という二重の業務を果たしている」とのこと、

 「国立図書館としては国内で出版されたすべての刊行物を収集・保存する唯一の納本図書館であり、それを国民に自由に利用させる責務を負っている」とのこと、

 「国会図書館としては、国権の最高機関である国旗遭の立法を補佐するために「調査及び立法考査局」などを置く情報収集・調査機関でもある」とのこと、

 「現在は非来館型サービスが拡充し、著作権が切れた著作物について電子資料化されて自宅でも閲覧できる」とのこと、

 「国会図書館はアメリカの議会図書館を参考に設立されたが、国際子ども図書館のほか司法・行政各部門に支部図書館を置く世界的に特異な機構となっている」とのこと、

 「この制度を構想した当時の参議院議員・羽仁五郎は「政府関係の資料をすべて、鉛筆やペンで書いた下書きまでとは言わないが、ガリ版ないりなんなりおよそ印刷したものは、すべて主権在民の人民の選挙した代表である国会議員が徹底的に調査できるように、政府各省の行政官庁の資料室を、すべて国会図書館の分館とする」と考えたという」とのこと、

 「本来、刊行物を扱う図書館と、公務で作成された文書群を整理・保存する技術を要する公文書館とは違った機能を持っており、できる限り早く国立公文書館を作り必要があった。だが、それが設立されたのは1971年である」とのこと、

 「公文書等の管理に関する法律」が施行されたのは2011年だった。しかし、公文書管理法が施行されても改ざんや隠蔽は後を絶たず、国民の知る権利は妨げられ、国会も虚偽の資料や答弁で機能不全に陥っている」とのこと、

 等々を知ることが出来た。

 まず思ったことは、歴史的に国民の「宝」になるような「出版」が出来、それを国会図書館に納本出来たらこの上なく「幸せ」だろうなあ、と思った。

 また、ゴミみたいな「出版物」でも、収集・保存しなければならないとしたら、職員の皆さんにはご苦労をかけるなあ、と思った。

しかし、そのときゴミと思われた「出版物」も、時間と共に「宝」に変身することもあるかも知れないが?

 


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by sasakitosio | 2018-05-29 15:02 | 朝日新聞を読んで | Trackback

 5月28日付東京新聞朝刊4面に、「視点」という欄がある。筆者は、奥田哲平氏だ。

 今日はこの筆者に学ぶことにした。

 まず筆者は、「起こるべくして起きた惨劇だった。パレスチナ自治区ガザで、在イスラエル大使館をエルサレムに移転した米国への抗議デモで60人以上が死亡した。実弾使用で鎮圧したイスラエル軍は非難されるべきだが、パレスチナ側の怒りに火を付け、流血の事態を生んだ米国の罪は大きい。

 記者は移転式典に入れず、テレビ中継を見ていた。際立ったのはトランプ大統領の娘イバンカ補佐官と、夫で正統派ユダヤ教徒のクシュナー上級顧問への配慮。

 夫妻はネタニヤフ首相とリブリン大統領に挟まれる形で座った。

 クシュナー氏が公の場で演説するのは異例だ。

 「未来は過去と違うものになると信じれば、和平は手の届くところにある」と述べ、誰よりも長い12分間演説した。同じころ、中東テレビ局はガザで激化する抗議活動を二元中継した。

 燃やされたタイヤが黒煙を上げ、イスラエル側に投石し、銃撃を受けた若者が」搬送される生々しい様子だ。

 あまりの落差にがくぜんとする中、クシュナー氏が続けた。

 「先月や今日の抗議活動で分かるように、そうした挑発的な暴力は問題の一部であって解決策ではない」。和平への道筋を明示せず、トランプ一族とその支持者、イスラエルとの蜜月関係のために行われた式典に憤慨したパレスチナ人は多かっただろう。」と指摘した。

 さらに続けて筆者は、「式典はそもそも、イスラエル建国70年の節目に意図的に設定された。翌日は、難民となったパレスチア人が祖国への思いを募らせる「ナクバ(大参事)の日」。ガザでは抗議デモへの参加が呼び掛けられ、イスラエルは強硬姿勢で臨むと警告。米国が式典を延期することはなかった。舞台は整っていた。

 抗議デモを指導したイスラム主義組織ハマスの責任も忘れてはならない。

 指導者ハニヤ氏の元顧問アフマド・ユセフ氏は本紙に「ガザの苦境に国際社会の注目を集めるには、でも以外の選択肢はない」と話した。

 そして、国際社会とメデイアが反応する基準は、死者数の多さだ。

 デモの犠牲者が殉教者としてたたえられ、遺族に給付金が出るのがガザの日常だ。多くの住民がイスラエルの経済封鎖で経済的困窮に陥り、若者たちは「死ぬのは怖くない」と言い切って最前線に向かった。ハマスはこうした若者に依存し、国際社会との交渉に利用している。」と指摘した。

 最後に筆者は、「ガザの絶望が生むのは若者の暴徒化だけではない。国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)のアドナン・ハナス報道官は、40万人が精神的な問題を抱え、自殺者が増える現状を明かした。

 暴力と死が繰り返される「負の連鎖」を止めるには、和平交渉に真剣に取り組むしかない。

 トランプ政権は公平な仲介者の立場を放棄した。だからこそ、罪深いのだ。」として締めくくった。

 読んで勉強になった。

 「記者は移転式典に入れず、テレビ中継で見ていた」とのこと、

 「クシュナー氏が公の場で演説するのは異例だ。「未来は過去と違うものになると信じれば、和平は手の届くところにある」とのべ、誰よりも長い12分間演説した」」とのこと、

 「クシュナ―氏が続けた。「先月や今日の抗議活動でわかるように、そうした挑発的な暴力は問題の一部であって解決策ではない」。和平実現への解決策を明示せず、トランプ一族とその支持者、イスラエルとの蜜月関係のために行われた式典に憤慨したパレスチナ人は多かっただろう」とのこと、

 「指導者ハニヤ氏の元顧問アフマド・ユセフ氏は本紙に「ガザの苦境に国際社会の注目を集めるには、デモ以外の選択肢はない」とはなした」とのこと、

 「デモの犠牲者が殉教者としてたたえられ、遺族に給付金が出るのがガザの日常だ」とのこと、

 「多くの住民がイスラエルの経済封鎖で経済的困難に陥り、若者たちは「死ぬのは怖くない」と言い切って最前線に向かった」とのこと、

 「国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)のアドナン・ハスナ報道官は、40万人が精神的な問題を抱え、自殺者が増える現状を明かした」とのこと、等々を知ることが出来た。

 アメリカが公平な仲介者で亡くなって、事態はどうなるのだろうか?やはり、イスラエルとパレスチナの当事者が、持続的平和の為に、何が一番いいのか手探りで」さぐり出すしかないのではないかもしれない。

 3年前の年末年始、ベルリンの壁跡、ブランデンブルグ門、ヒトラーの自殺した地下壕跡、ホロコーストの博物館、ハンナ・アーレント通り、ザクセンハウゼン強制収容所跡、等々見てきた。人間が同じ人間を「ゴミ扱いに」できたことが、今でも不思議でならない。日本の時代劇できく「てめえら人間じゃねえ!」がぴったりだとおもった。

 そして、いまパレスチナのガザで起きている「実弾使用で鎮圧したイスラエル軍」「イスラエル政府」は、ナチスの今日版を実演しているような気がしてならない。
 また、「40万人が精神的な問題を抱え自殺者が増える現状」を聞けば、パレスチナそのもが一種の「強制収容所」化しているのではないか、とさえ思った。


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by sasakitosio | 2018-05-29 13:37 | 東京新聞を読んで | Trackback

5月27日付東京新聞社説横に、「時代を読む」という欄がある。筆者は、哲学者・内山節氏だ。

 今日は、この筆者に学ぶことにした。

 まず筆者は、「権力と権威の乖離が進んでいる。最近ではそう感じることが多くなった。

 権力は、軍事力にもとづくものであれ、制度によるものであれ、掌握すれば確立できる。

 ところが、権威は人々がそれに権威を感じなければ成立しない。

 権力は一瞬にして確立することもできるが、権威は人々からの信頼や尊敬が芽生えてこそ成立するのである。」と切り出した。

 続けて筆者は、「たとえばトランプ大統領は、大統領としての権力を獲得することに成功した。しかし、米国の世論調査の結果にも表れているうように、トランプ大統領に権威を感じている人は、最大でも彼を支持する4割程度に過ぎないようである。

 過半数の国民も、おそらく世界の多くの人々も、権威のある人だとは認めていない。

 安倍首相も同じである。

 首相としての権力は持っているが、内閣不支持の理由のトップが「首相が信頼できない」では、多くの国民は首相を日本の権威としてはみとめていないということになる。

 権力はあるが権威がない。

 そういう状況がいろいろなところで広がっている。今日とは、権威が失墜していく時代である。

 たとえば企業経営者や経済界の人たちを見ても、一昔前までは、たとえば松下幸之助のような権威のある企業人がいた。

 しかし、今日では、この領域でも、権威のない権力者が多くなった。そればかりか企業自体が、社会のなかの権威として認められない時代になっていると言ってもよい。

 企業の利益だけを追求し、人も大事にしなければ、違法行為すれすれのこともやりかねない集団、企業に対してそんなふうな感じ方をしている人も増えてきた。だから、若者の離職率も高く、企業という自分を縛る権力構造から自由になろうとする人も増えてきた。

 今ニュースをにぎわしている日本大の問題も同じだろう。人々が感じているもは、日大フットボール部の監督やコーチは権力者であったが、権威を持っている人ではなかったということだ。

 とともに日大自体のお粗末な対応から受ける者も、日大が権威のない権力者たちによって経営されているという印象である。

 国会で官僚たちの対応も同じだった。

 私たちが日々目にしたものは、権威失墜した権力者たちの自己保身的な答弁であり、行動だった。

 権威を失った権力はいずれ崩壊する。なぜならそれは、退廃した権力だとみなされてしまうからである。」と指摘した。

 最後に筆者は、「はじめに権威の失墜がおこる。

 次に何らかのきっかけから権力の崩壊が生じる。このような経緯は、おそらくこれまでの歴史の中で何度となくおきていだのだろう。

 とすると政府も国会も、さらには政治自体が権威も失っていく今の時代は、次に何をもたらすのだろうか。

 権威を失墜させた経済社会は、社会にどのような変動をもたらしていくのだろう。

 かって確立された男性社会という権力も権威を失墜させ、いまではその権力自体が批判いされている。

 この過程で、セクハラ、パワハラなどが攻撃されるようになった。

 今日では過去につくられた、さまざまな権力と権威の一体化が風化し、権威の喪失した権力の退廃や、そのことに気づかない権力者の醜悪さが感じられる。そんな時代が展開しているのである。」として締めくくった。

 読んで勉強になった。

 最近にニュースを、見ていてなんか腹立たしい思いになる機会が多くなった、と思っていた。

 その原因が、筆者のこの記事を読んで、少しわかったような気がした。

 つまり自分的には、権力には権威が伴っているはずだ、と思い込んでいた。が、現実は権威なき権力を見る機会が多くなったことにあった。

 そして、「権力は、軍事力に基づくものであれ、制度によるものであれ、掌握すれば確立できる。ところが、権威は人々がそれに権威を感じなければ成立しない」とのこと、

 「権力は一瞬にして確立することもできるが、権威は人々からの信頼や尊敬が芽生えてこそ成立するものである」とのこと、等々を改めて知ることが出来、納得もした。

 また、「トランプ大統領に権威を感じている人は、最大でも彼を支持する4割程度にすぎないようである。過半数の米国民も、おそらく世界の多くの人びとも、権威のある人だとは認めていない。安倍首相も同じである」と指摘、

 「日大アメリカンフットボール部の監督やコーチは、権力者ではあったが、権威は持っている人ではなかったということだ」との指摘、

 「 日大自体のお粗末な対応から受けるものも、日大が権威のない権力者たちによって経営されているという印象である」との指摘、

 「国会での官僚たちの対応も同じだった。私たちが日々目にしたのは、権威が失墜した権力者たちの自己保身的な答弁であり、行動だった」との指摘、等々の指摘もよく理解できた。

 最後に筆者の「政府も国会も、さらには政治自体が権威を失っていく今の時代は、次に何をもたたしていくのだろうか」・「権威を失墜させた経済社会は、社会にどのような変動をもたらして行くのだろう」との問いかけは、明るい未来を予測してか、それとも恐ろしい明日を予測してか、そこのところがすごく知りたくなった。


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by sasakitosio | 2018-05-29 06:21 | 東京新聞を読んで | Trackback

5月28日付東京新聞朝刊23面に、「本音のコラム」という欄がある。筆者は、看護師・宮古あずさ氏だ。

 今日は、この筆者に学ぶことにした。

 まず筆者は、「ある週末の訪問看護。一人で暮らす高齢男性の家にうかがい、思わず絶句した。

 床は水浸しならぬ尿浸し、中でぬれた紙パンツをはいた男性が「来るな!てめえ!」と怒鳴っていた。」と切り出した。

 続けて筆者は、「室内はすさまじい臭気で、入るのも躊躇する。正直言えば、そのまま帰りたかった。実際「来るな!」といわれているのだから。

にもかかわらず、そうしなかったのは「卑怯」の二文字が頭をかすめたからだ。しかし、私を待っていたのは、想像以上の苦行だった。

 なにしろ床を拭うものと言っても、ぞうきんしかない。ぞうきんに尿を染み込ませては流しで絞り、を繰り返した。

 その最中、かれは私の目の前で大放尿。めげず拭き続け、なんとか湿っている程度にまで改善した。」と教えてくれる。

 最後に筆者は、「いま思い返しても、決して愉快な作業ではなかった。それでもなんとなく満足なのは「するの、しないの、どっちなの!」と自分を試されるような場面が、私は好きなのだろうと思う。

 この場面で迫られるのは究極の選択にほかならない。これに答えを出す中で、私は自分が「ここは譲れない」と考えている一線を知る。

 尿浸しはできれば勘弁願いたいし、彼の今後も心配である。けれども、何より「卑怯」が嫌いだと分かったのは大きな収穫。卑怯者が上に立つ世の中だからこそ、この一線を守っていきたい。」として締めくくった。

 読んで驚いた。壮絶な老後を一人で送る「老人」、それをだまって介護する「筆者」、双方にびっくりした。
 自分も、妻に先立誰でもしたら、と思うと、他人ごとではなくなった。

 子供や孫たちに、できるだけ負担をかけないようにと、日々健康な毎日を心掛けてはいる。

 「何より「卑怯」が嫌いだとわかったのは大きな収穫」という筆者には、「いいね!」をいくつもいくつも送りたいと、思った。

 


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by sasakitosio | 2018-05-29 06:09 | 東京新聞を読んで | Trackback

5月27日付東京新聞朝刊27面に、「本音のコラム」という欄がある。筆者は、法政大教授・山口二郎氏だ。

 今日は、この筆者に学ぶことにした。

 まず、筆者は、「政府・与党は、いわゆる働き方改革関連法案を力ずくで衆議院の委員会を通過させた。これは、エリートの傲慢という日本の時代精神を象徴している。

 まず、働き方改革という名前そのもの、そしてその中心である高度プロフェッショナル制度は、働く人をモノ同然に扱いたいという経済エリートの傲慢、強欲の産物である。高プロは、一定年収以上の専門職について、定額年報でいくらでも働かせることを可能にする制度である。

 適用範囲が低い所得層に拡大されることは、過去の派遣労働の拡大の歴史に照らしても、確実である。現代の資本主義は、マルクス時代のように、人を無限に使役する野蛮に逆戻りしているようだ。」と切り出した。

 続けて筆者は、「そして、この立法過程は政治・行政のエリートの傲慢を象徴している。

 法案が必要な根拠として厚生労働省が提示した労働実態に関する調査には多くのミスやデタラメが発見された。それにもかかわらず加藤厚生労働大臣は法案を推し進め、国会質疑で野党議員から理詰めの追及を受けると、あさっての返答を繰り返し、審議を崩壊させた。

 そして、過労死被害者の遺族が話し合いを求めても追い返した。

 この法案を推進する政治家と官僚は、国民と野党政治家を対等な人間とは思っていないのである。

 経営者、大臣、官僚はそんなに偉いのか。」として締めくくった。

 読んで同感!

 「高度プロフェッショナル制度は働く人をモノ同然に扱いたいという経済エリートの傲慢・強欲の産物である」との指摘、

 「高プロは、一定年収以上の専門職について、定額俸給でいくらでも働かせることを可能にする制度である」と指摘、

 「適用範囲が低い所得層に拡大されることは、過去の派遣労働の拡大の歴史に照らしても、確実である」との指摘、

 「エリートの傲慢という時代精神を象徴している」との指摘、 

 「そして、この立法過程は政治・行政のエリートの傲慢を象徴している」との指摘、

 等々の指摘はよく理解できた。そして、彼らの傲慢は、放置していいはずがない。が、政権交代を迫る与野党の勢力の姿が、一向に見えないのが残念でならない。

 国民の怒りが弱いし、それを喚起するマスメディア、野党も弱い。これが、日本の時代状況ではあるが、このままでいいはずはないとは、思うのだが!?なんとか、この状況を突破する「思想」「政策」「運動方針」等々を一日もはやく創造したいものだ。


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by sasakitosio | 2018-05-28 06:12 | 東京新聞を読んで | Trackback
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グミの実が甘酸っぱかった!
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大きな実をつける山法師!秋の実りが待ち遠しい!
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ピンクの山法師、花がとてもきれいだ!!
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かりんは秋の実りが楽しみだ!

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by sasakitosio | 2018-05-27 18:28 | 手賀沼をたのしむ | Trackback

5月26日付東京新聞朝刊25面に、「本音のコラム」という欄がある。筆者は、文筆家・師岡カリーマ氏だ。

 今日は、この筆者に学ぶことにした。

 まず筆者は、「昨年中東サウジアラビアの皇太子に就任して以来、大胆な路線変更を決行している若きムハンマド王子。

 3月の訪米でユダヤ教指導者と会談し、「我々が優先するのは対イラン政策。パレスチナ問題ではない」と発言したという。

 パレスチナをめぐり長年イスラエルと対立してきたアラブ・イスラム世界の盟主を自負するサウジ次期国王の言葉に、先方も驚いたようだ。

 またパレスチナには受け入れがたい不条理な解決策を提示し、「受け入れるか、黙るか、どちらかだ」とさえ言ったと報道されている。」と切り出した。

 続けて筆者は、「中東で勢力拡大に邁進するイランの封じ込め等至上命題においてサウジはイスラエルと同志だ。そのためには同胞パレスチナも切り捨てるのか。経済や軍事で米国に依存するアラブ数カ国がこれに同調する。

 この有様では、米国大使館の強引な移転と、多数の市民がイスラエル軍に殺害されたパレスチナ自治区ガザの情勢を受け、アラブ連盟が緊急会議で非難の声を上げても、具体策で足並みがそろわない。」と指摘した。

 最後に筆者は、「アメリカの後ろ盾でやりたい放題のイスラエル政府の暴挙は当然糾弾すべきだ。でも当のアラブ諸国が身内のパレスチナを見捨てているようでは、筋が通らない。

 さらに一部政府が自国民をも抑圧し、アラブ人同士が残酷な戦争を続けていては、まったく説得力がない。」として締めくくった。

 読んで勉強になった。

 「中東サウジアラビアの皇太子ムハンマド王子。3月の訪米でユダヤ教指導者と会談し「我々が優先するのは対イラン政策。パレスチナ問題ではない」と発言したという」とのこと、

 「また、パレスチナに受け入れがたい不条理な解決策を提示し「うけいれるか、黙るか、どちらかだ」とさえ言ったと報道されている」とのこと、 等々を知った。

 アラブ同士の残酷な戦争、自国民の抑圧、パレスチナを見捨てて、等々を見て、イスラム教ってなんだ、という想いだ。信者同志を争いに導くのは教義そのものに原因があるのか、指導者に問題があるのか、見極めたいと思った。

 また、「アメリカの後ろ盾でやりたい放題のイスラエル政府の暴挙」を放置することでたまりつづける「反発のエネルギー」が破裂したときの「破壊力の大きさ」が怖い気がした。


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by sasakitosio | 2018-05-27 06:59 | 東京新聞を読んで | Trackback

5月25日付東京新聞朝刊27面に、「本音のコラム」という欄がある。筆者は、作家で元外務省主任分析官・佐藤優氏だ。

 今日は、この筆者に学ぶことにした。

 まず筆者は、「26日、モスクワで行われる安倍晋三首相とロシアのプーチン大統領との首脳会談は、日本の外交戦略にとって、とても重要な性格を帯びる。

 今回の首脳会談で北方領土問題を劇的に動かすことはできない。しかし、戦略的に領土交渉を進める条件は整っている。」と切り出した。

 続けて筆者は、「ここで重要なのは「三重の戦後処理」という認識だ。北方領土問題には第二次世界大戦と東西冷戦という「二重の戦後処理」を同時に行うという性格がある。これに朝鮮戦争の戦後処理に日本とロシアがコミットするという要因が加わるので「三重の戦後処理」になる。この戦後処理を行って日露の戦略的提携を進めることが日露両国と北東アジア地域の平和と安定にとって重要になる。」と指摘した。

 さらに続けて筆者は、「北方領土問題については、平和条約締結後にソ連(ロシア)が日本に歯舞群島と色丹島を引き渡すことを約束した日ソ共同宣言を基礎にして行うことで合意することが現実的と思う。

 現在、日露両国外務省は北方領土の共同経済活動を行うための法的論議を行っているが、双方が主権問題で譲らないので交渉は停滞している。このあたりで陸上での共同経済活動に関する法的協議をやめて、北方4島周辺の海洋資源利用に関する枠組み作りに転換すべきだ。

 それならば過去に北方4島周辺の安全操業協定という先例があるので、実現も難しくない。」として締めくくった。

 読んで勉強になった。

 「この戦後処理(北方領土問題と東西冷戦と朝鮮戦争の戦後処理)を行って日露の戦略的提携を進めることが日露両国と北東アジア地区の平和と安定に重要になる」との指摘、

 「北方領土問題については、平和条約締結後にソ連(ロシア)が日本に歯舞群島と色丹島を引き渡すことを約束した日ソ共同宣言を基礎にして行うことで合意することが現実的と思う」との指摘、

 「現在、日露両国外務省は北方領土の共同経済活動を行うための法的論議を行っているが、双方が主権門問題で譲らないので、交渉は停滞してる」との指摘、等々を知ることが出来た。

 ただ、日ソ中立条約破棄の問題、子ども頃の「日本漁船拿捕」の問題が、いまだに頭から離れない、一人の読者にとっては、北方領土交渉の経過はなかなかストンといかいない問題だ。

 また、榎本武揚が平和裏のうちに努力締結した「千島樺太交換条約」の存在を、関係者はどのように考えているのか、知りたくなった。


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by sasakitosio | 2018-05-26 07:03 | 東京新聞を読んで | Trackback