憲法の良いとこ発見しませんか?


by sasakitosio

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3月12日付東京新聞社説横に、「太郎の国際通信」という欄がある。筆者は、ジャーナリスト・木村太郎氏だ。今日はこの筆者に学ぶことにした。

 まず筆者は、「トランプ大統領は、本当に根も葉もないことをツイートしているのだろうか。

 最近でも、4日(現地時間)大統領が次のようにツイートした真偽のほどが問われている。」と切り出した。

 続けて筆者は、「「オバマ()大統領が、私の当選直前にトランプタワーの私を盗聴していることが分かった。何も発見できなかったが、これはマッカーシズム(政治的魔女狩り)だ!」

 これに対してオバマ政権の関係者はこぞって否定し、主要マスコミも「根拠のない前大統領誹謗」と連日批判しているが、調べてみると、この大統領のツイートには必ずしも根拠がないわけではないことが分かった。」と指摘した。

 さらに筆者は、「大統領がツイートした前日、ホワイトハウスに近いニュースサイト「フライトバード・ニュース」はオバマ大統領がトランプ政権に対して「静かなクーデターを進行中」と報じている。

 その内容は、元司法長官主席補佐官で保守系メデイアの編集長をしているマーク・レビン氏が自らのラジオトーク番組で伝えたことで、オバマ政権はかねてトランプ氏のロシアとの関係を疑い、昨年6月に外国情報監視法(FISA)に基づく盗聴許可を申請した。

 これは一度はFISA裁判所に却下されたが、オバマ政権は盗聴の対策をトランプタワーの一部の施設に限って申請し直し、昨年10月15日に許可が下りたという」と教えてくれる。

 さらに続けて、「そこで、米連邦捜査局(FBI)や米中央情報局(CIA)など情報機関がトランプタワーの通信を傍受し、オバマ氏がホワイトハウスを去る今年1月20日まで情報収集を続けていたという。

 その情報は、オバマ政権が終了したときにあえて散逸させ、その一部がマスコミに流れてフリン補佐官(国家安全保障担当)を辞任に追い込むことになったとレビン氏は分析する。

 このレビン氏の話の信ぴょう性だが、FBIがトランプタワーの電話盗聴を許可されたということを昨年11月7日、中立系ニュースサイト「ヒートストリート」が特ダネとして伝えていた。

 しかし、何分にも大統領選投票日前日ということで注目を集めなかった。

 その後、英国のBBCや英紙「ガーディアン」などが同趣旨のニュースを伝えていたが、米国の主要マスコミは無視したままだった。」と指摘した。

 最後に筆者は、「今回の大統領のツイートに最も敏感に反応したのがFBIで、コミー長官は司法省にこの問題を取り上げることを拒絶するよう求めたと伝えられたが、それが余計に疑念を生じさせるように思える。

 先月26日のこのコラムで、米国でトランプ政権とオバマ政権の残党の「深みの国」の軋轢が激化してきたとお伝えしたが、この盗聴疑惑はその構図を明確にしたともいえ、今後の展開が興味深い。」として締めくくった。

 読んで勉強になった。

 「FBIがトランプタワーの電話盗聴を許可されたということは昨年11月7日、中立系ニュースサイト「ヒートストリート」が大特ダネとして伝えていた」とのこと、 

 「オバマ政権は盗聴の対象をトランプタワーの一部施設に限って申請し直し、昨年11月15日に許可が下りた」とのこと、

 「今回の大統領のツイートに最も敏感に反応したのがFBIで、コミー長官は司法省にこの問題をを取り上げることを拒絶するよう求めた」とのこと、

 等々を知ることができた。

 アメリカ社会の権力中枢の奇怪さを改めて知り、筆者が前にこのコラムで取り上げた「深みの国」のはなしの信ぴょう性が出てきたような気がした。。


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by sasakitosio | 2017-03-16 13:55 | 東京新聞を読んで | Trackback

3月15日付東京新聞朝刊29面に、「本年のコラム」と言う欄がある。筆者は、文芸評論家・斉藤美奈子氏だ。今日はこの筆者に学ぶことにした。

 まず筆者は、「「東の豊洲」と「西の豊中」ってなんだか似てない?多くの人が感じていることだろう。

 豊洲は東京都が破格の高額で買い上げた築地市場の移転予定地。豊中は国が不当な安値で払い下げた森友学園の小学校建設予定地だった土地。

 疑惑がらみの土地売買である点も、背後に政治家の関与がちらつく点も似ているが、さらなる共通点は土壌汚染や地下のゴミなど、問題の多い土地だった点である。

 片や卸売市場、片や小学校ですからね。

 通常以上にクリーンであるべきなのに、なぜこんなダーティーな土地が選定されたのか理解に苦しむ。」と切り出した。

 続けて筆者は、「豊洲の場合は、銀座に近くて利用価値の高い築地を有効活用するため、市場を移転させたかった都と、洗浄が必要な工場跡地が高値で売れるならラッキーと考えた東京ガスの思惑が一致した?

 豊中の場合は、学校用地を早く安く取得したい学園と、使い道のない国有地を手放したい国の思いが一致した?

 ここは伊丹空港の元騒音対象地で、過去にはゴミの投機が絶えない池沼だったという話もある。」と教えてくれた。

 最後に筆者は、「いずれにしても「わけあり物件」だからこそ生じた政官民の不正疑惑。

 そこで鮮魚を扱う業者や学校生活を送る児童のことはまるで考慮されていない。

 もしかしてこれは氷山の一角ではないのか。

 二か所であったことが三か所であっても不思議ではない。」として締めくくった。

 読んで面白かった。

 豊洲と豊中の共通点として筆者が挙げた、

 「疑惑がらみの土地売買である」こと、

 「背後に政治家の関与がちらつく」こと、

 「土壌汚染や地下のゴミなど、問題の多い土地だった」とのこと、等々は確かにその通りだ、と思った。

 ただ、豊洲は都民の税金が破格の高値で買い上げ、豊中は国有地を破格の安値で売り払い、ともに公共の資産や財政が損なわれた、と言う点も共通している。

 まだ、両方とも「劇場」は、しばらく幕になりそうもない。何せ、キャラも多彩だし、ネタも新鮮だし、まだまだ観客を楽しませてくれそうだ。楽しみにしていた、籠池理事長の独り舞台(記者会見)、ドタキャンはがっかり。

 ますます、マスメデイアの調査報道の出番がつづく! ために、テレビを見る機会が多くなった。


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by sasakitosio | 2017-03-16 06:40 | 東京新聞を読んで | Trackback

3月14日付東京新聞朝刊29面に、「本音のコラム」と言う欄がある。筆者は、ルポライター・鎌田慧氏だ。 今日は、この筆者に学ぶことにした。

 まず筆者は、「首相夫人は水戸黄門の助さん格さんのような政府職員を介助役に全国を漫遊。

 講演先の幼稚園は子どもたちに「安倍首相ガンバレ!安保法制国会通過よかったです」と叫ばせていた。

 まるで独裁国家のミニチュア版。」と切り出した。

 続けて筆者は、「経営者は安倍内閣を支える日本会議幹部の一員。政治家を使って国有地を格安で払い下げさせたのが露見して「安倍晋三記念小学校」の存在が明らかになった。

 さすがに「安倍」の冠は外されたが、名誉校長の安倍夫人はホームページで「優れた道徳教育を基として、日本人として誇りを持つ、芯の通った子どもを育てます」と生徒募集の広告塔を務めていた。

 それでも首相は「妻は私人」と言い張る。

 教育勅語教育に感激して感謝状を贈った稲田朋美防衛大臣の夫は、この幼稚園の顧問弁護士。

 こっちも「夫は私人」と言い抜ける。責任を妻や夫に押し付けるのは追い詰められた政治家の常套手段だ。」と指摘した。

最後に筆者は、「世論の追及に小学校の認可申請は取り下げられた。が、問題は政治家を利用した経営者の去就ではなく、教育を支配しようとした政治に動きだ。

 戦後、国家に従属しない教育を目指したのが教育基本法だった。憲法を支える教育理念を破壊したのが第一次安倍政権。

 いま国の為に死ぬ教育勅語を復活させようとしている。腐敗の土壌に建設された「安倍記念小学校」の崩壊がなにか象徴的だ。」として締めくくった。

 読んで勉強になった。

 「名誉校長の安倍夫人はホームページで「優れた道徳教育を基として、日本人としての誇りを持つ、芯の通った子供を育てます」と生徒募集の広告塔を務めていた」とのこと、

 「教育勅語に感激して感謝状を送った稲田朋美防衛大臣の夫はこの幼稚園の顧問弁護士」とのこと、等々を知れば、籠池理事長ならずとも事業の先行きに希望と自信を持つはずだ、と思った。

 ただ、平和には女神が似合う。だから、一般的に女性は平和好きと思っていたが、首相夫人と言え、稲田朋美防衛大臣の行動を見ると、人それぞれなんだなあ、と思った。

 また、いまだにアイヒマンの住んでいたアパート近くの大通りに「等身大の真新しい写真」を掲示しているドイツのように、徹底した戦争の原因と結果の責任の追及がなされていない「日本の戦後」のひずみが、今出ているような気がした。


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by sasakitosio | 2017-03-15 07:17 | 東京新聞を読んで | Trackback

3月14日付東京新聞朝刊13面に、「論説委員のワールド観望」という欄がある。筆者は、加藤直人氏だ。

 今日は、この筆者に学ぶことにした。

 まず筆者は、「中国で覚せい剤を運ぼうとしたとして麻薬運搬罪で起訴され「懲役15年以上か無期懲役または死刑」を求刑された愛知県の元市議、桜木琢磨被告(73)。拘留期限が10回も延期され、起訴から2年8か月を超えても判決が言い渡されない異常事態が続く。

 習近平政権は「依法治国」を強調しているが、桜木被告の裁判は共産党の意向が法の優先されるまやかしの「法治」の実態を浮き彫りにしているかのようだ。

 中国の法律は起訴から遅くとも3カ月以内に判決を出すよう定めているが、死刑の可能性がある重大事件は最高人民法院の判断で延長も可能だ。とはいえ、「事件が複雑で証拠を確認する必要がある」と毎回同じ理由で10回も拘留期限を延長したのは人権侵害も甚だしく、弁護人が「判決を先延ばししているだけ」と批判するのは当然だ。

 長期裁判の背景について、外交関係者や中国学者の間では「外国の公職者に死刑を含む求刑をしながら無罪判決を出すことに、党内部で慎重審理を求める声がある」「両国関係への政治的影響を考慮している」なども味方がある。

 中国の裁判の実態をよく考察しているともいえるが、政治の風向きが司法判断に影響を与えていいはずもない。

 中国共産党は「党の指導が社会主義法治の最も本質」と公言するが法より優先される党の意向を法を通じて強権的に実現することが中国の言う法治であるなら、本質的には「人治」と変わらないだろう。

 一貫して無罪を主張する桜木被告は昨年初め、手記で「苦汁をすするような生活、この辛抱はいつまで?いつか限界に、と憔悴するこの頃です」と嘆いた。」と教えてくれる。

 続けて筆者は、「中国で法治といえば、紀元前4世紀に法家思想をもとに秦天下統一の礎を築いた商鞅が思い浮かぶ。

 末路は哀れであった。

 秦から逃亡し関所の宿に泊まろうとしたが、「商鞅様の法で通行手形を所持しない人は止められません」と断られ、最後は車裂きの刑に処せられる。

 商鞅は「法を為すの弊、一に此に至れるか」との言葉を残し、厳格な法が自身の身を滅ぼした悲運を嘆いた。

 商鞅の故事は理想的な政治支配の方法として法家が主張した法治の形式主義とその弊害を示す。

 だが、習政権の唱える法治は文革時代の政治が人治と批判されたことを踏まえ、法治を装った人治に過ぎないともいえる。」と指摘した。

 最後に筆者は、「中国の裁判でも「疑わしきは被告人の利益に」との刑事裁判の原則は採用されている。

 弁護人は、「検察は桜木被告が覚醒剤の存在を知っていたと明確に立証できなかったのだから、裁判所は無罪判決を出すべきだ」と繰り返し求めるが、中国流の法治の下では判断先送りが続く。

 法治の弊を嘆いた商鞅の時代から2400年余。

 広州の拘置所に閉じ込められたままの桜木被告は「助けのない感じだ。こんな状態が終わる日はくるのか」と、商鞅と対照的に真の法治が貫かれぬ現状を嘆いている。」として締めくくった。

 読んで勉強になった。

 「愛知県の元稲沢市議・桜木琢磨(73)が、麻薬運搬剤で起訴され「懲役15年か無期懲役または死刑」の求刑を受け、拘留期限が10回の延期され、起訴から2年8か月を超えても判決が言い渡されていない、こと。

 一貫して無罪を主張する桜木被告は昨年初め手記で「苦汁をすするような生活。この辛抱はいつまで?いつか限界に、と憔悴するこの頃です」となげいている、とのこと。等々を初めて知った。

 一国としては最も多くの都市を訪れ、訪問回数もおおい中国で、同じ年代の桜木琢磨さんが、麻薬運送罪に問われ外国の地で2年8か月も拘留されている、とのこと。どこでどう間違えたのか分からないが、結果として、気の毒でならない。一日も早い無罪放免を祈りたい。

 また、秦から逃亡し関所の宿に泊まろうとしたが「商鞅様の法では通行手形を所持しない人は泊められません」と断られ、最後は車裂きの刑に処せられた、との「商鞅の故事」を知ることができた。

 そして、中国では「法治」は、「放置」に通じることを教えてもらった。


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by sasakitosio | 2017-03-15 06:42 | 東京新聞を読んで | Trackback

3月11日付朝日新聞15面に。「風」と言う欄がある。筆者は、アメリカ総局長・山脇岳志氏だ。

 今日はこの筆者に学ぶことにした。

 まず筆者は、米国市民であろうが、まだ日本国籍のままであろうが、彼らは危険だ。日本人は、全滅するまで米国にとって懸念材料であり続ける」

 ワシントンの中心部、スミソニアン国立歴史博物館での特別展「不正を正す(Righting a Wrong)」の主展示室はそんなパネルから始まる。

 第2次大戦中の1943年、ジョン・デウィット中将が語った言葉である。デウィット中将は、米国西部で、日本人の強制収容所を進めた責任者だった。

 75年前の2月19日は、日系人の強制収容につながる大統領令9066号が発令された日にあたる。来年の2月19日まで特別展は続く。」と切り出した。

 続けて筆者は、「 戦時中,約12万人の日系人が全米10か所の強制収容所に送られた。このうち約3分の2の日系人は米国生まれで、米国の市民権を持っていた。

 米国人であろうがなかろうが、日本という国に関係しているというだけで、強制的に収容され、有刺鉄線の中で暮らさなければならなかった。その生活は最長で4年続いた。

 デウィット中将のパネルの向かいには、大統領令の原本と複製が展示されている。さらに進むと、収容所で撮影された当時の写真や、収容された人が作った手彫りの工芸品、兵士の無事を祈って作られた千人針などが展示され、収容所の暮らしぶりが紹介されている。

 博物館で、展示が開始された日、コロラド州などの強制収容所で暮らしたロバート・フチガミさんの姿があった。

 収容されたのは12歳のとき、どこに行くのか知らされず、鉄道の駅に集合するように言われた。旅行に行くと思ったという。

 母は大切にしていた着物などをトランクに詰めて収容所に送ったが、到着したときトランクのカギは壊され、中身はなかった。自宅や農場も失った。

 フチガミさんが懸念しているのは、トランプ大統領が出した大統領令である。

 中東・アフリカ諸国の市民の入国を一時的に禁じた大統領令について「我々が過去に標的とされたのと同様に、いま、イスラム教徒の人々が標的にされている。

 イスラム教徒は危険だというプロパガンダが広められている」と語った。

 展示室は、レーガン大統領と日系人たちが写っている大きな写真パネルで締めくくられている。

 1988年、レーガン大統領氏は日系人収容の誤りを認め、1人2万ドルを補償する法案に署名した。強制収容から半世紀近くたったとはいえ、誤りを公式に認めたことは、認めないよりもずっと良い」教えてくれる。

 最後に筆者は、「館長のジョン・グレー氏は「最も重要な教訓は、過ちが起きた過去を調べ、理解することです」と話す。

 「それが未来における過ちを防ぐことにつながる」。

 自分自身が向き合いたくないことについても、調べようという意思を持つのが大事だとグレー氏は言う。

 トランプ氏は、選挙中、日系人強制収容所の是非について質問され、答えを避けた。

 この特別展は、トランプ大統領にこそみてもらいたいのだが。」として締めくくった。

 読んで勉強になった。

 「ワシントンの中心部、スミソニアン国立アメリカ歴史博物館での特別展「不正を正す(Righting a Wrong)」が開催中であり、来年の2月19日まで特別展は続くとのこと。

 「75年前の2月19日は、日系人の強制収容につながる大統領令9066号が発令された日にあたる」とのこと。

 「戦時中、約12万人の日系人が全米10か所の強制収容所に送られた。このうち約3分の2の日系人は米国生まれで、米国の市民権を持っていた」とのこと。

 ロバート・フチガミさん、当時12歳が強制収容所に送られたとき、「母は大切にしていた着物などをトランクに詰めて収容所に送ったが、到達したときトランクの鍵は壊され、中身はなかった。自宅や農場も失った」とのこと。

 「1988年、レーガン氏は、日系人収容の誤りを認め、1人2万ドルを補償する法案に署名した」とのこと。等々のことを知ることができた。

 今6月の発表会の準備で、内村鑑三ゆかりのものを調べているが、講談の中で、内村鑑三が「戦争は善良な国民や、若者をけだものにする、だから絶対反対しなければならない」と言っていたことを思い出した。

 米国での「日系人の強制収容」、ドイツでの「アウシュビッツ」、日本にかかわる「南京大虐殺」「従軍慰安婦」問題、等々すべて戦争が元であった、と思う。

 だから、憎むべきは戦争であり、責任を問われるべきは戦争始めた人々ではないか、と思っている。

 

 

 


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by sasakitosio | 2017-03-14 07:28 | 朝日新聞を読んで | Trackback

3月13日付東京新聞朝刊25面に、「本音のコラム」と言う」欄がある。筆者は、看護師・宮古あずさ氏だ。

 今日はこの筆者に学ぶことにした。

 まず筆者は、「訪問介護で関わっている90歳の男性は、在宅支援を活用しての独居。

 本人はお気に入りの暮らしで、家でぽっくり逝くのが夢だと言う。

 ある日、ヘルパーの女性が家に入ると、男性は全裸。

 驚いて外に出ると「とげぬき地蔵に行こう」といいながらついてきたという。いつになくしっかりした足取りだったそうだ。」と切り出した。

 続けて筆者は、「ケアマネージャーから、訪問看護室にすぐ相談が来た。治療で良くはならないだろうか」。残念ながら主治医の答えはノー。

 彼は精神科に通院しているが、診断は認知症。他に精神疾患はなく、効果的な治療はない。

 芳しくない回答だったが、ケアマネージャーはすぐに納得してくれた。以来、訪問する支援者は原則男性。

 職員の安全を確保しつつ、家で暮らせるのが目標だ。

 一方、似た状況で、「今すぐ入院させてほしい」と詰め寄る支援者もいる。

 全裸で外は迷惑だが、それだけで他害とまでは言えない。全裸で外に出ただけで、即強制入院は無理。いくら言っても分かてもらえない」と教えてくれる。

 最後に筆者は、「ただ、私の感覚もかなり緩い。

 認知症のお年寄りがたまに全裸で外に出るくらい、大目に見てほしいと思てしまう。

 在宅の支援は、利用者にきちんとしてほしいとねがうほどハードルがあがる。

 周囲が何でもありと思えば、家にいられる人はもっとふえるだろう。」として締めくくった。

 読んで勉強になった。

 そして他人ごとでないと思った。

 マイホームで這いずっても、独り暮らしでも、施設暮らしはしたくない、と思っている「年寄り」の一人だから。

 「ある日、ヘルパーの女性が家に入ると、男性は全裸。驚いて外に出ると、「とげぬき地蔵に行こう」と言いながらついてきたという。」とのこと。その時の看護師さん、本人、出合った周囲の人々、がどのような反応を示したか、できるだけ正確に知りたいものだと、思った。自分の近未来の参考のために。

 


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by sasakitosio | 2017-03-14 06:38 | 東京新聞を読んで | Trackback

3月10日付朝日新聞社説に、稲田防衛大臣の資質のことが載った。今日はこの社説を学習することにした。

 まず社説は、「稲田防衛相に閣僚としての資質があるのか。重大な疑義を抱かざるを得ない発言である。

 稲田氏は8日の予算委員会で、教育勅語について次のように語った。

 「日本が道義国家を目指すというその精神は今も取り戻すべきだと考えている」

 「教育勅語の精神である道義国家を目指すべきでること。

 そして親孝行だとか友達を大切にするとか、そういう核の部分は今も大切なものとして維持しているところだ」

 天皇を頂点とする国家を目指し、軍国主義教育の根拠となったのが教育勅語だ。明治天皇直々の言葉として発布され、国民は「臣民」とされた。

 親孝行をし、夫婦仲良く。そんな徳目が並ぶが、その核心は「万一危急の大事が起こったならば、大儀に基づいて勇気をふるい一身を捧げて皇室国家のために尽くせ」(戦前の文部省訳)という点にある。

 いざというときには天皇に命を捧げよーーーー。それこそが教育勅語の「核」にほかならない」と切り出した。

 続けて社説は、「稲田氏のいう「道義国家」がなんなのかは分からない。ただ、教育勅語を「全体として」(稲田氏)肯定する発言は、国民主権、平和主義、基本的人権の尊重という憲法の理念と相いれない。

 教育勅語は終戦後の1948年、衆院で排除の、参院で失効確認の決議がされた。

 衆院決議は勅語の理念は「明らかに基本的人権を損ない、且つ国際信義に対し疑点を残す」とした。

 当時から、「いいことも書いてある」などとする擁護論もあった。

 これに対し、決議案の趣旨説明に立った議員は「勅語という枠の中にある以上、勅語そのものがもつ根本原理は認めることができない」と言い切っている。

 当時の文相も、「教育勅語は明治憲法を思想的背景としており、その基調において新憲法の精神に合致しないのは明らか」と本会議で答弁した。」と教えてくれる。

 最後に社説は、「こうした議論を踏まえることなく、勅語を称揚する姿勢は閣僚にふさわしいとは思えない。

 まして稲田氏は自衛隊を指揮監督する立場の防衛相である。

 軍国主義の肯定につながる発言は国内外に疑念を招く。

 安倍政権では、教育勅語を擁護する発言が続く。

 2014年に当時の下村博文・文科相は、勅語が示す徳目について「至極まっとう。今でも十分通用する」などと語った。

 こうした主張は政権全体のものなのか。

 安倍首相は明確な説明をすべきだ。」として締めくくった。

 読んで勉強になった。

 「天皇を頂点とする国家をめざし、軍国主義教育の根拠となったのが教育委勅語だ」とのこと、

 「その核心は「万一危急の大事が起こったならば、大儀に基づいて勇気をふるい一身を捧げて皇室国家の為につくせ」(戦前の文部省訳)」とのこと、

 「教育勅語は終戦後の1948年、衆院で排除の、参院で失効確認の決議がされた」とのこと、

 「衆院決議は勅語の理念は「明らかに基本的人権を損ない、且つ国際信義に対して疑点を残す」とした」とのこと、

 「当時の文相も「教育勅語は明治憲法を思想的背景としており、その基調において新憲法の精神に合致しないのは明らか」と本会議で答弁した」とのこと、

 等々を知ることができた。

 そして、「教育勅語を「全体として」(稲田氏)肯定する発言は、国民主権、平和主義、基本的人権」の尊重という憲法の精神と相いれない」との社説の指摘は、よく理解できた。大臣として、稲田朋美氏はいかがなものかと、思った。


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by sasakitosio | 2017-03-13 06:37 | 朝日新聞を読んで | Trackback

3月12日付東京新聞朝刊27面に、「本音のコラム」という欄がある。。筆者は、法政大教授・山口二郎氏だ。今日は、この筆者に学ぶことにした。

 まず筆者は、「森友学園問題を契機に、あの幼稚園で教え込んでいた教育勅語の評価が政治問題となった。

 稲田防衛相が国会質疑で、

 「日本は道義国家を目指すという教育勅語の精神は、今も取り戻すべきだと考えている」と述べたことにあきれた。」と切り出した。

 続けて筆者は、「友達を信じ合いといった個々の教えだけを取り出して、勅語は現代にも通用すると主張するのは、勅語の評価を根本的に誤っている。

 教育勅語の本質は、戦前の日本において天皇こそあらゆる道徳の源泉であることを宣明している点にあり、一般国民、あるいは臣民には天皇のために命を投げ出すことが美徳だと押し付けている。

 聖書や論語にも人倫が気当てあるのだから、同様の人倫を謳っている教育勅語も尊いという議論も見当違いである。

 キリスト教や儒教を信じるかどうかは個人の自由である。しかし、戦前の日本では勅語を否定する者は非国民として排斥されたのである。」と指摘した。

 最後に筆者は、「安倍首相は同盟国を訪問するたび、民主主義、基本的人権などの価値観を共有するという。

 これらの価値観と教育勅語は絶対に相いれない。

 防衛相が教育勅語を復活させたいというなら、それは安倍首相の価値観に対する挑戦である。

 深刻な閣内不一致であり、首相は防衛相を罷免すべきである。あの戦争の甚大な犠牲の上に確立したはずの国民主権はいったい何なのだ。」として締めくくった。

 読んで勉強になった。

 「安倍首相は同盟国を訪問するたび、民主主義、基本的人権などの価値観を共有すると言う。これらの価値観と教育勅語は絶対に相いれない」との筆者の指摘は、よく理解できた。

 とすれば、「防衛相が教育勅語を復活させたいというなら、それは安倍首相の価値観に対する挑戦である」との指摘は、その通りだ。

 安倍首相の側から、防衛相罷免の声は全く聞こえてこない。摩訶不思議な安倍内閣、安倍総理大臣だ。

 


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by sasakitosio | 2017-03-13 06:05 | 東京新聞を読んで | Trackback

3月11日付東京新聞朝刊27面に、「本音のコラム」という欄がある。筆者は、アナウンサー・師岡カリーマ氏だ。今日は、この筆者に学ぶことにした。

まず筆者は、「彼女たちのその後が気になる。昨年10月、中東の産油大国サウジアラビアから「若い女性が二人で韓国へ逃走」したのだ。

 これは一大事、なぜそんなことが可能だったのかとアラビア語メデイアは沸いた。

 サウジの女性は父や夫など男性の保護者の同伴又は許可なしに出国することはできないからだ。

 「イスラムの教義にのっとった保護制度だ」というが建前にすぎない。

 例えばサウジは女性の運転も禁じているが、イスラム世界にそんな国は他にない。そこから、20歳の女性が二人、法を破って脱出したのだから「韓流ファンだった」とはいえ観光目的ではあるまい。

 朝大学に行くと言って出掛けたまま帰らず、後に出国が判明。保護者の許可は、内務省が発行するスマホ用旅券申請アプリを使い、父親の端末でひそかに取得したという、あっぱれ。」と教えてくれる。

 続けて筆者は、「地元ソーシャルメデイアは、激励派と糾弾派に割れた。後者は伝統と信仰を掲げるが、私のように別のアラブの国で比較的自由に育った者には受け入れがたい。

 許可なしには、治療を受けられないことさえあるサウジの「保護制度」。廃止を求めて声を上げ始めた女性たちが頼もしい。だが道は険しく、拘束される活動家もいる。明日から来日する国王は改革に前向きだと言われるが、国内のかたくなな超保守派の根強い抵抗を切り崩すのは難しい。」として締めくくった。

 読んで勉強になった。

 「サウジの女性は父や夫など男性保護者の同伴又は許可なしに出国することができない」とのこと、

 それが「イスラムの教義にのっとった保護制度」とのこと、

 「男性の許可なしには、治療を受けられないことさえあるサウジの「保護制度」」とのこと、等々を初めて知った。

 出かける前にガイドブックやネット等、日本で使える手段を使い情報を得て、イスタンブールとカイロ一人旅で、歩き回り、トラムに乗り、モスクを遠巻きに眺めてきた。サウジにはまだ行ってはいないが、サウジの「保護制度」は保護という名の「女性の人権侵害」ではないかと、思った。

 そこを、掻い潜って韓国へ逃走した「若い女性二人」は、あっぱれ、あっぱれ!

 未知なる世界はまだまだ広くて深い、地球は狭くなったけど。自分にとって、生きていることの楽しみの一つが、未知との遭遇である。まだまだ、世界には面白いことがありそうで、楽しい。


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by sasakitosio | 2017-03-12 07:48 | 東京新聞を読んで | Trackback

3月10日付東京新聞朝刊26面に、「ニュースの追跡」という欄がある。

 今日は、この記事に学ぶことにした。

 まず記事は、「稲田朋美防衛相が8日の参院予算委員会で、戦前の教育理念を示した「教育勅語」について問われ、「核の部分は取り戻すべきだ」との持論を披露した。教育勅語は国民主権や基本的人権などの憲法理念に反するという理由から敗戦後、国会でも否定された経緯がある。稲田氏の大臣としての資質が問われそうだ。(木村留美)

 「教育勅語の精神は親孝行、友達を大切にする、そして高い倫理観で世界中から尊敬される道義国家を目指すことだ」

 大阪市の学校法人「森友学園」が運営する幼稚園で園児が教育勅語を暗唱させられていたことに関連し、8日の予算員会で社民党の福島瑞穂議員から問われた稲田氏はこう答えた。

 さらに福島氏から「戦前に戦争への道あるいは国民の道徳の規範となって問題を起こしたという認識はあるのか」ととわれると、「そうゆう一面的な考え方をしていない」と否定した。」と切り出した。

 続けて記事は、「教育勅語の書き出しは「朕惟フニ」で始まる。

 「私(天皇)が思うには」という意味だ。

 文中では「爾臣民」と「天皇に支配される民」という表現もある。

 こども教育宝仙大学の佐野道夫教授(教育学)は「天皇が国民に道徳規範を与えたという形式をとっていること自体そもそも問題だ」としたうえで「父母への孝行なども書かれてはいるが、重要なのは危機の際に天皇の為に死ぬことを強調している部分」と解説する。

 「現行の憲法下では天皇の存在も変化した。教育勅語は戦後の憲法原理である国民主権などと照らしても相いれない」

 近代史研究者の辻田真佐憲氏は、稲田氏が教育勅語について「世界中から尊敬される道義国家を目指すこと」と解釈することに違和感を拭えないと話す。

 「教育勅語が作られた1890年当時日本は、植民地一歩手前の小国だった。世界から尊敬など考える余裕はなく、妥当な教育方針が模索された。教育勅語をしっかり読んだことがあるのだろうか」」と指摘した。

 さらに記事は、「ただ、稲田氏の持論は過去の発言とも整合する。2006年9月4日の産経新聞によると同年8月に開催されたシンポジウムでエリートの条件について大学教授の主張を引用する形で言及。

 いざというときに祖国のために命をささげる覚悟があることを挙げ、「そういう真のエリートを育てる教育をしなければならない」と発言している。

 こうした稲田氏の考えが森友学園の教育方針となさなるのは、人脈的にもうなずける。その核にあるのは保守系団体「日本会議」だ。

 同団体は教育勅語を尊重しており、森友学園理事長の籠池泰典氏は同会議の運営委員。

 市民団体「子どもと教科書全国ネット21」の俵義文氏によると、稲田氏は同会議の友好団体である「日本会議国会議員懇談会」のメンバーで、同懇談会メンバーに安倍晋三首相も名を連ねている。

 ちなみに同首相夫人の昭恵さんが森友学園の運営する幼稚園を訪れ、「毎朝。君が代を歌い、教育勅語、論語などを暗唱」などと教育内容を称賛していたことは周知の事実だ。」と指摘した。

 最後に記事は、「辻田氏は「教育勅語を歴史の一部として扱うことは理解できるが、暗唱させたり、教育の根本に取り入れることは危うい。一部の政治家らが道徳の支えと称賛しているが、教育勅語のあった戦前も凶悪犯罪は少なくなかった」と話す。

 「彼女はこうした思いを抑えられない。そうした人物が内外の注目を浴びがちな安全保障の要職についていることは危うく、資質を問われかねない」として締めくくった。

 読んで驚いた。

 8日の予算委員会で社民党の福島瑞穂議員から問われた稲田氏が、「教育勅語の精神は親孝行、友達を大切にする、夫婦仲良くする、そして高い倫理観で世界中から尊敬される道義国家を目指すことだ」と答弁したとのこと。若くて、女性で、弁護士の稲田氏が、こういう思いを抑えられない人だということ、その人物が内外の注目を浴びがちな安全保障の要職についていること、これには驚きと不安を感じた。日本の指導的地位にある人々が、いまだに教育勅語をありがたがっていることに、がっかりした。過去は、学習し、乗り越える対象に過ぎない、と思うのだが。

 日本におけるトランプ現象を目の当たりにしたような気分だ!?


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by sasakitosio | 2017-03-11 07:29 | 東京新聞を読んで | Trackback