不正に優しい民意<日本の多数の民意は、国会議員の不正に非常に寛容で、立候補を認め、当選までさせてしまう。こんな民意とどう向き合うべきなのだろうか。>
2026年 02月 27日
2月26日付東京新聞朝刊21面に、「本音のコラム」という欄がある。筆者は青学大名誉教授・三木義一氏だ。
今日はこの筆者に学ぶことにした。
まず筆者は、「お客様や、選挙民は神様です、という扱いを受ける民意が示された。負けた政党は反省しろ、という。確かに、民意は尊重すべきかもしれないが、裏金議員を大量に出馬させた党を大勝させるような民意をなぜマスコミはきちんと批判できないのだ。
2022年の参院選では、民意はNHK党に125万票も投じた。その後、党首は兵庫県知事選に出馬し、それ以降に起きた混乱、知っての通りだ。大多数の選挙民は自分たちの代表に高潔さを求めず、自分たちのやりたいことをやってくれそうな人なら、多少の不正など問題にすくことなく票を入れたようだ。」と切り出した。
続けて筆者、「国会議員というのは、私のような出来の悪い人間とは異なり、国家的見地から国の方向性を決めてくれる人だから、なによりも高潔で判断力の優れた人にお願いしたかった。
当選後支持者に拘束されずに、より高い視点から国のために決断することはあるだろうが、不正だけは許せない。」と指摘した。
最後に筆者は、「1回ぐらいの不正で選挙に出られないのはかわいそうなのではなく、1回でもダメなのだ。国会議員というのはそれほど重い重責を負うし、1回やる人は必ずまたやるからだ。しかし、日本の多数の民意様は、国会議員の不正には非常に寛容で、立候補を認め、当選までさせてしまう。 こんな民意とどう向き合うべきなのだろうか。」と疑問を呈した。
筆者の思いに共鳴しながら、考えた。
「民意は尊重すべきかもしれないが、裏金議員を大量に出馬させた党を大勝させるような民意をなぜマスコミはきちんと批判できないんだ。」とのこと、
「2022年の参院選では、民意はNHK党に125万票も投じた。その後、党首は兵庫県知事選に出馬し、それ以降に起きた混乱は、知っての通りだ。」とのこと。
「大多数の選挙民は自分たちの代表に高潔さを求めず、自分たちのやりたいことをやってくれそうな人なら。多少の不正など問題にすることなく票を入れたようだ。」とのこと、
等々を知ることができた。
そして筆者は、「選挙後支持者に拘束されず、より高い視点から国のために決断することはあるだろうが、不正だけは許せない。1回ぐらいの不正で選挙に出られないのはかわいそうのではなく、1回でもダメなのだ。国会議員というのはそれほど重い職責を負うし、一回やる人は必ずまたやるからだ。」と指摘し、
「しかし、日本の多数の民意様は、国会議員の不正には非常に寛容で立候補を認め、当選までさせてしまう。
こんな民意とどう向き合うべきなのだろうか。」と疑問を呈した。
筆者の指摘には賛同し、疑問には共鳴しながら、戦中生まれの一高齢読者の私も考えた。
団体の方針や予算を決めるのに、代表選んで選ばれた代表達が決めるいう「間接民主主義」の限界が露呈しているのではないか、と私は思っている。
どうすれば、賢明な民意が国政や地方自治体の政策決定や行政執行に反映できるのか、マスメディアや学者文化人など有識者の英知を結集して、解決策を見出していただけないものか、私は思った。

