日本選手の活躍の陰で<ナチスのベルリン五輪など国家にはスポーツは最高の政治宣伝の場です。五輪憲章の「政治的・宗教的・人種的なデモや宣伝の禁止」は線引きが難しい>
2026年 02月 21日
2月2日付東京新聞朝刊21面に、「本音のコラム」という欄がある。筆者は、ジャーナリスト・北丸雄二氏だ。今日はこの筆者に学ぶことにした。
まず筆者は、「「スポーツに政治を持ち込むか」「面倒くさい話は邪魔」と言うことなんでしょうが、ナチスのベルリン五輪など国家にはスポーツは最高の政治宣伝の場です。五輪憲章の「「政治的・宗教的・人種的なデモや宣伝の禁止」は線引きが難しい」と切り出した。
続けて筆者は、「▼今回の五輪でウクライナ選手がロシア侵攻犠牲者20人以上のアスリートを描いたヘルメットで公式練習に出て失格となりました。
開会式ではイスラエル選手が54年前のミシュラン五輪テロの犠牲となった同法選手の名入り帽子で登場していたのに
▼米国の男子スキー選手はトランプ強権下にあって「いま米国を代表するのは複雑」「国旗着用でも米国政策の代表ではない」と記者会見で話し、トランプから「真の負け犬」と罵るられました
▼LGBTQ+を公言する選手も冬季五輪史上最多の49人が奮闘中。
女子フィギア団体金メダル獲得の米アンバー・グレン選手はトランプのLGBTQ+弾圧を指弾し「人権のための団結と闘い」を訴えます。
カナダのバイアスロン女子選手もライフルにLGBTQ+の虹の旗のシールを貼って協議しました。」と教えてくれる。
最後に筆者は、「▼政治を持ち込めば際限がない。でも政治でないスポーツもあり得ない。「政治に無縁の詩を書くには鳥の声聴かねばならない。鳥の声を聞くには戦闘機は沈黙せねがならない」というパレスチナの詩人の言葉がSNSで流れてきました。」として締めくくった。
読んで勉強になった。
「今回の五輪でウクライナ選手がロシア侵攻犠牲者20人以上のアスリートを描いたヘルメットで公式練習に出て失格となりました。」とのこと、
「米国の男子スキー選手はトランプ強権下にあって「いま米国を代表するのは複雑」「国旗着用でも米国政策の代表ではない」と記者会見で話し、トランプから「真の負け犬」と罵られました」とのこと、
「LGBTQ+を公言する選手も冬季五輪史上最多の49人が奮闘中。女子フィギェア団体金メダル獲得の米アンバー・グレン選手はトランプのLGBTQ+弾圧を指弾し「人権のための団結と闘い」を訴えます。」とのこと、
「カナダのバイアスロン女子選手もライフルにLGBTQ+の虹のシールを貼って競技しました」とのこと、
等々を知ることができた。
そして筆者は、「政治を持ち込めば際限がない。でも政治でないスポーツもあり得ない。「政治に無縁の詩を書くには鳥の声聴かねばならない。鳥の声を聴くには戦闘機は沈黙せねばならない」というパレスチナの詩人の言葉がSNSで流れてきました。」と指摘した。
筆者の指摘に刺激されながら、一高齢読者の私も考えた。
「 政治に無縁な詩を書くには鳥の声を聴かねばならない。
鳥の声を聴くには戦闘機は沈黙せねばならない」とのパレスチナの詩人の言葉があることを、この欄で初めて知った。
戦中生まれの、戦争を経験しないまま老後を迎えている日本人の私には、小学生のころ戦闘機を始めてみたのは朝鮮戦争の際アメリカのB29がふるさと新潟の上空を飛んでいるのぐらいだ。鳥の声は朝、昼、夕方とほぼ毎日聞いている。
そしてガザやウクライナで爆弾で破壊された町や殺傷された人々を映像ニュースで見るたびに、戦争という国家に依る殺人をなぜ人類は止められないのだろうか?戦争を人類の歴史から一日も早くなくしたい。幸い日本は平和憲法の存在とこれを護持しようという諸先輩のおかげで、私は戦争のない日本で老後を迎えることができた。世界から戦争を亡くし、子供や孫たちにも平和の裡に老後を迎えてもらいたいと願っている。そのために、私たちは何をすればいいのか?日本中の英知を結集して、平和憲法を世界へ未来へと継承できたらいいなあ~と私は思っている。

