熱狂型の選挙<「高市早苗が総理大臣でよいかどうかを問う選挙」だと豪語した高市首相は自ら押し活選挙だと宣言したも同然だ。小泉時代、安倍時代に何が起きたかを思い出すとゾッとする。
2026年 02月 05日
2月4日付東京新聞朝刊19面に、「本音のコラム」という欄がある。筆者は、文芸評論家の斎藤美奈子氏だ。今日はこの筆者に学ぶことにした。
まず筆者は、「選挙戦も後半戦。自民党は単独過半数を狙う勢い。与党で300議席超という報道もある。
半面、低調なのが中道改革連合で、公示前の議席を大きく下回る可能性があるという。新党の立ち上げに際して従来の政策を大転換した旧立憲民主党の判断が裏目に出た格好だ。まだ不確定な要素があるとはいえ、野党を応援したい私としてはガッカリである。」と切り出した。
続けて筆者は、日本では10年に一度くらいの割合で「熱狂型の選挙」と呼ぶべき現象が起きる。2005年、小泉政権下での郵政選挙がそれだった。この時は自公が圧勝した。2度目の安倍政権の自民は国政選挙で6連勝したが、旧民主党から政権を奪取した12年の衆院選。やはり自公が圧勝した14年の衆院選が思い出される。そして今度は高市政権下での大儀なき解散総選挙だ。
これら熱狂型選挙の特徴は首相個人の人気が勝敗を決していることだろう。政策も不祥事も無関係な人気投票型の押し活選挙。小泉劇場,安倍一強といった言葉が象徴的だ。逆に言うと、24年の衆院選と25年の参院選で与党が大敗したのは、裏金問題以上に、石破前首相の不人気が敗因だったのかもしれない。」と教えてくれる。
最後に筆者は、「「高市早苗が総理大臣でよいかどうかを問う選挙」だと豪語した高市首相は自ら押し活選挙だと宣言したも同然だ。小泉時代、安倍時代に何が起きたかと思うとゾッとする、」として締めくくった。
読んで勉強になった。
「選挙戦も後半戦。自民党は単独過半数を狙う勢い。与党で300議席超という報道もある。」とのこと、
「日本では10年に1度くらいの割合で「熱狂型の選挙」と呼ぶべき現象が起きる。」とのこと、
「熱狂型選挙の特徴は首相個人の人気が勝敗を決していることだろう。政策も不祥事も無関係な人気投票の押し活選挙。小泉劇場、安倍1強といった言葉が象徴的だ。」とのこと、
等々を知ることができた。
そして筆者は、「高市早苗が総理大臣でよいかどうかを問う選挙」だと豪語した高市首相は自ら押し活選挙だと宣言したも同然だ。小泉時代、安倍時代に何が起きたかを思い出すとゾッとする。」と訴える。
筆者の訴えに共鳴しながら、戦中生まれの一高齢読者の私は、考えた。自分がわかいころは、選挙が始まると、政党や候補者の宣伝カーが町中を走りウルサかったが、今はその様子が全くない。駅頭でも政党や候補者の演説に通行人が立ち止まり人だかりができる現象を未だ見ていない。
先日、組織のしっかりしていると思われている共産党の党首が柏駅に来た時の様子は人だかりの面で昔日の感がした。
筆者が、ゾッとすると想像することが現実になるかもしれない、と思った。ただ、世界で何があっても、日本が戦争に巻き込まれないこと、憲法9条を返させないこと、を祈り力を尽くしたい。

