カーニー首相の演説<「価値に基づく現実主義」に立って、人権、主権、持続可能な開発といった価値を体現する新たな秩序を、ミドルパワー(中堅国家)が連携して築こうと呼びかけた。
2026年 01月 26日
1月25日付東京新聞朝刊19面に「本音のコラム」という欄がある。筆者は、現代教育行政研究会代表・前川喜平氏だ。今日はこの筆者に学ぶことにした。
まず筆者は、「世界経済フォーラム(ダボス会議)でカナダのマーク・カーニー首相が「原則と現実主義~カナダの進むべき道」と題した注目すべき演説をした。」と切り出した。
続けて筆者は、「カーニー氏は、大国間競争による「世界秩序の断絶」という現実を直視し、「価値に基づく現実主義」に立って、人権、主権、持続可能な開発といった価値を体現する新たな秩序を、ミドルパワー(中堅国家)が連携して築こうと呼びかけた。
同盟が繁栄と安全をもたらすという心地よい前提はもはやまり立たない。
強者への迎合、摩擦の回避、従順さで安全を買うことはできない。
米国の覇権下で提供されてきた世界秩序の有用性が失われ、国連、世界貿易機関(WTO)、国連気候変動枠組み条約締約国会議(COP)などの多国間制度が弱体化する中、各国はエネルギー、食料、重要鉱物などで戦略的自律性を確保しようとしている。
その自律性を共有し、強靭性へ共同投資を行うことは可能だ。課題ごとに機能する連合を築き、共通基盤を共有して行動するのだ。」と教えてくれる。
最後に筆者は、「大国の歓心を買おうとするのではなく、ミドルパワーを結束して新たな秩序を作る。カナダはその道をとる。この道は共に歩む意思のあるすべての国に開かれる。
日米同盟に依存し続けることが現実主義だと思い込む日本の政治家たちに、カーニー氏の呼びかけは届くだろうか?」として締めくくった。
読んで勉強になった。
「世界経済フォーラム(ダボス会議)でカナダのマーク・カーニー首相が「原則と現実主義~カナダの進む道」と題した注目すべき演説をした。」とのこと、
「カーニー氏は、大国間競争による「世界秩序の断絶」という現実を直視し、「価値に基づく現実主義」に立って、人権、主権、時速可能な開発といった価値を体現するミドルパワー(中堅国家)が連携して築こうと呼びかけた。」とのこと、
「大国の歓心を買おうとするのではなく、ミドルパワーが結束して新たな秩序を創る。カナダはその道をとる。この道は共に意思のあるすべての国に開かれている。」とのこと。
等々を知ることができた。
そして筆者は、「日米同盟に依存し続けることが現実主義だと思い込む日本の政治家たちに、カーニ―氏の呼びかけは届くだろうか?」と疑問を呈した。
筆者の思いに共鳴しながら考えた。
アメリカの意向に沿わない発言や行動をすると、首相の座が危うくなる兆候がある日本で、カーニー氏の呼びかけに呼応する首相がでてくるだろうか?とりわけ高市氏はトランプ大統領の隣でピョンピョンしていた人だから、期待は無理だろう。が、来るべき衆院選では、「大国の歓心を買おうとするのではなく、ミドルパワーが結束して新たな秩序を作る。カナダはその道をとる。」というカーニー氏に呼応し、しかもその先頭に立つ日本にしたいと、政党・党首が出現してほしい、戦中生まれの一高齢読者の私は、思った。

