再稼働の裏で<永田町に目を転じれば、立憲民主党と公明党が合併してできる新党は、集団的自衛権の一部行使を含む安保法制は合憲、原発の再稼働は容認で合意したそうだ。>
2026年 01月 22日
1月21日付東京新聞朝刊19面に「本音のコラム」という欄がある。筆者は文芸評論家・斎藤美奈子氏だ。今日はこの筆者に学ぶことにした。
まず筆者は、「今週のニュースは解散総選挙一色になるだろうけれど、しつこく原発の話。だって話題が尽きないんだもの。」と切り出した。
続けて筆者は、「14日、再稼働に向けた中部電力浜岡源発3・4号機の審査がデータの不正発覚で白紙に戻ったのに続き、まさかというか案の定というか20日に予定されていた東京電力柏崎刈羽原発6号機の再稼働が延期された。
17日、制御棒を引き抜く試験中に鳴るはずの警報が作動せず、19日、東電は会見で設定ミスが原因だったと発表した。この設定ミスは1996年の運転開始時からというから30年も放置されてきたことになる。
再稼働を前にした相次ぐトラブルは、日本の電力会社に原発の制御は無理なんじゃないかという疑いを抱かせる。」と指摘した。
さらに続けて筆者は、「一方、永田町も目を転じれば、立憲民主党と公明党が合併してできる新党は、集団的自衛権の一部行使を含む安保法制は合憲、原発の再稼働は容認で合意したそうだ。中道勢力を結集して高市自民党に対抗したいという意図は理解できるが微妙にバカにされた感じ。一時は国論を二分したはずの案件が、こうしてなし崩しになっていく。」と指摘した。
最後に筆者は、「鳴るはずだった警報が作動しなかったという東電の設定ミスはどことなく暗示的である。警報を鳴らすべき局面なのにならない、鳴らさない。大政翼賛的な方向に国が流されるのだけは勘弁してほしい。」として締めくくった。
読んで勉強になった。
「14日、再稼働に向けた中部電力浜岡原発3・4号機の審査がデータの不正発覚で白紙に戻ったにに続き、まさかというか案の定というか20日に予定されていた東京電力柏崎刈羽原発6号機の再稼働が延期された。」とのこと、
「再稼働を前にした相次ぐトラブルは、日本の電力会社に原発制御は無理なんじゃないかという疑いを抱かせる。」とのこと、
「一方、永田町に目を転じれば、立憲民主党と公明党が合併してできる新党は、集団的自衛権の一部行使を含む安保法制は合憲、原発の再稼働は容認で合意したそうだ、」とのこと、
等々を知ることができた。
そして筆者は、「なるはずだった警報が作動しなかったという東電の設定ミスはどことなく暗示的である。警報を鳴らすべき局面なのに鳴らない、鳴らさない。大政翼賛会的な方向に国が流れるのだけは勘弁してほしい。」と訴える。
筆者の訴えに賛同しながら、一高齢読者の私は考えた。
まずこの記事を全国民に読ませたい。特に、若い世代に。
そして、新潟県柏崎の刈羽原発の再稼働が休止になったことは、新潟市西蒲区(旧西蒲原分巻町漆山)に高校生まで住んでいた私にとっては朗報中の朗報だ。
これを機会に、「脱原発」に向けて政府も財界も産業界も、再生可能エネルギー産業の育成振興に日本経済の舵を切る、今がタイミングではないかと、一高齢読者の私は考えた。

