「中道」と安保法制<中道改革連合は安保法制をどう扱うのだろう。「安保法制が違憲だ」と言えないのなら、せめて「安保法制下でも集団的自衛権は行使しない」と言ってほしい。>
2026年 01月 19日
1月18日付東京新聞朝刊21面に、「本音のコラム」という欄がある。
筆者は、現代教育行政研究会代表・前川喜平氏だ。今日はこの筆者に学ぶことにした。
まず筆者は、「中道改革連合は、右にも左にも偏らない中道の政治を目指すという。かっては社会主義が左で保守主義が右という理解でよかった。自民党には護憲派も改憲派もいた。しかし自民党が完全に改憲政党になった現在では、護憲派が左、改憲派が右となり、対立軸が右にずれた。それは人権か国権化、平和国家か軍事大国か、法の支配か力の支配かという対立である。」と切り出した。
続けて筆者は、「26年前公明党が連立した時の自民党には、宮澤喜一、河野洋平、野中広務、古賀誠などの護憲派重鎮がいた。
しかし、その後自民党は急速に改憲に傾き、閣議決定で憲法解釈を変える憲法破壊(壊憲)の末に、集団的自衛権の行使を認める安保法制を立法した。
かって公明党は、自民党より左、旧社会党や共産党より右という意味で中道だったが、自公連立の26年間にどんどん右へ引っ張られていった。自民党と別れた公明党は自らの右傾化を反省し、平和憲法擁護の立場に立って安保法制は違憲だと認めるべきなのだ。これを合憲と言い続けるなら、昔の自民党よりも右に立つことになる。
それで中道と言えるのか。」と指摘した。
最後に筆者は、「中道改革連合は安保法制をどう扱うのだろう。違憲でも合憲でもないなどとは言いえない。どうしても「安保法制は違憲だ」と言えないのなら、せめて「安保法制の下でも集団的自衛権は行使しない」と言ってほしい。」として締めくくった。
読んで勉強になった。
「「中道改革連合は、右にも左にも偏らない中道の政治を目指すという。」とのこと、
「自民党には護憲派も改憲派もいた。しかし自民党が完全に改憲政党になった現在では、護憲派が左、改憲派が右となり、対立軸が右にずれた。それは人権か国権か、平和国家か軍事大国か、法の支配か力の支配下かという対立でもある。」とのこと、
等々を知ることができた。
そして筆者は
、「自民党を分かれた公明党は自らの右傾化を反省し、平和憲法擁護の立場にって安保法制は違憲だと認めるべきだ。」と指摘し、
「中道改革連合は安保法制をどう扱うのだろう。違憲でも合憲でもないなどと言えない。どうしても「安保法制は違憲だ」言えないのならせめて「 安保法制下でも集団的自衛権は行使しないとってほしい」と訴える。
筆者の指摘や訴えに賛同し共鳴しながら考えた。
戦中生まれの一高齢読者の私には、「中道」の意味がいまいちはっきりしなかったが、この欄を読んで自分のはっきりしなかった理由が少しわかった気がした。
また中道改革連合には「安保法制の下でも集団的自衛権は行使しない」というだけでなく、日本が戦争に巻き込まれないために議員は体を張って努力すると言ってほしい、と私は願っている。

