再稼働と不正<審査データに不正があったとして、原子力規制委員会が7日、、中部電力浜岡原発3.4号機の再稼働に向けた審査を白紙に戻す考えを示した。約10年を費やした審査はこれですべてオジャンとなる。>
2026年 01月 15日
1月14日付東京新聞朝刊19面に、「本音のコラム」という欄がある。筆者は、文芸評論家・斎藤美奈子氏だ。今日はこの筆者に学ぶことにした。
まず筆者は、「審査データに不正があったとして、原子力規制委員会が7日、中部電力浜岡原発3.4号機の再稼働に向けた審査を白紙に戻す考えを示した。
先週のこの欄で東京電力柏崎刈羽原発再稼働へ疑問を呈したばかりなのに今度は浜岡か!」と切り出した。
続けて筆者は、「問題の不正は、基準地震振動(地震の揺れの最大想定)が小さくなるようデータを意図的に選定したという悪質なものだった。地震動は耐震設計の根幹だから、約10年を費やした審査はこれですべてオジャントなる。
不幸中の幸いは、データの不正を原子力規制庁に告発(公益通報)した人がいたこと、また通報を受けて規制委が審査のやり直しに踏み切ったことだろう。
もし勇気ある告発者がいなかったら規制委も不正は見抜けず、この件は闇に葬られていた可能性が高い。
不正の背後に見え隠れするのは政府のエネルギー政策の転換だ。原発への依存度を可能な限り減らすという福島第一原発事故後の方針を昨年政府が転換し、原発の「最大限活用」に舵を切った。
新方針は早くから電力会社に伝えられていたはずで、再稼働を急がされれば現場だって焦る。」と指摘した。
最後に筆者は、「規制委は中部電力以外の調査はしないというが、審査を終了した柏崎刈羽原発や泊原発は大丈夫なのか。いつどこで地震が起きてもおかしくない日本。恐ろしく危ない橋を私たちは渡っている気がする。」と指摘した。
読んで勉強になった。
「審査データに不正があったとして、原子力規制委員会が7日、中部電力浜岡原発3.4号機の再稼働に向けた審査を白紙に戻す考えを示した。」とのこと、
「問題の不正は、基準地震動(地震の揺れの最大想定)が小さくなるようデータを意図的に選定したという悪質なものだった。」とのこと、
「不幸中の幸いは、データの不正を原子力規制庁に告発(公益通報)した人がいたこと、また通報を受けて規制庁が審査のやり直しに踏み切ったことだろう。」とのこと、
「不正の背後に見え隠れするのは政府のエネルギー政策の転換だ。」とのこと、
等々を知ることができた。
そして筆者は、「規制委は中部電力以外の調査はしないというが、審査を終了した柏崎刈羽原発や泊原発は大丈夫なのか。いつどこで地震が起きてもおかしくない日本。恐ろしく危ない橋を私たちは渡っている気がする。」と警告した。
筆者の警告に共鳴しながら、一高齢読者の私は、考えた。
規制委は中部電力以外の調査はしないというが、私のふるさと新潟県西蒲区(旧西蒲原郡巻町)から近い柏崎刈羽原発の審査は終了しているが、中部電力の不正発覚を奇貨として、柏崎刈羽原発の基準地震動の検査を実施してほしいと思った。願わくば、再審査の結果、理由は何であれ東京電力柏崎刈羽原発再稼働にストップがかかることを祈りたい。

