大義名分を捨てる時<凄いものを見ました。CNNのインタビューでホワイトハウス次席補佐官スティーブン・ミラーがベネズエラの主権侵害と大統領拉致の正当性を口角泡を飛ばしてまくし立てたのです。>
2026年 01月 10日
1月9日付東京新聞朝刊17面に、「本音のコラム」という欄がある。筆者は、ジャーナリスト・北丸雄二氏だ。 今日はこの筆者に学ぶことにした。
まず筆者は、「凄いものを見ました。CNNのインタビューホワイトハウス次席補佐官スティーブン・ミラーがベネズエラの主権侵害と大統領拉致の正当性を口角泡を飛ばしまくしたてたことです。「現実世界は強さと武力で統治される」 「我々はスーパーパワー(超大国)の軍事力行使で、我々の半球と自国の利益を守ることに謝罪などしない」「自由社会の未来は米国がはばかることなく権益を主張することで成り立つ」」と切り出した。
続けて筆者は、「▼彼は第一次政権では演説執筆者でしたが今やトランプの最側近です。悪名高い「移民狩り」も彼が立案者で、「法と秩序」の下に法規超越の無秩序政策を繰り出し、グリーンランドの領有権主張でも同盟関係などガン無視して「米国と戦える国などない」と嘯く。トランプ政権の本性は彼の言葉に最も正直に現れます▼「世界は力で統治される」という事実でしょう。マドゥロその人も選挙を力でねじ伏せ失政を圧政で封じ込めた独裁者。かように力はしばしば正義ではなく悪に親和する。ロシアとウクライナ、イスラエルとガザ、中国と台湾も「力による現状変更」問題です。」と教えてくれる。
最後に筆者は、「▼マドゥロ逮捕はパナマ侵攻時のノリエガ逮捕の再演。ただあの頃はまだ国際法違反が後ろめたかったのか、作戦名は「大義名分作戦」でした。大義名分を示す面倒も端折って軍事侵攻を恥じない今、米国は世界の警察から破壊者に変身します。」として締めくくった。
読んで大変考えさせられた。
特に「米国は世界の警察から破壊者に変身します」との指摘は驚きとそうかもという不安が、戦中生まれで平和で比較的豊かな日本で老後を迎えている一高齢読者に沸いてきました。
ロシアも中国も北朝鮮も独裁者が支配する国は内部から不満が出て内部から独裁者を倒すエネルギーがわいてくると思っていたが、トランプ大統領のアメリカも権威主義国家同様内部からトランプを倒すエネルギー湧いてくるのを待つしかないかも知れない、と思った。第二次世界大戦の勝利国が「世界は力で統治される」との考えを捨てきれないのも現実かもしれない、とも思った。その延長線上には、独裁国家間の戦争が予想され、それは核爆弾を使った戦争になることが予想される。
日本の指導的な立場にある人々は、万が一の核戦争を予想して、国民の平和と安全を暮らしを守ることを常に準備しておく必要があるのではないか、一高齢読者の私は思っている。

