血の通う交流を、今年も<日本、中国、韓国から100人ずつ計300人の大学生が一堂に会し、毎年、開催国を入れ替えながら、1週間かけて互いの文化や歴史を学んだ。寝食を共にした繋がりは一生の宝物となった。>
2026年 01月 06日
1月5日付東京新聞朝刊15面に、「本音のコラム」という欄がある。筆者は、カリフォルニア州立大助教授・大矢英代氏だ。
今日はこの筆者に学ぶことにした。
まず筆者は、「大学生のころ、外務省主催の国際交流事業に3年連続で参加した。日本、中国、韓国から100人づつ、計300人の大学生が一堂に会し、毎年、開催国を入れ替えながら、1週間かけて互いの文化や歴史を学んだ。」と切り出した。
続けて筆者は、「中国では北京から山東省に向かう夜行列車の中で、韓国ではソウルの居酒屋で、同年代の学生たちと人生の悩みや将来の夢、国際問題まで徹底的に語り合った。歴史認識や領土問題に及べば、議論は白熱した。相手の話に真摯に耳を傾け、自らの誤認があれば正し、互いに歩み寄る姿勢の大切さを学んだ。寝食を共にした繋がりは一生の宝物となった。
その後、国家関係が悪化するたびに彼らの顔が浮かんだ。「みんなきっとこの状況に心を痛めているはずだ」と。相手もまた私のことをそう思ってくれているという確信があった。」と教えてくれる。
最後に筆者は、「日中関係が冷え込む今、改めて思う。私たちは「日本」で暮らしているが「日本国」ではない。「日本人」であっても、「日本政府」ではない。
高市政権の政策や姿勢と、私たちのアイデンティティ―は切り離して考えなければならない。
油断してしまえば、あっという間に国家と一体化させられ、憎しみの矛先を他国に向られてしまう。どんなに国家間の関係が揺らごうとも、人と人との繋がりを深めていく。今年はそんな年にしたい。」として締めくくった。
読んで勉強になった。
「大学生のころ、外務省主催の国際交流事業に3年連続で参加した。」とこと、
「日本、中国、韓国から100人ずつ、計300人の大学生が一堂に会し、毎年、開催国を入れ替えながら、1週間かけて互いの文化や歴史を学んだ。」とのこと、
「相手の話に真摯に耳を傾け、自らの誤認があれば正し、互いに歩み寄る姿勢の大切さを学んだ。」とのこと、
「日中関係が冷え込む今、改めて思う。私たちは「日本」で暮らしているが、「日本国」ではない。「日本人」ではあっても、「日本政府」ではない。高市政権政策や姿勢と、私たちのアイデンティティーは切り離して考えなければならない。」とのこと、
等々を知ることができた。
そして筆者は、「油断してしまえば、あっという間に国家と一体化させられ、憎しみの矛先を他国に向けられてしまう。」と指摘し、
「どんなに国家間の関係が揺るごうとも、人と人との繋がりを深めていく。今年はそんな年にしたい。」と訴える。
筆者の指摘や訴えに共鳴しながら、一高齢読者の私も考えた。
外務省は筆者が3年連続で参加した国際交流事業行っていたことを、この欄で初めて知った。参加した筆者の学びをこの欄で知り、筆者のすばらしさとともに、外務省の担当者のすばらしさも改めて知った。
血の通う交流を広く長く深く温かく続けることが、平和で豊かな地球環境づくりになる、と思った。

