政治と推し活<実際2025年の政治を振り返ると思い当たる節が多い。1月の2度目のトランプ政権の誕生も、7月の参院選で参政党が議席を獲得したのも熱心なファンの推し活の成果だった。>
2026年 01月 01日
12月31日付け東京新聞朝刊15面に、「本音のコラム」という欄がある。筆者は、文芸評論家・斎藤美奈子氏だ。今日はこの筆者に学ぶことにした。
まず筆者は、「音楽界を舞台に「推し活」に励む人々とそれを仕掛ける側を描いた朝井リョウの長編小説「イン・ザ・メガチャーチ」がおもしろかった。」と切り出した。
続けて筆者は、「「推し活」とはアイドルなどの特定の対象(押し)を応援する行為のことで、それ自体に罪はない。ただ、熱狂を生み出すビジネスである以上、ときとしてそれは宗教に近づく。推し活はファンダム(SNSなどを通じて熱心なサポート活動を行うファン集団)を形成し、彼ら彼女らの行動が布教の鍵を握る。チャーチマーケテイングとも呼ばれるその手法は選挙活動にも応用可能だ。
実際、2025年の政治を振り返ると、思い当たる節が多い。1月の2度目のトランプ政権の誕生も、7月の参院選で参政党が議席を獲得したのも、熱心なファンの推し活の成果だった。N党の立花孝志氏の取り巻きも斎藤元彦兵庫県知事の支持者も、いわば一種のファンダムなのだ、」と教えてくれる。
最後に筆者は、「熱狂はメディアにも及ぶ。女性誌「エクラ」の最新号を見て驚愕した。猛烈さと愛らしさ、知的な装い、笑顔と話術などの観点で、美容ジャーナリストらが高市首相を推す記事が3本も載っていたからだ。ロック歌手かよ、この人は!」と指摘し、
「先の戦争も、国民の熱狂が後押ししたことを忘れてはいけない。推し活上等。でも相手を選べ。来る年が戦争元年にならないことを願わずにいられない。」として締めくくった。
読んで勉強になった。
「「音楽業界を舞台に「推し活」に励む人々とそれを仕掛ける側を描いた朝井リュウの長編小説「イン・ザ・メガチャーチ」が面白かった。」とのこと、
「「推し活」とはアイドルなどの特定の対象(推し)を応援する行為のことで、それ自体に罪はない。ただ、熱狂を生み出すビジネスである以上、時としてそれは宗教に近づく。」とのこと、
「「推し活はファンダム(SNSなどを通じて熱心なサポート活動を行うファン集団)を形成し、彼ら彼女らの行動が布教の鍵を握る。チャーチマーケテいングとも呼ばれるその手法は選挙活動にも応用可能だ。」とのこと、
「実際、2025年の政治を振り返ると、思い当たる節が多い。1月の2度目のトランプ政権の誕生も、7月の参院選で参政党が議席を獲得したのも、熱心なファンの推し活の成果だった。」とのこと、
「熱狂はメディアにも及ぶ。女性誌「エクラ」の最新号を見て驚愕した。猛烈さと愛らしさ、知的な装い、笑顔と話術などの観点で、美容ジャーナリストらが高市首相を推す記事が3本も載っていたからだ。」とのこと、
等々をることができた。
そして筆者は、「先の戦争も、国民の熱狂が後押ししたことを忘れてはいけない。推し活上等。でも相手は選べ。来る年が戦争元年にならないことを願わずにいられない。」と訴える。
筆者の願いに共鳴しながら、戦中生まれの一高齢読者の私も考えた。
筆者指摘のように、推しの対象を選ぶのに相手をどうやって決めるか、ぎりぎり日本を戦争にすすませる事象・人物を推し対象に選択しない「道や策」を日本の知者に発見していただきたいと思った。
一高齢読者の希望だが、新聞社が読者の声欄のZOOM会議を企画し、新聞読者の「推し」選びに力を貸して頂くということも,一策ではなかろうか、とも思っている。

