媚中、国賊、売国奴?<日本と中国は永遠の隣国だ。過去の日本が犯した甚大な加害を反省して不戦を誓い、中国と誠実に向き合うことを「媚中」などと呼んでなならない。>
2025年 09月 08日
9月7日付け東京新聞朝刊17面に、「本音のコラム」という欄がある。筆者は現代教育行政研究会代表・前川喜平氏だ。今日はこの筆者に学ぶことにした。
まず筆者は、「3日北京で行われた抗日戦勝式典に出席した鳩山由紀夫元首相に対し、SNSでは「媚中」「国賊」「売国奴」といった罵詈雑言があふれている。中国のプロパガンダに利用されたという批判の声も多い。そういう反応は鳩山氏も十分予期していただろう。それでも北京へ行った鳩山氏の行動は極めて貴重だ。」と切り出した。
続けて筆者は、「鳩山氏は子息の紀一郎氏(国民民主党の衆院議員)からも訪中を反対されたという。由紀夫氏と紀一郎の親子の対話の動画がネット上に上がっていたが、紀一郎氏はウイグル、チベット、香港などの人権状況を指摘して、中国政府を擁護すべきでないと話していた。
それは全くその通りだ。
しかし、国と国の関係においては現実的な姿勢が必要だ。日本の友好国の中にも、少数民族への抑圧や人権問題を抱える国は多い。中国の人権状況を批判しつつも、国家間の良好な関係を維持することはできるし、しなけらばならない。それが外交というものだ。」と指摘した。
最後に筆者は、「中国をことさら敵視することは、無用な緊張を高め、平和の構築を阻害するだけだ。アメリカの中国敵視政策に飲み込まれてはいけない。日本人が中国を敵視する理由など全くない。日本と中国は永遠の隣国だ。過去の日本が犯した甚大な加害を反省して不戦を誓い、中国と誠実に向き合うことを「媚中」などと呼んではならない。」と訴えた。
読んで勉強になった。
「3日北京で行われた抗日戦勝式典に出席した鳩山由紀夫元首相に対し、SNSでは「媚中」「国賊」「売国奴」といった罵詈雑言が溢れている。」とのこと、
「そういう反応は鳩山氏も十分予期していただろう。それでも北京へ行った鳩山氏の行動は極めて貴重だ。」とのこと、
「鳩山氏は子息の紀一郎氏(公民民主党の衆院議員)からも訪中を反対されたという。」とのこと、
等々を知ることができた。
そして筆者は、「日本の友好国の中にも、少数民族への抑圧や人権問題を抱える国は多い。中国の人権状況を批判しつつも、国家間の良好な関係を維持することはできるし、しなけらばならない。それが外交というものだ。」と指摘し、
「中国をことさらに敵視することは、無用な緊張を高め、平和の構築を阻害するだけでだ。アメリカの中国敵視政策に飲み込まれてはいけません。」と指摘し、
「日本と中国は永遠の隣国だ。過去の日本が犯した甚大な加害を反省して不戦を誓い、中国と誠実に向き合うことを「媚中」などと呼んではならない。」と指摘した。
筆者の指摘にもろ手を挙げて賛同しながら、考えた。
鳩山由紀夫氏の訪中は、素晴らしい決断と実行だった、と池田勇人首相が所得倍増論を唱えた時、田中角栄首相が列島改造論に・日中国交正常化をなした時、佐藤栄作首相の沖縄返還等々を目の当たりにした世代の一人として、鳩山由紀夫氏の抗日戦勝式典への出席は、現存の前首相は数あれど、体を張って「日本の平和と安全」を守る決意・実践の姿勢を見せた唯一の人物だ、と思った。
筆者がこの欄で「日本と中国は永遠の隣国だ」と指摘する通り、歴史的に文化的に経済的に私たち日本人は中国のおかげを被っている、と戦中生まれの私は思ってきた。第二次大戦後はアメリカの統治、独立後の文化的・経済的影響を受けたことは確かだが。
鳩山由紀夫さんには、日本国と日本国民の恒久の平和と安全に向けて、日中平和条約、日中不戦条約を目指して頑張っていただけないかと、思った。

