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憲法の良いとこ発見しませんか?


by sasakitosio

6月は誇りの月<「6月は残酷な月」と題した2年前のコラムで「米国の6月は「LGBTQはプライドを持とうと大統領も謳う月間。日本では、差別はダメと書いた法案を自民党が捨て月」と書きました。

 62日付け東京新聞朝刊29面に、「本音のコラム」という欄がある。筆者は、ジャーナリスト・北丸雄二氏だ。今日はこの筆者に学ぶことにした。

 まず筆者は、「「6月は残酷な月」と題した2年前のコラムで「米国の6月はLGBTQはプライドを持とうと大統領が謳う月間。日本では、差別はダメだと書いた法案を自民党が捨てた月」と書きました。例の「理解増進法」案の国会提出が自民党右派によって最初に頓挫した時でした。」と切り出した。

 続けて筆者は、「▼あれから2年、名古屋地裁が「同性婚を受理しないのは法の下の平等と個人の尊厳に照らして憲法違反」と判決しました。国会は違憲を是正する立法を行えというわけです。なのに自民党右派は今も変わらず、理解増進法案の店晒しをまた画策している。▼同性愛者たちの集う夜の街「新宿2丁目」ではかって誰もが匿名でした。本名を明かせば誰に脅かされるかも知れない。だから殴っても金を奪ってもヤツらは警察に届けないと「ホモ狩り」なる犯罪も横行したし、誰が死んでも弔いさえできませんでした。

 だって、誰だかわからないのだから。それは「性倒錯者」として押し付けられた罪と恥の意識でした。

 だから本名を名乗れない。本名を名乗れなければ愛は不可能です。

 だから匿名でも可能だった性に流れる。性に愛の代わりをさせたのです。」と教えてくれる。

 最後に筆者は、「▼全国5カ所で続く同性婚訴訟の原告たちは今、みな実名で愛を語る権利を求めています。8日には5番目の福岡地裁の判決が出ます。6月はさて日本でも、LGBTQの誇りの月になるのでしょうか。」として締めくくった。

 読んで勉強になった。

 「あれから2年、名古屋地裁が「同性婚を受理しないのは法の下での平等と個人の尊厳に照らして憲法違反」と判決しました。」とのこと、

 「同性愛者たちの集う夜の街「新宿2丁目」ではかって誰も匿名でした。本名を明かせば誰に脅されるか知れない。だから殴っても金を奪ってもヤツラは警察に届けない「ホモ狩り」なる犯罪が横行したし、誰かが死んでも弔いさえできませんでした。」とのこと、

 等々を知ることができた。

 そして筆者は、「全国5カ所で続く同性婚訴訟の原告たちは今、みな実名で愛を語る権利を求めています。」と指摘し、

 「8日には5番目の福岡地裁の判決が出ます。6月はさて日本でも、LGBTQの誇りの月になるのでしょうか。」と心配している。

 筆者の思いの理解に努めながら、考えた。

 この欄を読んで、まず驚いたのは「ホモ狩り」という犯罪があったことだ。性的少数者が社会から虐待されていたことには、人間の心に住む残虐性を見るようで怖い思いがした。

 「同性婚の受理」については、その必要性をあまり理解できないでいた自分としても、「ホモ狩り」の犯罪を基から絶つためにも、「同性婚の受理」はされるべきだ、と思った。

 そして、名古屋地裁の「同性婚を受理しないのは法の下の平等と個人の尊厳に照らして絹布違反」との判決を素直に読むことができた。


by sasakitosio | 2023-06-03 10:15 | 東京新聞を読んで | Trackback