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憲法の良いとこ発見しませんか?


by sasakitosio

中国との付き合い方 ミサイルはいらない<目まぐるしく姿を変える中国と付き合う際、単純思考は禁物だ。大事なのは変貌の実相を見極めつつ常に対話の道を確保することだ。>

107日付け東京新聞朝刊6面に、「視点」という欄がある。筆者は、論説委員・富田光氏だ。今日はこの筆者に学ぶことにした。

 まず筆者は、「1991年、北京出張の帰りに空港の土産物店で香水を買った。古い木製の陳列棚に置かれていたが、非常に有名なブランドだったので選んだ。 帰国後、妻に渡すと「これ香水?芳香剤の臭いがする」と首をかしげた。

 当時空港は古びていて北京市街までの道中、畑を耕す馬が見えた。町の中心部には練炭のにおいが漂っていた。

 27年後、再び中国を訪れ、あまりの変貌ぶりに腰を抜かした。北京の空港未来都市のように様変わりしていた。深圳では、林立する超高層ビルの壁面に次々と現れる極彩色の映像を眺めながら「世界経済の主役は中国なのだ」と慨嘆した。

 さて今、欧米を中心とした各国は中国包囲網の構築に忙しい。国内でも「防衛予算を増やせ」「敵の基地を狙えるミサイルを配備せよ」と勇ましい声が聞こえる。」と切り出した。

 続けて筆者は、「米ソ冷戦から30年以上が経ち、今度は米中冷戦が始まったとの見方が一般的だ。しかし「本当に冷戦なのか」と疑問に思う。

 旧ソ連は今の中国のように米国債を大量に保有しなかった。米国のクリスマス商戦で「メード・イン・ソビエト」 のプレゼントが席巻することもなかった。米ソは経済的にも縁遠かった。

 一方、米中はお互いが経済的に依存し合っている。日本も同様だ。自動車や電機など国内の基幹産業が中国市場を無視することは考えられない。だから「中国を狙えるミサイルが必要だ」と主張する経済人がいるはずもない。

中国で不動産大手、恒大集団が経営危機に陥っている。注目すべきは政府が積極的に支援しない点だ。

 富裕層への怨嗟が強まる中、巨大企業を救うことに二の足を踏んでいる。経済危機より社会不安の抑制を優先させているからだ。「先に豊かになれる者たちを富ませ、落伍した者たちを助ける」という鄧小平の言葉のうち、後段に力点を置き始めたのだろう。」と教えてくれる。

 最後に筆者は、「中国経済が不思議だ。一党独裁の規律の下に混沌とした景色が根を張っている。深圳の高層ビル群の近くに電化製品の巨大市場がある。案内役が「ここでは何でもそろう。完璧な偽物もあるよ」とニヤリとした。

 目まぐるしく姿を変える中国と付き合う際、単純思考は禁物だ。

 日本が「軍事力を高めよ」といきり立っている間に中国は米国に接近するかもしれない。

 大事なのは変貌の実相を見極めつつ常に対話の道を確保することだ。経済関係が深いのだから話し合うルートもふんだんにある。

 中国との付き合い方を考えるているうちに、ふと「香水はどうなったのだ」と思い至った。

 妻は「洗面所の棚にまだある。たまに部屋のにおい消しに使っている」という。

 世界のだれもが知るロゴマークがついたフタを外すと、確かに芳香剤に酷似した香りが漂っていた。」として締めくくった。

 読んで勉強になった。

 「1991年、北京出張の帰りに空港の土産物店で香水を買った。」とのこと、

 「27年後、再び中国を訪れ、あまりの発展ぶりに腰を抜かした」とのこと、

 「深圳では林立する超高層ビルの壁面に次々と現れる極彩色の映像を眺めながら、「世界経済の主役は中国なのだ」と慨嘆した。」とのこと、

 「さて今、欧米を中心とした各国は中国包囲網の構築に忙しい。国内でも「防衛予算を増やせ」「敵の基地を狙えるミサイルを配備せよ」と勇ましい声が聞こえる」とのこと、

 「旧ソ連は今の中国のように米国債を大量に保有していなかった。米国のクリスマス商戦で「メード・イン・ソビエト」のプレゼントが席巻することもなかった。米ソは経済的にも縁遠かったのだ。」とのこと、

「一方米中はお互いが経済的に依存し合っている。日本も同様だ。自動車や電機など国内の基幹産業が中国市場を無視することは考えられない。」とのこと、

 「中国経済は不思議だ。一党独裁の規律の下に混沌とした景色が根を張っている。」とのこと、

 等々を知ることができた。

 そして筆者は、「目まぐるしく姿を変える中国と付き合う際、単純思考は禁物だ。日本が「軍事力を高めよ」といきり立っている間に中国は米国に接近するかもしれない」と指摘し、

 「大事なのは変貌の実相を見極めつつ常に対話の道を確保することだ。経済関係が深いのだから話し合うルートもふんだんにある」と指摘した。

 筆者の指摘に共鳴しながら、考えた。

 私にとって、共産党の独裁は好きではないが、中国は世界中で一番親近感を感じる国だ。趣味の海外旅行で一番回数多く訪れたのも中国だ。19848月の承徳市友好訪問から始まって、201012月の孔子のゆかりの地「曲阜」まで、計五回中国を訪れた。初めの訪問と最後の訪問は市は違ったが、その変貌にびっくりした。とくに、街中がきれいになっていることに驚いたものだった。

 そして思った、中国やアメリカに経済大国として勝とうなんて思ってはいけない。人口も国土も桁違いの米中の後でいいのではないか、と思った。

 もし日本が世界一を目指すのであれば、平和大国、文化大国、国民の幸せ大国、を目指すべきであり、それならば可能性があるのではないか、と思っている。

 戦争しないという「平和憲法」をアメリカの影響のもとに持ち、しかもそれを未だに守り続け、戦後戦争で国民の命をなくすることがなかった「日本国家と日本国民」は、世界に誇るべき平和大国ではないか。

 中国含めてどの国とも、戦争を予想して戦争準備をするよりも、相手国の実相を見極めつつ常に対話の道を確保する。

そして、相手国の国民をして「平和大国日本」を知らしめることによって、相手国と相手国民に対し「平和国家」の素晴らしさを自覚してもらう手立てを、日本は考え実践することが、世界から戦争をなくし、日本国民を世界一幸福な国民にする近道ではないか、と思った。

  


by sasakitosio | 2021-10-08 11:43 | 東京新聞を読んで | Trackback