歴史学者・ハラり氏の警告 AI支配 大半が「無用者階級」に< 今後10~20年の間に人類が直面する課題を三つ挙げた!①核戦争を含む大規模な戦争②地球温暖化③そしてAIなどの「破壊的」技術革新!!>
2019年 09月 11日
9月8日付朝日新聞朝刊1面に、歴史学者・ハラリ氏の警告」が載った。
今日はこの記事に学ぶことにした。
まず記事は「人工知能(AI)とバイオテクノロジーの力でごく一握りのエリート層が、大半の人類を「ユースレスクス(無用者階級)として支配するかもしれないーーイスラエルの歴史学者、ユヴァル・ノア・ハラり氏が、朝日新聞のインタビューに応じた。
「真の支配者(ルーラー)はアルゴリズムになる。残された時間は多くはない」と急速にアルゴリズム(計算方法)の改良が進むコンピューターが人類を支配する将来が来かねないと警告した」と切り出した。
続けて記事は、「ハラリ氏は「AIとバイオテクノロジー、生体認証などの融合により、歴史上初めて、独裁政府が市民すべてを常時追跡できるようになる」として、テクノロジーと独裁が融合する危険性に警鐘を鳴らした。
一方、複雑化する金融などアルゴリズムが支配するシステムは誰も理解できなくなり、専門家ですら、膨大な情報を集めるコンピューターのアルゴリズムに頼らざるを得なくなると指摘。
「公式には権力は大統領にあっても、自分で理解できないことについて決定を下すようになる。」。データの保有権について政府が規制する必要があると主張した。
個人のレベルでも、ネット上などに集まるデータを総合してその人の好みをコンピュータに把握される「データ支配」が強まると不安視されておる。それでもコンピューターに選択をゆだねるのではなく、自分自身の弱みや特徴を知り、コンピューターに対抗する必要性を訴えた。」と教えてくれる。
最後に記事は「今後10~20年の間に人類が直面する課題を三つ挙げた。
核戦争を含む大規模場戦争、地球温暖化、そしてAIなどの「破壊的」な技術革新だ。
特に技術革新については「30年後の雇用市場がどうなっているか、どんなスキルが必要かもわからない」と話し、どんな仕事にも就くことができない階層が世界中に広がる可能性も示した(テルアビブ=渡辺淳基、編集員・山脇岳志)」として締めくくった。
読んで大変勉強になった。
記事は、「ハラり氏は「AIとバイオテクノロジー、生体認証などの融合により、歴史上初めて、独裁政権が市民すべてを常時追跡できるようになる」として、テクノロジーと独裁が融合する危険性に警鐘を鳴らした」と指摘。
筆者の警告は「中国」で今日ただ今「実現中」でないか。
そのテクノロジーで武装した「独裁」の行く末は、国民にとって、人類にとって、凶と出るか吉と出るか。
吉となるには、特に日本国民にとって「吉」と出る「備え」はどうすればいいのか?
また記事は、「今後10~20年の間に人類が直面する課題は①核戦争を含む大規模な戦争②地球温暖化③AIなどの「破壊的」な技術革新」と指摘。
そこで指摘されている三つの案件対する「備え」を、日本の現在の為政者(税金をつかえるポジションの人)、有識者の皆さんには一刻も早く「構築」に着手してほしいと思った。