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憲法の良いとこ発見しませんか?


by sasakitosio

英国の新首相 合意なき離脱は民意か<離脱の行方が見えないのは、世論が割れているからだ。再度の国民投票や総選挙で、国全体の民意を問い直すのも一つの手ではないか。英国のコモンセンス(良識)を発揮して!>

725日付東京新聞朝刊社説、「英国の新首相」のことが載った。

 今日はこの社説に学ぶことにした。

 まず社説は、「英国の新首相に選ばれたジョンソン前外相(55)は、欧州連合(EU)からの合意無き離脱も辞さないという。混乱は、日本を含め世界に広がる。このまま突っ走っていいのか。

 ジョンソン氏は、EUとの合意の有無にかかわらず、期日通りの10月末に離脱すると主張する。

 しかし、それに伴う混乱をどう乗り切るか、具体的な説明はない。

 合意無き離脱に反対する議会の声に耳を傾ける姿勢も見えない。

 合意無き離脱になれば、近隣諸国」との間で不要だった通関手続きや関税が生じ、物流は滞る。

 欧州全体で生活物資が不足、企業の部品調達も困難になる。

 約一千社の英進出日本企業も拠点移転などの対応を迫られる。おお迷惑である。

 英領北アイルランドと地続きのEU加盟国アイルランドとの国境管理問題にも結論がだせず、紛争を再発させかねない。」と切り出した。

 続けて社説は、「ジョンソン氏はロンドン市長として五輪を成功させ人気も高い。

 一方で、EUをナチスになぞらえて独裁と批判するなど敵視。

 全身を黒い布で覆うイスラム教徒女性の服装「ブルカ」を「郵便ポスト」や「銀行強盗」のようだ形容するなど、女性や他国蔑視の言動も目立つ。三年前の国民投票では離脱キャンペーンを主導し、「英国民はEUに巨額の金を払っている」などと誇張した。メイ政権では外相に就任したが、途中で投げ出した。

 トランプ米大統領とウマがあうという。

 英国もトランプ氏の米国のような、なんでも自国第一の国になってしまうのは寂しい。

 決められないメイ氏にうんざりし、ジョンソン氏を選んだ面もあるかもしれない。しかし、必要なのは威勢のいい言葉ではなく、幅広く英知に耳を傾ける包容力と粘り強い交渉力である。

 ジョンソン氏には真摯に、EUとの協議に向き合ってほしい。」と指摘した。

 最後に社説は、「与党・保守党の党員投票で穏健離脱派のハント外相に圧勝して、首相就任を決めたが、同党党員は約16万人で英国全人口の0.2%ほどにすぎない。

 年配者の割合も多い。党首選でのリーダー選出を真の民意と言えるのか。

 EU残留を望む若者らからは不満の声も上がっている。

 離脱の行くへが見えないのは、世論が割れているからだ。再度の国民投票や総選挙で、国全体の民意を問い直すのも一つの手ではないか。

 英国人らしいコモンセンス(良識)を発揮してほしい。」として締めくくった。

 読んで勉強になった。

 「ジョンソン氏は、EUとの合意の有無にかかわらず、期日通りの10月末に離脱すると主張する。しかし、それに伴う混乱をどう乗り切るか、具体的な説明はない。合意無き離脱に反対する議会の声に耳を傾ける姿勢も見えない」とのこと、

 「合意無き離脱に慣れば、近隣諸国との間で不要だった通関手続きや関税が生じ、物流は滞る。」とのこと、

 「約一千社の英進出日本企業も拠点移転などの対応を迫られる。大迷惑である。」とのこと、

 「英領北アイルランドと、地続きのEU加盟国アイルランドとの国境管理問題にも結論が出せず、紛争を再発させかねない。」とのこと、

 「三年前の国民投票では理立ちキャンペーンを主導し、「英国民はEUに巨額の金を払っている」などと誇張した。メイ政権で外相に就任した画、途中で投げ出した」とのこと、

 等々を知り、理解することができた。

 そして社説は、「必要なのは威勢のいい言葉ではなく、幅広く英知に耳を傾ける包容力と粘り強い交渉力である。ジョンソン氏には真摯に、ZUとの協議に向き合ってほしい」とした。まったく同感だ。

 ただ、社説にあるように、「EUをナチスになぞらえて独裁と批判するなど敵視」「全身を黒い布で覆うイスラム教女性の服装「ブルカ」を「郵便ポスト」や「銀行強盗」のようだと形容するなど、女性や他国蔑視の言動も目立つ」等々のジョンソン氏の発言を知ってみると、ジョンソン氏に「幅広く英知に耳を傾ける包容力と交渉力」を期待することは、いささか無理筋のような気がした。「約一千社の英進出企業」は、いまから拠点移転の準備するとか、EU域内に新たな拠点を準備するとか、しておいた方が、損失を少なくする道ではないか、と思った。


by sasakitosio | 2019-08-13 16:18 | 東京新聞を読んで | Trackback