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by sasakitosio

ドイツ政治家殺害の衝撃 ネットで増殖する極右<米大統領や英首相も差別やヘイトを公言する時代である!自制のハードルは下がっている!たがが外れかけた国の理性をどう守り続けるか、正念場である!>

8月9日付東京新聞朝刊4面に、「視点」という欄がある。筆者は、論説委員・熊倉逸男氏だ。

 今日はこの筆者に学ぶことにした。

 まず筆者は、「たびたびの体の震えなど体調不良が取りざたされるドイツのメルケル首相だが、信念に揺らぎはない。

 夏休み前会見の最後、トランプ大統領に「国へ帰れ」と人種差別的な発言を投げつけられた非白人の女性下院議員4人への「連帯」の有無を問う質問が出た。

 「ヤ―(ある)」と答えた上、「私はその発言から決定的に距離を置き、攻撃された女性たちに連帯の気持ちを持つ」と、自らの言葉で明言した。

 米大統領に対しても非は非と主張できるリーダーの存在。うらやましくもある。

 しかし、寛容を唱える政治家への暴力や脅迫が今、ドイツで相次いでいる。」と切り出した。

 続けて筆者は、「6月2日、独西部ヘッセン州カッセル市の行政区長官、ワルター・リュプケ氏(65)が射殺された。

 戦後ドイツでは極右に政治家が殺害されたのは初めて。衝撃が広がった。

 犯人は45歳の男。妻子もいる市民の顔の半面、若い時から極右に傾倒、難民住宅に放火しようとして逮捕されたこともある。

 反移民難民の極右政党「ドイツのための選択肢」にも献金していた。

リュプケ氏はメリケル氏と同じ保守政党、キリスト教民主同盟(CDU)に所属。地域に割り当てられた約1万4千人の難民の受け入れを担当していた。

 2015年10月住民説明会では「(難民も含めた)すべてのドイツ人のための自由という価値をよしとしない者は、この国を去ればいい」と述べた。

 この発言が極右らの反発を呼び続けた。

 インターネットで拡散され、リュプケ氏の住所まで公開されていた。犯人が触発された可能性がある。

 被害を受けた政治家はリュプケ氏だけではない。同氏の事件後、西部ケルン市の女性市長は殺害予告を受けた。四年前、市長選に立候補した際に、難民受け売れに不満を抱いた男に刺され重傷を負ったことに続く脅しである。」と教えてくれる。

 最後に筆者は、「メルケル氏が15年夏に寛容政策を表明して以降、難民受け入れを進める政治家らに対する脅迫が急増。昨年摘発された極右の犯罪は2万4百件と四年前と比べ2割増加。政治家を狙ったものは517件に上った。

 寛容になった保守への不満が極右支持へと流れている。

 ドイツは、ナチス的な暴虐への歯止めとして民衆扇動罪を設け、憎悪をあおったり、中傷などで人間の尊厳を損ねたりする行為を犯罪として取り締まってきた。 

 極右らはリアルな集会ではなくネットでつながり、尻尾をつかみにくくなった。

 ナチスが政敵らを攻撃するために使った「民族の裏切者」「うそつきメディア」などの言葉さえ飛び交う。

 米大統領や英首相も差別やヘイトを公言する時代である。

 自制のハードルは下がっている。

 たがが外れかけた国の理性をどう守り続けるか、正念場である。」として締めくくった。

 読んで勉強になった。

「寛容を唱える政治家への暴力や脅迫が今、ドイツで相次いでいる。

 6月2日、独西部ヘッセン州カッセル市の行政長官、ワルター・リュプケ氏(65)が射殺された。戦後ドイツで極右に政治家が射殺されたのは初めて。衝撃が広がった」とのこと、

 「犯人は45歳の男。妻子もいる市民の顔の半面、若い時から極右に傾倒、難民住宅に放火しようとして逮捕されたこともある」とのこと、

 「リュプケ氏はメルケル氏と同じ保守政党、キリスト教民主同盟(CDU)に所属。地域に割り当てられた約1万4千人の難民受け入れを担当していた。」とのこと、

 「2015年10月の住民説明会では「(難民も含めた)すべてのドイツ人のための自由という価値を良しとしない者は、この国を去ればいい」と述べた」とのこと、

 「この発言が極右らの反発を呼び続けた。インターネットで拡散され、リュプケ氏の住所まで公開されていた。犯人が触発された可能性がある」とのこと、

 「被害を受けた政治家はリュプケ氏だけでない。同氏の事件後、西部ケルン市の女性市長は殺害予告を受けた。4年前に、市長選に立候補した際に、難民受け入れに不満を抱いた男に刺され重傷を負ったことに続く脅しである」とのこと、

 「メルケル氏が15年夏に寛容政策を表明して以降、難民受け入れを進める政治家らに対する暴力や脅迫が激増。昨年摘発された極右の犯罪は2万4百件と4年前と比べ2割増加。政治家を狙ったものは517件の上った」とのこと、

 「ドイツは、ナチス的な暴虐への歯止めとして民衆扇動罪を設け、憎悪をあおったり、中傷などで人間の尊厳をを損ねたりする行為を犯罪として取り締まってきた。」とのこと、

 「極右らはリアルな集会ではなくネットでつながり、尻尾をつかみにくくなった。ナチスが政敵らを攻撃するために使った「民族の裏切り者」「うそつきメディア」などの言葉さえ飛び交う」とのこと、等等を知ることができた。

 2015年12月29日~2016年1月3日 、ベルリン一人旅をした。

 ブランデンブルグ門とザクセンハウゼン強制収容所を一目見たくて、併せてヒトラー終焉の地に立ちたくて。

 その時、日本人ガイドにメルケル首相の評判は芳しくない、と聞き残念に思ったものだ。

 今年の年末年始は、フランクフルトとニュルンベルグの町を歩いて見たいと思っている。町の中を歩き回って、街の人々の生活や表情をじっくり観察して来たい。

 筆者は「米大統領や英首相も差別やヘイトを公言する時代である。自制のハードルは下がっている。たがが外れかけた国の理性をどう守り続けるか。正念場である」と警告している。

 地球に気候変動が起き、生まれて初めての自然災害を見聞きするようになった。

 民主主義の人間社会でも、差別やヘイトを公言する「米大統領や英首相」のような「人」が、選挙を通して誕生してきた。

 これも、戦後初めての政治現象のような気がする。戦後民主主義のシステム障害を見ているような気がした。


by sasakitosio | 2019-08-13 15:16 | 東京新聞を読んで | Trackback