自動ブレーキの標準装備<欧州のように全ての自動車に安全装置(自動ブレーキ、自動速度保持、居眠り防止、飲酒運転防止等システム)が義務化されれば、高齢者だけでなく全ての事故の削減につながるのでは!?>
2019年 06月 19日
6月18日付東京新聞朝刊4面に、「太郎の国際通信」という欄がある。筆者は、ジャーナリスト・木村太郎氏だ。今日は、この筆者に学ぶことにした。
まず筆者は、「昨年8月、東京都内のテレビ局のスタジオビルに乗用車が突っ込んだ。正確には突っ込もうとした。
乗用車は二度にわたって突入を試みたが、全面ガラス張りの正面玄関の直前でブレーキがかかり玄関の一部を破壊しただけで内部にまで突入しなかった。
この模様は動画で撮影されており、その後ユーチューブの投稿されたが、それを見ると乗用車は玄関前からバックして勢いをつけて突っ込むが急ブレーキの音とともにストップ。
もう一度バックしてから突っ込みガラス戸にぶつかりながらもやはりストップした。
運転手は「故意に突っ込んだ」と認め、建造物損壊容疑で逮捕されたと当時報道されたが、乗用車はドイツ製の自動ブレーキが標準装備されているモデルで、運転者が意図しても突っ込めなかったではないかと話題になった。」と切り出した。
続けて筆者は、「このモデルに装備されていた自動ブレーキは、レーダーやカメラで常に自動車の周囲を監視し「85キロ以下の速度で走行中に他の車両や歩行者との接触の可能性が検知された時は、ドライバーに警告するとともに必要に応じてブレーキも作動させます」とメーカーのウェブサイトにある。
このドイツ車に自動ブレーキが標準装備されていたのには、かねて欧州連合(EU)が自動車の安全対策を推し進めていたことが背景にある。
そうした流れの中で欧州のメーカーも先進運転支援システム(ADAS)を積極的に採用していたが、欧州委員会はそうした安全対策を2022年5月以降の新車には標準装備することを義務付ける規則を今年3月採択した。
その安全対策は14項目にも及び、自動ブレーキの他、次のようなシステム採用が義務付けられている。
●自動速度制限システム(カメラが速度標識を読み取り制限を超えないよう制御する)
●車線保持システム(車線を外れそうになるとハンドルが自動的に戻す)
●居眠り防止システム(運転者の動きが止まると警告する)
●飲酒運転防止システム(アルコールを検知すると停車する)」と教えてくれる。
最後に筆者は、「いずれも、欧州産の自動車だけでなく欧州に輸出される車についても義務化され、日本などと合意しているという。
ほとんどの技術が既に完成しており、日本メーカーも対応は難しくないはずだが、日本では義務化する動きはないようだ。
高齢者は自動ブレーキ装備の車の利用を義務化することが検討されていると伝えられているがそれは逆ではないか。
欧州のように全ての自動車に安全装置が義務化されれば、高齢者だけでなく全ての事故の削減につながるはずだが。」として締めくくった。
大変勉強になった。
「昨年8月、東京都内のテレビ局のスタジオビルに乗用車が突っ込んだ」とのこと、
「乗用車は二度にわたって突入を試みたが、全面ガラス張りの正面玄関の直前でブレーキがかかり玄関の一部を破壊しただけで内部にまで突入しなかった。」とのこと、
「乗用車はドイツ製の自動ブレーキが標準装備されているモデルで、運転者が意図しても突っ込めなかったのではないかと話題になった」とのこと、
「欧州のメーカーも先進運転システム(ADAS)を積極的に採用していたが、欧州委員会はそうした安全対策を2022年5月以降の新車に標準装備することを義務付ける規則を今年3月採択した」とのこと、
「その安全対策は14項目にもおよび、自動ブレーキの他、次のようなシステムの採用が義務付けられている。
●自動速度制限システム、
●車線保持システム、
●居眠り防止システム、
●飲酒運転防止システム」とのこと、
「いずれも、欧州産の自動車だけでなく欧州に輸出される車についても義務化され、日本などと合意しているという。」とのこと、
等々を知ることができた。
そして筆者は、「欧州のように全ての自動車に安全装置が義務化されれば、高齢者だけでなく全ての事故の削減につながるはずだが」と指摘した。指摘の通りだと、思った。
後期高齢者の自分も、高齢者運転事故のニュースをみて、心配する二人の息子にススメもあって、自動ブレーキシステム、自動速度保持システム、車線保持システム、接触防止システム、の車に2年前に買い換えた。
注意をしながら運転しているが、必ず鳴る警報音は事故防止のためには、大変役立っていると、思っている。