人気ブログランキング | 話題のタグを見る

憲法の良いとこ発見しませんか?


by sasakitosio

世界連邦夢じゃない<国際連帯税で世界の貧しい人たちのために必ず使う独自財源を!国際司法の改革を!国連総会は選挙で選ばれた人が行く!「国連緊急平和部隊」を創設を!それで戦争も核兵器もなくしたい!>

5月20日付東京新聞朝刊、 3  面に、「塩浜修・運動協議会理事に聞く」として、世界連邦のことが載った。今日はこの記事を学習することにした。

先ず記事は、「世界連邦」実現へ考えられる道筋(*世界連邦運動協会幹部の説明などから)

 ①国際連帯税(地球的課題のために使う独自財源)を各国が導入→使途を検討する国際機関が必要=世界連邦の行政機関と実質同じ。

 ②国際司法を強化。他国との争いは国際司法裁判所によって解決すると宣言する国を増やす=紛争を平和的に解決する仕組み。

 ③国連議員総会(国連総会と違い、選挙で選ばれた各国の議員で構成)を設立=世界連邦議会の原型。

 ④国連緊急平和部隊(大規模災害などの有事に即時派遣)の創設=将来活動を広げ、世界連邦の警察軍的存在に。

 「独自の財源、行政機関や議会、警察力を持つ「世界連邦」に近づく」と教えてくれる。

 続けて記事は、「塩浜修・運動協議会理事に聞く」と題して、同氏へのインタビューだ。

 国家の枠組みを超え、地球規模の課題を解決する「世界連邦」創立構想。どんな筋道で実現をはかり、その中で国際連帯税はどう位置づけられるのか。世界連邦運動協会の塩浜修常務理事に聞いた。(聞き手・安藤美由紀)①面参照

――世界連邦運動は当初、世界警察軍をつくって各国の軍備をなくすことや、世界憲法、世界議会が検討されていた。

 「今は、一度にそれらをつくるのは現実味がないという考え方が主流。国家を超えたシステムを徐々に積み上げたいって、「気が付いたら世界連邦と似たものになっていた」と言う形を私は考えている。

 ――具体的には。

 「私は4つの柱と呼んでいる。まず国際連帯税で、世界の貧しい人たちのために必ず使う独自財源をつくる。世界連邦実現への第一歩だ。

 国際連帯税で集まったお金を、マラリアや結核対策のために使っている国際機関ユニットエイドは、世界連邦の厚生省ができたようなもの。

 同じように、地球環境のための国際連帯税を使う機関ができたら、環境省みたいなもの。

 「世界連邦なんて夢物語」とよく言われるが、そういうのを積み上げていくアプローチなら実現可能だ」

 ――ほかには。

「国際司法の改革。戦争犯罪など、国際法に違反した個人を裁く国際刑事裁判所(ICC)が[2002年に]できたのは世界連邦運動の大きな成果だ。 また、国連総会は選挙で選ばれた人がいく形にしたい。第一段階として、国連総会の諮問機関「国連議員総会」をつくり、各国から選挙で選ばれた人が出席することにしたらいい」

――4つ目は。

 「「国連緊急平和部隊」の創設。いざという時のために日頃から部隊を置いておく。何かあればさっと駆け付ける。まずは災害救助での派遣だろう」

 ――世界連邦が実現すれば、国家の役割はどうなる。

 「国をなくす運動ではなく、国ができないことは世界連邦で、というイメージだ。各国の軍隊も世界連邦の下で「世界軍」になれば、それぞれの国の軍隊同士が戦う必要がなくなる」

――世界連邦の必要性は増していると考えるか。

 「環境問題とか大規模感染症、テロ、難民など、一つの国では対応できない課題が増えている。世界連邦の考え方でなければ解決できない」

 ――国際社会ではトランプ大統領の自国第一主義のように、世界連邦の理念と逆の流れが強まっている。

 「確かにそういう指導者が増えているが、「こんなことでいいのか」と(逆に)こちら向きに振れることもあるだろう。そんとき世界連邦は旗印になる」、として締めくくった。

 読んで勉強になった。

 この手順で、ぜひとも世界連邦を実現してほしいと思った。

 その時、日本国の平和憲法は、ハクチョウが青空に舞うように「世界へ未来へ」と羽ばたいているのだろうか。

  

 

 


by sasakitosio | 2019-05-25 06:22 | 東京新聞を読んで | Trackback