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憲法の良いとこ発見しませんか?


by sasakitosio

平和つくり出す力< 筆者自身、キリスト教徒でプロテスタント神学者でもあるので、この衝撃は分かる!同時に欧米の一部の教徒が「聖戦」思想から、宗教的憎悪を強めることを危惧している!>

426日付東京新聞朝刊25面に、「本音のコラム」という欄がある。筆者は、作家で元外務省主任分析官・佐藤優氏だ。 今日は、この筆者に学ぶことにした。

 まず筆者は、「21日、スリランカの最大都市コロンボなど三都市などで、六つの連続爆破発が起きた。スリランカ警察の発表では、350人以上の死者と多くの負傷者が出た。日本人女性一人もなくなった。衷心からお悔やみ申し上げる。」と切り出した。

 続けて筆者は、「この日は、キリスト教の復活祭だった。標的に教会も含まれていた。これだけ大規模な連続爆破の背景には、組織がある。

 また、復活祭を狙えば、キリスト教徒を挑発して、宗教的対立を煽ることを、この事件を起こした組織は狙っている。

 事実欧米メデイアでは、キリスト教徒を狙ったテロであるという見方が強まりつつある。

 22日米誌「ウオールストリート・ジャーナル」は、社説で<世界の指導者はこれを「人類」に対する攻撃として糾弾しているが、間違えないでほしい。これはキリスト教徒に対する攻撃だった。 

 犯人は特別何もない普通の日曜日を選んだわけではない。爆発は、キリストのカレンダーで最も神聖な日に、信仰の場で礼拝の最中に起きたのだ>と指摘した。」と指摘した。

 最後に筆者は、「私自身、キリスト教徒でプロテスタント神学者でもあるので、この衝撃は分かる。同時に欧米の一部のキリスト教徒が「聖戦」思想から、宗教的憎悪を強める可能性を危惧している。

 非暴力で平和を作り出すことをイエス・キリストが説いたことを思い出そう。」として締めくくった。

 読んで勉強になった。

 「21日、スリランカの最大都市コロンボなど三都市で、六つの連続爆破発が起きた。スリランカ警察の発表では、350人以上の死者と多くの負傷者が出た」とのこと、

 「復活祭を狙えば、キリスト教徒を挑発して、宗教対立を煽ることを、この事件を起こした組織は狙っている」とのこと、

 「22日米誌「ウォールストリート・ジャーナル」は、社説で<世界の指導者らはこれを「人類」に対する攻撃として糾弾しているが、これはキリスト教徒に対する攻撃だった。犯人は特別何もない普通の日曜日を選んだわけではない。爆発は、キリスト教のカレンダーで最も神聖な日に、信仰の場で礼拝の最中に起きたのだ>と指摘した」とのこと、

 等々を知ることができた。

 筆者はさらに「欧米の一部のキリスト教徒が「聖戦」思想から、宗教的憎悪を高める可能性をきぐしている」「非暴力で平和を作り出すことをイエス・キリストが説いたことを思い出そう」という。

 キリストの言葉に「右の頬を打たれたら、左の頬を向けなさい」とあると、聞いたことがある。

 それを知って以来、キリスト教は本来、非暴力で平和を作り出す宗教だと思ってきた。

 ただ、テロが起きるたびに疑問に思っていたことがある。イスラム教でも、キリスト教でも、ユダヤ教でも、仏教でも、その宗教団体は「宗教をかたった過激派」がテロを起こしたとき、「かたられた宗教」に属する全ての教派団体が「非難声明」を出し、当該行為者を「破門」したということを聞いたことがない。

 なぜなのだろうか?

 その現実を見ていると、宗教って何?

 人類を救世するのが、宗教だと思っていたが?

 イエス・キリストも、マホメットも、ブッダも、人類の歴史の中で「聖人」して尊崇の対象となっているような「偉大な人物」は、いかなる理由があろうと「人殺し」を認めなかったのではなかろうか、と思いたい。 

 


by sasakitosio | 2019-04-27 06:47 | 東京新聞を読んで | Trackback