詐欺電話と選挙<知らない人だったら絶対出ないようにアドバイス!その直後、電話が。「知らない人だったら出ないのよね?」と女性!候補者の名前と投票のお願いが録音され、女性は電話を取らなかった!>
2019年 04月 23日
4月22日付東京新聞朝刊11面に、「本音のコラム」という欄がある。筆者は、看護師・宮古あずさ氏だ。今日は、この筆者に学ぶことにした。
まず筆者は、「21日投開票だった統一地方選後半戦。訪問介護で回るエリアも市議会議員選挙が行われた。
選挙運動真っ盛りの先週、高齢の女性宅を訪問中、明らかな詐欺電話がかかってきた。
「え?株なんて買いませんよ?え?買ったことにするだけ?え?なんで?」
うろたえる女性に、私は「詐欺です。詐欺。とにかく切りましょう」。私の指示に従い、彼女は電話を切った。」と切り出した。
続けて筆者は、「これぞ最近よく聞く劇場型詐欺の出だし!この後、うそをとがめる人や、ペナルティー回避のために金を支払うよう勧める人など、いろいろな電話がかかるのだろう。
いったん撃退したものの、しばらくは電話を取らない方が無難。
本人と相談の上、留守番電話機能を設定。相手の声を聞き、知らない人だったら絶対に出ないようアドバイスした。
その直後、電話がかかった。
「声を聞いて、知らない人だったら出ないのよね?」と女性。候補者の名前と投票のお願いが録音され、女性は電話を取らなかった。」と教えてくれる。
最後に筆者は、「この場面、実は非常に示唆に富んでいた。私個人は、選挙ボランティアで、投票をお願いする電話をかけた経験がある。しかし、詐欺対策という見地からは、取らないのが正解に違いない。
電話をかけたり、出るなと言ったり・・・・。
仕事を終えての帰り道、私は何とも複雑な気持ちになった。」として締めくくった。
読んで勉強になった。
「選挙運動真っ盛りの先週、高齢の女性宅を訪問中、明らかな詐欺電話がかかってきた」とのこと、
「本人と相談の上、留守番電話機能を設定。相手の声を聞き、知らない人だったら絶対でないようアドバイスした」とのこと、
「その直後、電話がかかった。「声を聞いて、知らない人だったら出ないのよね?」と女性。候補者の名前と投票のお願いが録音され、女性は出なかった」とのこと、等等を知ることができた。
筆者のアドバイスと対応は、高齢者の詐欺被害を未然に防ぐ方法としてはベリーグッドだ、と思った。
また筆者は、「電話をかけたり、出るなと言ったり・・・。仕事を終えての帰り道、私は何とも複雑な気持ちになった」とのこと。その気持ちもよく理解できた。