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憲法の良いとこ発見しませんか?


by sasakitosio

残念な最終号< 創刊の年から15年、私(筆者)は同誌にコラムを連載してきた!その最終回は辛うじて掲載されたが、往年のDAYSらしさはカケラもなく、雑誌の抜け殻を見るようだ!>

3月27日付東京新聞朝刊29面に、「本音のコラム」という欄がある。筆者は、文芸評論家・斉藤美奈子氏だ。

 今日は、この筆者に学ぶことにした。

 まず筆者は、「昨年12月に「週刊文書」が報じたフォトジャーナリスト・広河隆一氏の性暴力。その検証を謳う「DAYS JAPAN」(広河氏は同誌の元発行人兼編集長)の最終号が発売された。

 中間報告とはいえ検証とは名ばかりの内容だった。第一部「検証委員会報告」は広河氏の釈明とそれに対する検証委の冗長な論評。

 第二部「性暴力を考える」は識者が語る性暴力論。

 被害者の証言もなく、事実を黙認してきた疑いのある会社の責任にも言及せず、広河氏がどんな行為に及んだのかさえ明示しない。見事なはぐらかし方だ。」と切り出した。

 続けて筆者は、「予想をしていた。徹底調査を要求した従来の編集スタッフを現場から外し(これ自体パワハラだけど)この号は外注で制作された。会社の意向だ。急遽仕事を請け負った検証委、第二部の責任者、発言者には気の毒だが、結果的には彼らも事実の隠蔽に手を貸してしまっている。被害者の声に耳を傾けず、内情を知る社員を排除して、どんな検証ができるのか。」と指摘した。

 最後に筆者は、「創刊の年から15年、私は同誌にコラムを連載してきた。その最終回は辛うじて掲載されたが、往年のDAYSらしさはカケラもなく、雑誌の抜け殻を見るようだ。

 わずかな救いは元社員らが「DAYS元スタッフの会」を発足させたことだろう。当事者目線で証言を集めるというこの会に、今は希望を託すしかない。」として締めくくった。

 読んで勉強になった。

 「昨年12月に「週刊文春」が報じたフォトジャーナリスと・広河隆一氏の性暴力その検証を謳う「DAYS JAPAN」(広河氏は同誌の元発行人兼編集長)の最終号が発売された。」とのこと、

「中間報告とは言え検証とは名ばかりの内容だった」とのこと、

 「予想はしていた。徹底調査を要求した従来の編集スタッフを現場から外し(これ自体パワハラだけど)この号は外注で制作された」とのこと、等々を始めて知ることができた。

 そして筆者の「被害者の声に耳を傾けず、内情知っている社員を排除して、どんな検証ができるのか」との疑問、

 「わずかな救いは「DAYS元スタッフの会」を発足させたことだろう」との期待、等々はよく理解できた。

 それにしても、最近は覗き、セクハラ、性暴力、等々「性」がらみの犯罪が、マスコミをにぎわしている。後期高齢者にはほとんど縁のない話だが、事件を起こして、職を失うなどもったいないことこの上ない、と思っている。

 どうやったら、他人の気持ちがわかる「人」が育つのか、家庭も学校も社会も、普通の人も有識者も、みんなで考え、実践したい。

 犯罪は、犯す人も被害者も社会も、皆の損失だから、まず根絶したいものだ、と思った。


by sasakitosio | 2019-03-28 06:27 | 東京新聞を読んで | Trackback