憲法の良いとこ発見しませんか?


by sasakitosio

事実を直視する  <今の日本は、客観的事実と自分の主観を区別できないという深刻な病に陥っている??正確な事実を共有することは、政治における議論の大前提である!!>

1月13日付東京新聞朝刊23面に、「本音のコラム」という欄がある。筆者は、法政大教授・山口二郎氏だ。今日はこの筆者に学ぶことにした。

 まず筆者は、「小学生の時の理科の時間で、ゴムひもの端に重りを付けて、重さとゴムの伸びをグラフに表すという実験をしたとき、重さと伸びが正比例するようデータをごまかしたことがある。ゴムひもの場合、ばねと違って比例しないのだが、比例するはずと思い込んでデータをいじったわけである。

 それを見つけた先生は、日ごろ面白い人だったが、それこそ血相を変えて怒った。事実を自分の都合に合うようにねじ曲げてはいけないという先生の怒りは、子どものころの最大の教えだったと今にして思う。」と切り出した。

 続けて筆者は、「今の日本は、客観的事実と自分の主観を区別できないという深刻な病に陥っている。

 毎月勤労統計調査の不備だけではない、働き方改革法案の基礎となった実態調査もずさんだったし、昨年秋には日銀が内閣府に対してGDP算定の基になっている経済統計の原データを開示するよう求めたが内閣府はこれを拒んだという報道もあった。」と指摘した。

 最後に筆者は、「正確な事実を共有することは、政治におけるあらゆる議論の大前提である。一部の統計の不備は調査人員の削減に伴うごまかしかもしれない。

しかし、政権の政策実績を肯定的に宣伝するために物差しそのものをゆがめているという場合もあるのではないか。

 安倍政権は、ダイエットをせず体重計に細工をすることでスリムになったと言い張っているように見える。」として締めくくった。

 読んで勉強になった。

 「小学生の時の理科の時間で、ゴムひもの端に重りを付けて、重さとゴムの伸びをグラフに表すという実験をしたとき、重さと伸びが正比例するようデータをごまかしたことがある」とのこと、

 「それを見つけた先生は、日ごろは面白い人だったが、それこそ血相を変えて怒った」とのこと、

 「昨年秋には日銀が内閣府に対してGDP算定の基になっている経済統計の原データを開示するように求めたが内閣府はこれを拒んだという報道があった」とのこと、等等を知ることができた。
 そして筆者は、「政権の政策実績を肯定的に宣伝するために物差しそのものを歪めているという場合もあるのではないか」との疑問を呈し、

 「安倍政権は、ダイエットをせず体重計に細工することでスリムになったと言い張っているように見える」と疑念を示した。

 筆者の疑問や疑念は、大いに頷ける。

 これでは、戦時中の大本営の発表と同じではないか?昭和天皇が大本営発表を見て、「このアメリカの軍艦は何回撃沈したのかね」といわれたという新聞記事を読んだことを思い出した。

 国民主権は、主権者国民が「正確な情報」得て、「自分の能力で物事の是非を判断」することで、機能するはずだ。
 基本的に、絶対的に、国民一人一人の判断能力はバラバラ状態である。そこに、昔大本営、今安倍政権が、実績を肯定的に宣伝するために「物差しそのものを歪めている」というのでは、日本の民主主義が危うい、と思った。

 現代の日本は、ポスト間接民主主義を模索する歴史タイミングなのだろうか? 


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by sasakitosio | 2019-01-14 07:34 | 東京新聞を読んで | Trackback