医学部の面接試験<私(筆者)はコミュニケーション能力に問題がある人は、医師にならないでほしいと思う!面接は大事、点数が低い人を加点してまで入れるべきではない!!>
2018年 12月 18日
12月17日付東京新聞朝刊25面に、「本音のコラム」という欄がある。筆者は、看護師・宮古あずさ氏だ。今日は、この筆者に学ぶことにした。
まず筆者は、「順天堂大学医学部は、男性優遇の不正入試について、仰天の会見をした。
「18歳時点での女子は男子より精神年齢が高くコミュニケーション能力が高い」ため、面接点が高くなる。そのため、点数を補正して不利な男子を救済したのだという。
差別を正当化する理由などなく、言い訳としてもお粗末。さらに気になるのは、こうした言動の背景に、面接の軽視が垣間見えることだ。」と切り出した。
続けて筆者は、「私は、コミュニケ―ションの能力に問題のある人は、医師にならないでほしいと思う。面接に限界があるとしても、少し話しただけでおかしな人は落とせるはず。そのくらいおかしな人が、臨床にはけっこういる。
真っ先に思いつくのは、当時面接のなかった国立大学出身の男性研修医。彼は挨拶以外の会話ができない人だった。
ある時黒い髪を金髪に染め。周囲を唖然とさせた。
指導医から「金髪はダメ」と注意された彼は翌日真っ赤な髪で出勤。
「黒い髪に」と再度注意され、ようやく彼の髪は黒に戻った。
驚くべきことに、彼に悪意は、まるでなかった。ただ、抽象的な表現が理解できなかったのだ。」と指摘した。
最後に筆者は、「彼の出身大学は現在、入試で面試験を実施ている。まともな人が面接すれば、彼は合格しなかった思う。
面接は大事。点数が低い人を加点してまで入れるべきではない。」として締めくくった。
読んで勉強になった。
「順天堂大学医学部は、男性優遇の不正入試について、仰天の会見をした。」とのこと、
「「18歳時点での女子は男子より精神年齢が高くコミュニケーションの力が高い」ため、面接点が高くなる。そのため、点数を「補正」して不利な男子を救済したのだという」とのこと、
等々を知ることができた。
さらに、「当時面接のなかった国立大学出身の男性研修医。彼は挨拶以外の会話ができない人だった」、「彼の出身大学は現在、入試で面接試験を実施している。まともな人が面接すれば彼は合格しなかったと思う」等々、筆者の体験を知ることができた。
コミュニケーション能力について、改めて考えさせられた。最近は情報化が進み、メールで済ますことも多くなった。メールより電話、電話より面談、の方が圧倒的に多くの情報が交換できるとおもう。電話では声音も重要な情報源だし、面談では声音も表情も態度も重要な情報源だ。
だから、仕事の上では、自分の方からできるだけ出掛けて面談することにしている。