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憲法の良いとこ発見しませんか?


by sasakitosio

ゴーン氏へ公開書簡< 新聞もテレビも媒体です。あなたからの発信がなされれば、その情報は伝わります!日本国民は良識を持っています!あなたの発信する情報と検察の主張を比較して公正な評価をします!>

12月29日付東京新聞朝刊29面に、「本音のコラム」という欄がある。筆者は、作家で元外務省主任分析官・佐藤優氏だ。

 今日は、この筆者に学ぶことにした。

 まず筆者は、「私は作家の佐藤優と申します。2002年に北方領土がらみの鈴木宗男事件に連座し、東京拘置所の独房に512日間勾留されました。

 当時、私は4島一括返還の国是をねじ曲げた国賊と非難され、「外務省のラスプーチン」とやゆされました。

 検察庁と外務省の一方的なリーク(いずれも国家公務員の守秘義務違反という違法行為です)によって、私に関し、極悪人というレッテルが張られました。今、あなたが置かれている状況が私には人ごとと思えないのです。」と切り出した。

 続けて筆者は、「私は勾留中、接見禁止措置がつけられ弁護人以外との面会、文通ができませんでした。新聞購入も禁止されました。ただし、工夫すれば弁護人を通じて獄中からでもメッセージを出し、寄稿することもできます。

 勾留中に北方領土問題に関する私の手記が月刊誌「世界」(岩波書店)に掲載され、それにより有識者の認識が少し変化しました。新聞もテレビも媒体です。あなたから発信されれば、その情報は伝わります。その積み重ねによって状況は変化します。

 日本国民は、良識を持っています。あなたの発信する情報と、検察の主張を比較して公正な評価をします。

 冬場の独房生活は寒さとの闘いです。健康に留意してください。

 筋を通すゴーンさんの生き方を私は尊敬しています。」として締めくくった。

 読んで勉強になった。

 「2002年に北方領土絡みの鈴木宗男事件に連座し、東京拘置所の独房に512日間勾留されました」とのこと、

 「当時、私は4島一括返還をねじ曲げた国賊と批判され、「外務省のラスプーチン」と揶揄されました。」とのこと、

 「検察庁と外務省の一方的なリーク(いずれも国家公務員の守秘義務違反という違法行為です)によって、私に関し、極悪人というレッテルが張られました」とのこと、

 「私は勾留中、接見禁止措置が付けられ弁護人以外との面会、文通ができませんでした。新聞購読も禁止されました」とのこと、

 「勾留中に北方領土問題に関する私の手記が月刊誌「世界」(岩波書店)に掲載され、それにより有識者の認識が少し変化しました」とのこと、

 等々を知ることができた。

 そして筆者は、「あなたから発信がなされれば、その情報は伝わります。その積み重ねによって状況は変化します。」「日本国民は、良識を持っています。あなたの発信する情報と、検察の主張を比較して公正な評価をします」と提案している。

 この筆者の提案が、勾留中のゴーン氏に届くかどうか、そして拘留中にゴーン氏の発信があるかどうか,注視したい。

 そして、過日の国会で安倍首相が頻発した「印象操作」という言葉を、ふと思い出した。


by sasakitosio | 2018-12-15 07:11 | 東京新聞を読んで | Trackback