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憲法の良いとこ発見しませんか?


by sasakitosio

悪態 <麻生太郎副総理は、先日、不摂生な患者への医療費を疑問視する発言をした!悩む人、それを支える人のやりきれない気持ち、諦めることの難しさを、意に介さぬ人の悪態をこの先どれだけ聞くのか??>

1029日付東京新聞朝刊21面に、「本音のコラム」という欄がある。筆者は、看護師・宮古あずさ氏だ。 

 今日は、この筆者に学ぶことにした。

 まず筆者は、「先週17歳の飼い猫を連れて動物病院を受診した。数日前から階段昇降に時間がかかり、レントゲンでみると、両足のひざが変形していた。原因は加齢で、治療法はない。苦痛なく過ごせるよう、工夫してやろうと思う。

 腎臓が悪く、在宅皮下補液をしている猫。骨が老化するまで生きられたのも幸運。治療に限りがあるから諦めもつく。」と教えてくれる。

 続けて筆者は、「人間相手はじたばたする。両親の晩年を思うと、治療の手立てがあるだけに、選び続ける大変さがあった。父は糖尿病と肝臓がん。母は膠原病に慢性呼吸不全、大腸がんに慢性骨髄性白血病。

 だんだん狭まる選択肢から、最善のものを選び続けた。諦めることの難しさを、日々感じていた。

 多くの病気を抱えていた母は「年をとればとるほど死にたくなくなるものよ」と言い、80で亡くなった。大病を抱えてよくあそこまで生きたと思う。しかしそれは娘の満足にすぎない。

 死を巡る人の心は大変複雑だ。」と教えてくれる。

 最後に筆者は、「残念ながら、こうした複雑さを、政権幹部は理解していないようだ。その筆頭が、麻生太郎副総理。

 先日彼は、不摂生な患者への医療を疑問視する発言をした。「またか」と思う。彼の発言は命に関わる問題を論ずるにはデリカシーを欠く。

 病む人、それを支える人のやりきれない気持ち、諦めることの難しさ・・・。

 意に介さぬ人の悪態をこの先どれだけ聞くのだろう。」として締めくくった。

 読んで勉強になった。

 「先週17歳の飼い猫を連れて動物病院を受診した。<中略>骨が老化するまで生きられたのも幸運。治療に限りがあるから諦めも着く」とのこと、

 「人間相手はじたばたする。両親の晩年を思うと、治療の手立てがあるだけに、選び続ける大変さがあった」とのこと、

 「だんだん狭まる選択肢から、最善のものを選び続けた。諦めることの難しさを、日々感じていた。」とのこと、

 「多くの病気を抱えた母は「年をとればとるほど死にたくなくなるものよ」と言い、80でなくなった」とのこと、

 「大病を抱えてよくあそこまで生きたと思う。しかし、それは娘の満足に過ぎない。死を巡る人の心は大変複雑だ」とのこと、

 等々を知ることができた。

 筆者は「麻生太郎副総理の「不摂生な患者への医療を疑問視する発言」がデリカシーに欠ける」と指摘した。その通りだ。そして筆者は「病む人、それを支える人のやりきれない気持ち諦めることの難しさ・・。意に介さぬ人の悪態をこの先どれだけ聞くのだろう」と怒っている。

 安倍政権が続く限り、麻生太郎氏の副総理は継ぐだろう。

 だが、人は誰しも「病気やけが」に何時見舞われるか分からないから、麻生太郎氏が「大病か大怪我」をすれば「悪態」も聞けなくなるかもしれない、と思った。

 


by sasakitosio | 2018-10-30 06:36 | 東京新聞を読んで | Trackback