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憲法の良いとこ発見しませんか?


by sasakitosio

王様は裸だ< 自民党総裁選挙では、石破茂氏が地方の党員票で肉薄した!!今回の総裁選で、自民党員の多くが、王様は裸だという意思表示をしたのである!!???>

9月23日付東京新聞朝刊25面に、「本音のコラム」という欄がある。筆者は、法政大教授・山口二郎氏だ。

 今日は、この筆者に学ぶことにした。

 まず筆者は、「自民党総裁選挙では、石破茂氏が地方の党員票で安倍首相に肉薄した。

 この選挙の有権者は一般の有権者ではなく、自民党の党員、党友、つまり安倍首相の身内である。

 しかし、政治に関して強い関心を持つ人々である。そうした有権者の中で、安倍首相に対する評価が二分されていることが明らかになった。これは、今後の政治に大きな影響を持つ。」と切り出した。

 続けて筆者は、「選挙戦の中で、安倍、石破両氏はテレビのニュース番組で数回討論した。安倍首相は森友、加計疑惑に関する質問に対してまともに応えず、ゴルフを一緒にするのが悪いなら、将棋やテニスはいいのかなどと、頓珍漢な答えをした。

 自民党の杉田水脈議員によるLGBTの人々に対する差別的な論文について、自民党にはいろいろな考え方があると、事実上擁護した。

 安倍首相が理性的議論の能力を持たず人間の尊厳にも無関心であることが露呈した。

 世論調査で安倍政権を支持しない人々があげる理由のうち「首相の人柄が信頼できない」が多い。一連の首相の発言は、それを裏書きした。」と指摘した。

 最後に筆者は、「今回の総裁選で、自民党員の多くが、王様は裸だという意志表示をしたのである。

 これから問われるのは、メディアの姿勢である。

 裸の王様に遠慮は不要である。首相が改憲に意欲を示す今、メディアのチェック機能は特に重要である。」として締めくくった。

 読んで勉強になった。

 「自民党の総裁選挙では、石破茂氏が地方の党員票で安倍首相に肉薄した」との指摘、

 「(自民党員は)政治に関心のある人々である。そうした有権者の中で、安倍首相に対する評価が二分されていることが明らかになった」との指摘、

 「選挙戦の中で、安倍、石破両氏はテレビの番組で数回対論した。<中略>

安倍首相は理性的議論の能力を持たず、人間の尊厳にも無関心であることが露呈した。」との指摘、等々の指摘はよく理解できた。

 安倍首相への票流れを見ていると、自民党の国会議員は保身議員が多いが、自由な党員は半分近くが首相に批判的であることが分かった。このことは、日本の民主主義、憲法改正論議に期待していいかな、と思った。


by sasakitosio | 2018-09-24 06:48 | 東京新聞を読んで | Trackback