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by sasakitosio

異論と権力 <外交であれ、民主政治であれ、異論は不可欠である!自由な異論が飛び交う国内民主主義があってこそ、政府は外国に対して国益を主張して本物の交渉ができるのである!!>

 9月2日付東京新聞朝刊27面に、「本音のコラム」という欄がある。筆者は、法政大教授・山口二郎氏だ。

 今日は、この筆者に学ぶことにした。

 まず筆者は、「9月に行われる自民党総裁選と沖縄県知事選は、安倍晋三首相の政治手法を如実に物語る機会となった。

 それは、権力者に異論を唱えるものを力ずくでねじ伏せて、唯我独尊の政治を追求することである。

 自民党総裁選において反主流派の存在自体を許さないという安倍陣営のいきりたち方は異様である。沖縄でも、辺野古新基地建設に反対する沖縄県に対してアメとムチで圧力を加え、中央政府に反対しても無意味だと、県民の心を折ろうとしている。」と切り出した。

 続けて筆者は、「自分に対する異論を許さない権力者は、自分よりも強い権力者には異論を唱えず、追従する。

 日朝の実務者が秘密会談を行ったことに米政府が不快感を示し、トランプ大統領が真珠湾を忘れないと発言しても、日本として反論した形跡は見られない。これこそ卑怯な権力者の真骨頂である。」と指摘した。

 最後に筆者は、「外交であれ、民主政治であれ、異論は不可欠である。8月30日付の琉球新報で、元米外交官のモートン・ハルぺリン氏が、沖縄返還について米国に遠慮していた日本政府は、日本から返還を強く要求しなければ米軍統治に批判的だった穏健派の米外交官の問題意識が政策化されないと説得した経験を記していた。

 自由な異論が飛び交う国内の民主政治があってこそ、政府は外国に対しても国益を主張して本物の交渉が出来るのである」として締めくくった。

 読んで勉強になった。

 「自分に対する異議をゆるさない権力者は、自分より強い権力者には異論を唱えず、追従する」との指摘

 「日朝の実務者会談を行ったことに米政府が不快感を示し、トランプ大統領が真珠湾を忘れないと発言しても、日本として反論をした形跡もない。」との指摘、等々筆者の指摘は当たっている、と思った。

 それにしても、米大統領の「真珠湾を忘れない」との発言に、安倍総理大臣が「日本として反論をした形跡」も残せなかったということは、日本をこよなく愛する者の一人として、「情けない」の一語に尽きる。

 時々新聞で見るように「真珠湾攻撃を居直る」ことは感心しないが、「「長崎・広島への原爆投下」を日本人は決して忘れない。そして二度と同じ過ちを繰り返さないように、と祈っている」、「戦後アメリカの統治のもと、民主主義の国になり、経済復興もできた」程度のことは、笑顔で話してほしい、と思った。

 またさらに、「8月30日付の琉球新報で、元米外交官のモートン・ハルぺリン氏が、沖縄返還について日本政府に、日本から返還を強く要求しなければ米軍統治に批判的だった穏健派の米外交官の問題意識が政策化されないと説得した経験を記していた」との指摘は、重大かつ希望の持てる指摘であった。

 それは「辺野古の新基地建設」の問題、「日米地位協定」の問題、「オスプレイ飛来」の問題、等々の解決を阻んでいるのは「日本政府」が要求しないことに原因があり、その解決の道は「日本政府が強く要求し、アメリカの穏健派の米外交官の問題意識を政策化」にあることを、示唆しているように思えてならなかった。

 


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by sasakitosio | 2018-09-03 06:17 | 東京新聞を読んで | Trackback