頑張れ、ェジル<W杯でドイツが敗退後、差別や脅迫にさらされたとして代表引退を表明したェジル選手!トルコ系移民三代目!ドイツ生まれ!「勝てばドイツ人(と認められ)、負ければ移民扱い」とエジル!!>
2018年 08月 12日
8月11日付東京新聞朝刊23面に、「本音のコラム」という欄がある。筆者は、文筆家・師岡カリーマ氏だ。
今日は、この筆者に学ぶことにした。
まず筆者は、「W杯でドイツが敗退した後、差別や脅迫にさらされたとして代表引退を表明したエジル選手のことが、いまだに頭を離れない。
トルコ系移民三代目。ドイツ生まれ、でも「勝てばドイツ人(と認められ)、負ければ移民扱い」とエジル。
結局「移民の子」は永久に、国民の名に値すると証明し続けなければならない運命なのだろうか。」と切り出した。
続けて筆者は、「私自身、半分アラブ人のため、エジル選手と同様の理由で度々偏見は経験した。
私の場合、その多くがドイツ又はドイツ人との交流の場でのことだった。
昼食の席でひとりビールを飲まない私の頭上に注ぐような手つきでジョッキーを掲げ「あなたはテロリストですか」と真顔で言った男性もいた。
飲まない=イスラム教徒=テロリストという発想なのだろうが、この手の無礼はまだ対処しやすい方だ。
振り返ると、差別や偏見に傷ついた瞬間、心の成長を促す決定的な節目となってきた。
若いころは、悔し涙で枕を濡らしたこともある。でも、悔しさは、自らを高める原動力にもなる。」と教えてくれる。
最後に筆者は、「多くの難民を受け入れたドイツは尊敬する。ドイツ人が他より差別的だとは思わない。だがエジル選手のように、ルーツや信仰を公然と誇るのは強さがいる。きっと彼は、私などとは比較にならないつらい経験を重ね、自分を磨いてきたのだと思う。」として締めくくった。
読んで勉強になった。
「トルコ系移民三代目。ドイツ生まれ。でも「勝てばドイツ人(と認められ)、負ければ移民扱い」とエジル。」とのこと、
筆者に「昼食の席でひとりビールを飲まない私の頭上に注ぐような手つきでジョッキを掲げ「あなたはテロリストですか」と真顔で言った男性もいた。」とのこと、
「振り返ると、差別や偏見に傷ついた瞬間は、心の成長を促す決定的な節目となってきた」とのこと、
「多くの難民を受け入れたドイツは尊敬する。ドイツが他より差別的だとは思わない」とのこと、等々を知ることが出来た。
なかでも、「若いころは、悔し涙で枕をぬらしたこともある。でも悔しさは、自らを高める原動力になる」との考え方は、前向きでいいなあと思った。
また、ドイツで「あなたはテロリストですか」と言われたのは、チャーミングな彼女に言葉をかけるのに、ドイツ人の中で特に「バカで間抜け」な男が、言葉の使い方を間違えたのではなかったか、とも思った。
数年前の年末年始、ベルリン一人歩きをしたが、ドイツ語は分からないし、英語も片言で、後期高齢者の日本人だったせいもあって、何のトラブルもなく「ドイツの自然と街並みと人々の営み」みて楽しんできた。