看護師の犯罪< どんなに忙しい思いをしても,人を殺そうと思う人間は一線を越えている!!>
2018年 07月 17日
7月16日付東京新聞朝刊21面に、「本音のコラム」という欄がある。 筆者は、看護師・宮古あずさ氏だ。
今日は、この筆者に学ぶことにした。
まず筆者は、「2年前、横浜の病院で起きた入院患者の連続不審死事件。消毒液を投与した殺人事件で、31歳の女性看護師が逮捕された。大筋で容疑を認め、被害者は20名を超えるとの情報もある。事実なら、看護師が業務中に行った大量殺人事件である。」と切り出した。
続けて筆者は、「容疑者逮捕の二日後、7月9日は看護学生に話をする機会があった。私は事件の概要を話し、はっきり言った。「この事件について、容疑者の気持ちが少しでも分かるという人は、今すぐ看護師になるのをやめていただきたいと思います」
実際、私には全く了解不能な事件である。
動機について彼女は、「自分の勤務帯に患者が亡くなるのが嫌だった」と言っているそうだ。
自分の勤務帯の逝去はつらい。これは了解できる。私も勤務中5人の患者が亡くなった際、「なぜ私の勤務帯に重なるのだ」とやりきれない気持ちになった。「前後の勤務帯にずれこんでくれれば」。褒められた感覚ではないが、それほどしんどい勤務だった。」と教えてくれる。
最後に筆者は、「しかし、取り繕わぬ本音も所詮、ここまで。だからといって死を操作するなど、考えられない。
こうした事件が起きると、現場の多忙に原因の一端を求める声が上がる。温かい配慮に感謝しつつ、やはりそれは違うと思う。
どんなに忙しい思いをしても、人を殺そうと思う人間は一線を越えている。」として締めくくった。
読んで勉強になった。
「2年前の、横浜の病院で起きた入院患者の連続不審死事件。消毒薬を投与した殺人容疑で、31歳の女性看護師が逮捕された」とのこと、
「被害者は20人を超えるとの情報もある。事実なら、看護師が業務中に行った大量殺人。前代未聞の事件である」とのこと、
「「この事件について、容疑者の気持ちが少しでも分かるという人は、今すぐ看護師になるのをやめていただきたいと思います」と看護学生に話した」とのこと、
「動機について彼女は、「自分の勤務帯に患者が亡くなるのが嫌だった」と言っているそうだ」とのこと、
「自分の勤務帯の逝去はつらい。これは了解できる。私も勤務中に5人の患者が亡くなった。「なぜ私の勤務帯に重なるのだ」とやりきれない気持ちになった」とのこと、
等々を知ることが出来た。
また、テレビで見る逮捕された31歳の女性看護師の表情は、実に幼く見えた。
筆者の「どんなに忙しい思いをしても、人を殺そうと思う人間は一線を越えている」との指摘はその通りだと思った。
自分は、一度も入院したことがない後期高齢者だが、何時入院するかわから年齢だ。
病院関係者には、間違えても病院が殺人現場にならないよう、万全の態勢を確立してほしいと思った。