憲法の良いとこ発見しませんか?


by sasakitosio

「カルト」は今 若者被害絶えず <大学、SNS勧誘など、学生に警告!姿を変え小集団が増加!被災者、貧困層・・閉塞感に漬け込む!「政権に近い宗教ナショナリズムに」!!??>

7月8日付東京新聞朝刊24面~25面のわたって「こちら特捜部」というページがある。

 中で、「カルト」は今、という見出しでカルト問題を扱っている。

 今日はこの記事を学習することにした。

 まず、記事は「1999年に人類が滅亡するーー。そんな予言が人々を不安にさせた世紀末に、オウム真理教は一連の事件を起こした。

 教団代表の麻原彰晃死刑囚(63)=本名・松本智津夫=はハルマゲドン(世界最終戦争)で信者をあおり、凶行に走らせた。

 そして新世紀。それなりに幸せな世の中に、不況が暗い影を落とす。

 7年前には東日本大震災も起きた。

 あの頃若者の心をつかんだ「カルト」と呼ばれる狂信的な宗教は今、どうなっているのか。(中沢佳子、橋本誠)」と切り出した。

 続けて記事は、「「オウム真理教?名前ぐらいしか知らない」。週末の午後らしくにぎわう東京・渋谷駅のハチ公前広場。友人と待ち合わせていた群馬県邑楽町の大学3年生の女子学生(21)は首をかしげる。「はまる人の気持ち、よく分からない」

 東京都府中市の男性会社員(24)は「地下鉄サリン事件を起こした集団とは知っている」と話す。当時の若い信者と同世代。だが「僕も友人も、カルトっぽい集団に勧誘されたことない。誘われてもまず入らない。オウムに入信した人は、洗脳されちゃったんですかね」と話した。

 地下鉄サリン事件が起きた23年前、今とは社会の雰囲気が違った。

 恐怖の大王によって1999年に地球が滅ぶという「ノストラダムスの大予言」が話題となり、なんとなく、多くの人の心に終末思想が根を下ろしていた。

 6日に執行された麻原死刑囚はハルマゲドンや「終末」を言い立てて多くの若者の心をつかんだ。そして「救済」と称し、信者を大量無差別殺人へと駆り立てた。

 今は違う。

 世紀末には何も起きず、地球も無事だった。

 男性会社員は「世界のおわり?全然感じない」と苦笑する。

 大学二年の女子学生(19)も「今はインターネットでいろんな情報や意見も手に入る。それを見ると、この先の社会が暗いとは思えない」

 終末は、若者の心に響かない。カルトは過去のものになったのか。

 「「ゴスペルコンサートをやります」「ボランテイア活動に参加しませんか」。にこやかに誘われていくと、楽しそうなコンサートを聞いたり、公園の清掃したり、いい人ばかり。次はセミナー。一泊の合宿が次は1週間・・・。マインドコントロールにかけられ、気付いたら抜け出せない」

 法政大はこんな文章で始まる文章をホームページに(HP)に乗せた。

 国際交流などの活動を装ったり、アンケートしたりで個人情報を入手するのがカルト的集団の手口。

 脱会しても学業を続けられない精神状態に陥った学生もいた。

 「サークルをかたる宗教勧誘は日常茶飯事。しつこい勧誘の相談も月一回はある」と担当者。

 定期的に消費生活センター職員によるカルトや悪質商法などの研修会も開いている。

 中央大の担当者は、「学制ガイダンスの際に、カルト系団体や詐欺の被害について指導している」。

 青山学院大は、弁護士が監修した薬物やカルト、悪質商法などの事例解説冊子を新入生に配っている。

 ソーシャルメデイアを使った接触への警戒も。

 上智大は「主催者不明のアカウントをフォローしない、安易に投稿しない」とHPで警告。

 慶応大も「ソーシャルメデイアで知らない人からサークルや勉強会の勧誘を受けて場合、まず怪しいと思ってほしい」と指導している。

 これだけ大学が学生に注意を促すのは、カルト的集団にはまる若者が後を絶たないからだ。」と教えてくれる。

 さらに記事は、「カルト的団体は、どのように生まれ、今はどうなっているか。

 西田公昭・立正大教授(社会心理学)によると、カルトは時代背景を巧みに取り入れてきた。

 1970年代は共産主義革命など政治思想的なもの、80年代は社会改革や自己啓発、90年代はバブル経済の終焉や世紀末の不安だ。

 「日本はバブルで物質的な豊かさに到達した。しかし、お金は人を幸せにせず、精神世界でしか幸せになれないと感じる人たちがオウムに集まった。

 ハルマゲドンもあおり、合わせ技で信者を集めていった。

 世紀末が終わり、2000年代に入っても、経済的な豊かさに人生の意味を見いだせない時代は続く。

 「不景気、就職難で、既存の日本のシステムに乗って大きな会社にはいっても人生の豊かさにつながらない。心の閉塞感は続いている」

 会員交流サイト(SNS)などインターネットも発達した。

 「ネットで孤独になり、心の居場所がなくなる。未来が見えない感覚は今も続いている」。

 現在は小さな団体がたくさんでき、被害に遭っている人の数は減ってはいないとみる。

 「自己啓発やNPO法人を名乗っているものもある。地球が破滅するような過激なことは言わず、個人の救済を目指すものが多い」

 11年の東日本大震災と福島第一原発事故もこんな風潮を強めた。

 「とくに原発事故は、誰も信用できないという思いを抱かせた。カルトは社会に希望が持てない時、理想郷のような話を掲げて現れる」

 「日本脱カルト教会」理事で福島県白河市の竹迫之牧師も「オウム事件の後、期待に反してカルトは増えた。「私たちはオウムと違う」などと活発化した団体が多い。ネットワークビジネスに手を出した信者もいる」と指摘する。

 東日本大震災後には、被災者に供養などの名目で接近するカルトが出現。ボランテイアや避難者を狙った勧誘はかなり尾を引いた。

 ただ、カルトが増える本質は、震災よりも格差拡大で貧しい人が増えたことにあると、竹迫氏は推測する。

 「全体で集まって一体感を感じさせ「これなら儲かる」「社会で勝ち残れる」と褒めちぎるブラック企業や自己啓発セミナーはカルトそっくり。

 集団心理で元気になる。高揚感が忘れられずリピーターになる」

 東北學院大の浅見定雄名誉教授は「オウム後の特徴は、カルト分派がたくさんできたこと。

 麻原死刑囚のような教祖がいて、心を人工的にいじるマインドコントロールを施せば、信者は着いて来て、儲かる」と指摘する。

 神道系もあれば、宗教でなく自然農法を掲げる者もある。50~60人程度の小規模の信者集めが際限なく行われているという。

 上智大の島薗進教授(宗教学)は、宗教集団に代わって国家に聖なる価値を見出す人々に勢いを感じている。

 「美しい日本の国を掲げ、外部に攻撃的、戦前の天皇崇敬、国体・皇国史観のような傾向が強まっている」と語る。」と教えてくれる。

 最後に記事は、「ヘイトスピーチや、森友学園の系列幼稚園で教育勅語を園児に暗唱させるような傾向を警戒し、「スピリチュアリティやパワースポットに人気が集まるのは、娯楽の面だけでなく、ナショナリズムに繋がっている部分もある」と見る。

 世界的にも、78年の「人民寺院」や93年の「ブランチ・ダビデイアン」の集団自殺のような宗教団体の事件よりナショナリズムが強まっている。

 「オウムは反体制的だったが、今は政権と近い所で宗教ナショナリズムが広がっている」。

 カルトは時代と共に姿を変えている。」として締めくくった。

 カルト教団は何故生まれたのか?

 それを防ぐ手立てはあるのだろうか?

 オウムの暴走は、どんな宗派にも内在するものではないのか?

 オウムに絡め取られた人々はどんな人々なのか?

 カルト教団に絡め取られない手立てはあるのだろうか?

 オウムのサリン事件が起きて以来、ずっと疑問を持ち続けてきた。その解を見つけたいとウロウロし続けている。

 この記事もそんな期待をもって、読ませていただいた。

 「カルト的団体はどのようにして生まれ、今はどうなっているのか。

 西田公昭・立正大教授(社会心理学)によると、カルトは時代背景を巧みに取り入れてきた」とのこと、

 「1970年代は共産主義革命など政治思想的なもの、80年代は社会改革や自己啓発、90年代はバブル経済の終焉や世紀末の不安だ」とのこと、

 「(オウムは)「日本はバブルで物質的な豊かさに到達した。しかし、お金は人を幸せにせず、精神世界でしか幸せになれないと感じる人が集まった。ハルマゲドンもあおり、合わせ技で信者を集めていった」とのこと、

 「カルトは社会に希望が持てない時、理想郷のような話を掲げて現れる」とのこと、

 「東北学院大の浅見定雄名誉教授は「オウム後の特徴は、カルトに分派がたくさん出来たこと。麻原死刑囚のような教祖がいて、心を人工的にいじるマインドコントロールを施せば、信者は着いて来て、儲かる」と指摘する」とのこと、

 「世界的にも、78年の「人民寺院」や「93年の「ブランチ・ダビディアン」の集団自殺のような宗教団体の事件より、ナショナリズムが強まっている」とのこと、等々を知ることが出来た。

 が、まだオウム誕生の必然性と偶然性、オウムの無差別殺人は必然的だったのか、偶然だったのか、分からない? 
 人間と宗教の根源的な理解が、必要なような気がしている。

 

 


[PR]
トラックバックURL : https://sasakitosi.exblog.jp/tb/26987521
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
by sasakitosio | 2018-07-16 11:43 | 東京新聞を読んで | Trackback