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憲法の良いとこ発見しませんか?


by sasakitosio

国会の液状化< 最低限の了解事項や整合性を放棄したら、ドラマにも事件にも解決はない!!液状化した国会??この状態で働き方改革法案を採決する?国ごと底なし沼に沈んでいくような気分!!???>

5月30日付東京新聞朝刊23面に、「本音のコラム」と言う欄がある。筆者は、文芸評論家・斉藤美奈子氏だ。

 今日は、この筆者に学ぶことにした。

 まず筆者は、「サスペンスドラマなんかだと、どんなに巧妙に逃げ続けても、動かぬ証拠を突きつけられた容疑者は「私がやりました」と認め、事実関係を語り出す。追う側と追われる側に論理的整合性が共有されているからだ。

 世間が気をもんだ日大アメフット部の問題も、当事者の会見や関係者の声明などで、事態は収束に向かいつつある。」と切り出した。

 続けて筆者は、「しかるに、わが国会では「よし詰んだ」「もう逃げられまい」と思ってもまるで前に進まない。

 加計問題に際し「私や妻、事務所が関わっていれば、首相も国会議員も辞める」と述べた首相は「お金のやりとりがああって、頼まれて行政に働きかけた、という意味でのかかわりはない」

 ひえー,いつそんな解釈になったんだ。あんたのおかげで文書の改ざんや虚偽の証言をした者たちはどうなるの。

 しかし、ひえーは止まらない。

 加計孝太郎理事長と首相の面会について「実際になかった総理と理事長の面会を引き合いに出し、県と市に誤った情報を与えてしまったように思う」(加計学園)

 森友文書について「改ざんという悪質なものではないのではないか」(麻生財務相)。」と指摘した。

 最後に筆者は、「最低限の了解事項や整合性を放棄したら、ドラマにも事件にも解決はない。

 液状化した国会。

 この状態で働き方改革法案を採決する?

 国ごと底なし沼に沈んでいくような気分。」として締めくくった。

 読んで勉強になった。

 まず、国会の現状を観て、なんとも情けなく、あきれ果て、国会を国権の最高機関とした日本国憲法もこんなはずではなかあったと嘆いているかもしれない、と思う日々が続いている。

 が、その原因が少しわかったような気がした。それは、「最低限の了解事項や整合性」が、内閣と官僚によって「放棄」されていることにあると、分かった。

 さらに、「加計問題に際し「私や妻、事務所が関わっていれば、首相も国会議員も辞める」と述べた首相は「お金のやりとりがあって、頼まれて行政に働きかけた、という意味でのかかわりはない」。

 ひえー、いつそんな解釈になったんだー」との驚き、

 「あんたのおかげで文書の改ざんや虚偽の証言をした者たちはどうなるの」との怒り、等々筆者の「怒り」や「驚き」・「呆れ」は全く同感である。

 また、「ウミ」を出すという言葉をよく聞くが、「ウミ」は体内で「菌」との戦がないと、発生しないのではないか?だから、自民党や公明党の中から全く異論が出ない状況では、「ウミ」が発生するわけがない、と思った。

 内閣や国会にたまった「毒素」は、「ウミ」となって対外に排出されないで、内閣や国会ひいては日本憲法を麻痺させてしまうのではないか、そんな気がした。


by sasakitosio | 2018-05-31 06:14 | 東京新聞を読んで | Trackback