憲法の良いとこ発見しませんか?


by sasakitosio

国会図書館70年 揺らぐ知る権利<公文書管理の重要性を国会や国民が意識し、国会図書館と公文書館が収集した資料を元に議員立法が活性化しない限り、「真理がわれらを自由にする」日は訪れない!>

 5月24日付朝日新聞朝刊30面に、「文化・文芸」欄があり、中で、「寄稿・山室信一」が目に入った。筆者は、京都大学名誉教授・山室信一氏だ。

 今日は、この筆者に学ぶことにした。

 まず筆者は、「「真理が我らを自由にするという確信に立って、憲法の誓約する日本の民主化と世界平和とに寄与ことを使命」として開館された国立国会図書館が、6月に70周年を迎える。

 国立国会図書館は、その名に示されているように国立図書館と国会図書館という二重の業務を果たしている。

 国立図書館としては国内で出版された総べての刊行物を収集・保存する唯一の納本図書館であり、それを国民に自由に利用させる責務を負っている。

 また、国会図書館としては、国権の最高機関である国会の立法を補佐するために「調査及び立法調査局」などを置く情報収集・調査機関でもある。

 ただ、東京の本館や京都にある関西館に来館できる人以外は利用されていないかもしれない。

 しかし、現在は非来館型サービスが拡充し、著作権が切れた著作物については電子資料化されて自宅でも閲覧できる。

 また、登録しておけば遠隔複写サービスも受けられる。レファレンス共同データベースなどを使って全国の図書館などを活用できるナショナル・センターとしても機能している、」と切り出した。

 続けて筆者は、「さて国会図書館はアメリカの議会図書館を参考に設立されたが、国際子ども図書館のほか司法・行政各部門に支部図書館を置く世界的に特異な機構となっている。

 この制度を構想した当時の参議院議員・羽仁五郎は「政府官僚の資料すべて、鉛筆やペンで書いた下書きまでとは言わないが、ガリ版なりなんなりおよそ印刷したものは、すべて主権在民の人民の選挙した代表である国会議員が徹底的に調査することが出来るように、政府各省の行政官庁の資料室を、すべて国会図書館の分館とする」と考えたという。

 すなわち、政策決定に関する全資料を国会図書館に集めて国民に公開していくアーカイブズの機能を持たせようとしたのである。こうした発想は、国民が国政情報から隔離され、誤った情報操作に踊らされたことが戦争の惨害を招いたという猛省から生まれたものであった。

 正しい政策決定をするためには、国会図書館が公的機関の作成した資料をすべて集めて国民に知らせる「情報省」的な機能を持つ必要がある。

 主権者が正しい情報を知ること、それこそが民主主義の大前提となる。冒頭に掲げた国立国会図書館法の前文は、その精神を示したものである。

 ただ本来、刊行物を扱う図書館と、公務で作成された文書群を整理・保存する技術を要する公文書館とは違った機能を持っており、できる限り早く国立公文書館を作る必要があった。

 だが、それが設立されたのは1971年であり、年金記録紛失などの杜撰な扱いが問題となって「公文書等の管理に関する法律」が施行されたのは2011年だった。

しかし、公文書管理法が施行されても改ざんや隠蔽は後を絶たず、国民の知る権利は妨げられ、国会も虚偽の資料や答弁で機能不全に陥っている。」と指摘した。

 最後に筆者は、「それではなぜ、公文書がこれほど粗雑に扱われるのか。

 端的に言えば、国会議員も国民も公文書管理に無関心だったからである。

 国立公文書館設立に至るまでに幾度も歴史研究団体から要望書が出されたが、文書官に収められる公文書を用済みの古文書と考えられて軽視してきた。

 さらに言えば、国会で成立する法案の9割前後を行政官僚が作成しているように、国会議員が立法のプロとして活動してこなかったからである。

 国会議員が自ら法律を立案しようとすれば、先例や立法事実を知るために公文書の管理がいかに重要かは理解できたはずだ。

 もちろん、早急な対策としては公文書改ざんができない「ブロックチェーン」などの技術導入が不可欠となる。

 しかし、「健全な民主主義の根幹を支える国民共有の知的資源」であるはずの公文書管理の重要性を国会や国民が認識し、国会図書館と公文書館が収集した資料を元に議員立法が活性化しない限り、「真理がわれらを自由にする」日は訪れないであろう。」として締めくくった。

 読んで勉強になった。

 「国立国家図書館が、6月で70周年を迎える」とのこと、

 「国立国会図書館は、その名に示されているように国立図書館と国会図書館という二重の業務を果たしている」とのこと、

 「国立図書館としては国内で出版されたすべての刊行物を収集・保存する唯一の納本図書館であり、それを国民に自由に利用させる責務を負っている」とのこと、

 「国会図書館としては、国権の最高機関である国旗遭の立法を補佐するために「調査及び立法考査局」などを置く情報収集・調査機関でもある」とのこと、

 「現在は非来館型サービスが拡充し、著作権が切れた著作物について電子資料化されて自宅でも閲覧できる」とのこと、

 「国会図書館はアメリカの議会図書館を参考に設立されたが、国際子ども図書館のほか司法・行政各部門に支部図書館を置く世界的に特異な機構となっている」とのこと、

 「この制度を構想した当時の参議院議員・羽仁五郎は「政府関係の資料をすべて、鉛筆やペンで書いた下書きまでとは言わないが、ガリ版ないりなんなりおよそ印刷したものは、すべて主権在民の人民の選挙した代表である国会議員が徹底的に調査できるように、政府各省の行政官庁の資料室を、すべて国会図書館の分館とする」と考えたという」とのこと、

 「本来、刊行物を扱う図書館と、公務で作成された文書群を整理・保存する技術を要する公文書館とは違った機能を持っており、できる限り早く国立公文書館を作り必要があった。だが、それが設立されたのは1971年である」とのこと、

 「公文書等の管理に関する法律」が施行されたのは2011年だった。しかし、公文書管理法が施行されても改ざんや隠蔽は後を絶たず、国民の知る権利は妨げられ、国会も虚偽の資料や答弁で機能不全に陥っている」とのこと、

 等々を知ることが出来た。

 まず思ったことは、歴史的に国民の「宝」になるような「出版」が出来、それを国会図書館に納本出来たらこの上なく「幸せ」だろうなあ、と思った。

 また、ゴミみたいな「出版物」でも、収集・保存しなければならないとしたら、職員の皆さんにはご苦労をかけるなあ、と思った。

しかし、そのときゴミと思われた「出版物」も、時間と共に「宝」に変身することもあるかも知れないが?

 


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by sasakitosio | 2018-05-29 15:02 | 朝日新聞を読んで | Trackback