憲法の良いとこ発見しませんか?


by sasakitosio

権力と権威の乖離< 今日では過去につくられた、さまざまな権力と権威の一対かが風化し、権威を喪失した権力の退廃や、そのことに気づかない権力者の醜悪さが感じられる!そうですねえー!>

5月27日付東京新聞社説横に、「時代を読む」という欄がある。筆者は、哲学者・内山節氏だ。

 今日は、この筆者に学ぶことにした。

 まず筆者は、「権力と権威の乖離が進んでいる。最近ではそう感じることが多くなった。

 権力は、軍事力にもとづくものであれ、制度によるものであれ、掌握すれば確立できる。

 ところが、権威は人々がそれに権威を感じなければ成立しない。

 権力は一瞬にして確立することもできるが、権威は人々からの信頼や尊敬が芽生えてこそ成立するのである。」と切り出した。

 続けて筆者は、「たとえばトランプ大統領は、大統領としての権力を獲得することに成功した。しかし、米国の世論調査の結果にも表れているうように、トランプ大統領に権威を感じている人は、最大でも彼を支持する4割程度に過ぎないようである。

 過半数の国民も、おそらく世界の多くの人々も、権威のある人だとは認めていない。

 安倍首相も同じである。

 首相としての権力は持っているが、内閣不支持の理由のトップが「首相が信頼できない」では、多くの国民は首相を日本の権威としてはみとめていないということになる。

 権力はあるが権威がない。

 そういう状況がいろいろなところで広がっている。今日とは、権威が失墜していく時代である。

 たとえば企業経営者や経済界の人たちを見ても、一昔前までは、たとえば松下幸之助のような権威のある企業人がいた。

 しかし、今日では、この領域でも、権威のない権力者が多くなった。そればかりか企業自体が、社会のなかの権威として認められない時代になっていると言ってもよい。

 企業の利益だけを追求し、人も大事にしなければ、違法行為すれすれのこともやりかねない集団、企業に対してそんなふうな感じ方をしている人も増えてきた。だから、若者の離職率も高く、企業という自分を縛る権力構造から自由になろうとする人も増えてきた。

 今ニュースをにぎわしている日本大の問題も同じだろう。人々が感じているもは、日大フットボール部の監督やコーチは権力者であったが、権威を持っている人ではなかったということだ。

 とともに日大自体のお粗末な対応から受ける者も、日大が権威のない権力者たちによって経営されているという印象である。

 国会で官僚たちの対応も同じだった。

 私たちが日々目にしたものは、権威失墜した権力者たちの自己保身的な答弁であり、行動だった。

 権威を失った権力はいずれ崩壊する。なぜならそれは、退廃した権力だとみなされてしまうからである。」と指摘した。

 最後に筆者は、「はじめに権威の失墜がおこる。

 次に何らかのきっかけから権力の崩壊が生じる。このような経緯は、おそらくこれまでの歴史の中で何度となくおきていだのだろう。

 とすると政府も国会も、さらには政治自体が権威も失っていく今の時代は、次に何をもたらすのだろうか。

 権威を失墜させた経済社会は、社会にどのような変動をもたらしていくのだろう。

 かって確立された男性社会という権力も権威を失墜させ、いまではその権力自体が批判いされている。

 この過程で、セクハラ、パワハラなどが攻撃されるようになった。

 今日では過去につくられた、さまざまな権力と権威の一体化が風化し、権威の喪失した権力の退廃や、そのことに気づかない権力者の醜悪さが感じられる。そんな時代が展開しているのである。」として締めくくった。

 読んで勉強になった。

 最近にニュースを、見ていてなんか腹立たしい思いになる機会が多くなった、と思っていた。

 その原因が、筆者のこの記事を読んで、少しわかったような気がした。

 つまり自分的には、権力には権威が伴っているはずだ、と思い込んでいた。が、現実は権威なき権力を見る機会が多くなったことにあった。

 そして、「権力は、軍事力に基づくものであれ、制度によるものであれ、掌握すれば確立できる。ところが、権威は人々がそれに権威を感じなければ成立しない」とのこと、

 「権力は一瞬にして確立することもできるが、権威は人々からの信頼や尊敬が芽生えてこそ成立するものである」とのこと、等々を改めて知ることが出来、納得もした。

 また、「トランプ大統領に権威を感じている人は、最大でも彼を支持する4割程度にすぎないようである。過半数の米国民も、おそらく世界の多くの人びとも、権威のある人だとは認めていない。安倍首相も同じである」と指摘、

 「日大アメリカンフットボール部の監督やコーチは、権力者ではあったが、権威は持っている人ではなかったということだ」との指摘、

 「 日大自体のお粗末な対応から受けるものも、日大が権威のない権力者たちによって経営されているという印象である」との指摘、

 「国会での官僚たちの対応も同じだった。私たちが日々目にしたのは、権威が失墜した権力者たちの自己保身的な答弁であり、行動だった」との指摘、等々の指摘もよく理解できた。

 最後に筆者の「政府も国会も、さらには政治自体が権威を失っていく今の時代は、次に何をもたたしていくのだろうか」・「権威を失墜させた経済社会は、社会にどのような変動をもたらして行くのだろう」との問いかけは、明るい未来を予測してか、それとも恐ろしい明日を予測してか、そこのところがすごく知りたくなった。


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by sasakitosio | 2018-05-29 06:21 | 東京新聞を読んで | Trackback