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憲法の良いとこ発見しませんか?


by sasakitosio

畑作は土から 寝言は寝てから<「憂国しぐさ」!?①議論すべきことは他にもあるという(嘆息)②私は「中立」だという(弁解)③野党は対案を出せ、政策論議をせよという(すり替え)ーーーが基本セット!??>

4月16日付朝日新聞朝刊4面に、「政治断簡」という欄がある。

  筆者は、編集委員・高橋純子氏だ。

 今日は、この筆者に学ぶことにした。

 まず筆者は、「「国会で議論すべきことは他にもたくさんある。00問題一色になるのは残念だ。私は必ずしも安倍政権支持ではないが、野党は対案も出さずに批判ばかり、もっと政策を議論すべきだ」

 以上、男もすなる「憂国しぐさ」というものを 女もしてみむとてするなり。

 ①議論すべきことは他にもあるという<嘆息>②私は「中立」だという<弁解>③野党は対案を出せ、政策論議をせよ<すり替え>――が基本セット。

 なにげに手軽に高みから知ったげに何か言ったげになれるがゆえに流行中だが、権力擁護以外の効能があるはずもなく、ならば堂々と日の丸の小旗でも振ったらいいのに。

 安倍首相ガンバレ安倍首相ガンバレ・・・・園児にそういわせていた籠池泰典・諄子夫妻が逮捕・

勾留されてもう8カ月が過ぎた。」と切り出した。

 続けて筆者は、「それにしても、である。政治という営みはいつから、政策論議に矮小化されるようになったのだろう?

 畑の土が汚染されていることがわかった。

 もうこの畑で作物をつくるのは無理ではないかという議論をしている時に、いつまで土の話をしているのか、ニンジンを植えるかジャガイモを植えるのか議論すべきだ、冷夏への備えも必要なのに、対案を出さずに批判ばかりして・・・などと言い出すものは正気を疑われる。

 政治だって同じだ。

 主権者はいわば畑のオーナーである。選挙で多数を取った政権に管理を任せていたら、あったものがなかったことにされたり、ないと言っていたものが出てきたり、トラック何千台でも運び出せないほどのゴミが畑に埋まっていた。

 さあ、どうする?

 責任を問う。 信頼できないなら辞めさせる。主権者の当然の務めだ。もちろん、信頼などどうでもいい、成果さえ上がればいいという立場もありえるだろう。それはもう政治ではなくビジネス、それもかなりブラックなビジネスの感性と言わざるを得ない。

 政治がリーダーシップを発揮して官僚組織の膿を出す切るなどという言葉も聞こえてくる。

 寝言はせめて寝てからにして頂きたい。

 リーダーシップとは責任を取ることと表裏一体のはず。官僚にのみ責任を押し付けた上で発揮される政治のリーダーシップなどあり得るのか。」と指摘した。

 最後に筆者は、「みんな必死に船にしがみついていて、はた目にはその船を信奉しているように見えるが、他に船がないため、沈むのが分かっていてもしがみつくしかないーー。

 社会学者の大澤真幸さんに以前インタビューした際、資本主義を船に例えてそんな趣旨の話をされた。

 「現実主義だリアリズムだと言っても、可能なことだけ追及するというのは単に、船が沈むのを座して待つということにしかなりません」

 現下の政治を取り巻く状況にも符合する。

 先の展望がないからしがみつく。

 いろんな意味でこの国は老いているとしみじみ思う。どうすれば若返れるか・・・・あっ。

 「やらされモードではなく、死ぬほど実現したいという意識を持つことが最低条件」かもしれない。自分の記憶の限りでは 。」として締めくくった。

 読んでいつもながら、気合いを感じられて、元気をもらう感じがする。

 「畑の土が汚染されていることが分かった。もうこの畑で作物をつくるのは無理ではないかという議論をしている時に、何時まで土の話をしているのか、ニンジンを植えるかジャガイモを植えるか議論すべきだ、冷夏への備えも必要なのに、対案を出さず批判ばかりして、、、などと言い出す者は正気を疑われる」との指摘、

 「政治がリーダーシップを発揮して官僚組織のうみを出し切るなどという言も聞こえてくる。」寝言はせめて寝てからにして頂きたい。リーダシップとは責任をとることと表裏一体のはず。官僚にのみ責任を押し付けた上で発揮される政治のリーダージップなどありうるのか、」との指摘、

 「社会学者の大澤真幸さんに以前インタビューした際、資本主義を船に例えてそんな趣旨の話をされた「資本主義だリアリズムだと言って、可能なことだけを追及するというのは単に、船が沈むのを座して待つということにしかなりません」」と教えてくれる、

 「現下の政治を取り巻く状況にも符合する。先の展望がないからしがみつく。いろんな意味でこの国は老いているとしみじみ思う。」と指摘、

 等々の指摘や教えは、その通りだと理解した。

 なら、どうすればいいのか。

 筆者は「やらされモードではなく、死ぬほど実現したいという意識を持つことが最低条件」と指摘した。

 なるほど、死ぬほど好きになれる「相手」が現れないまま、年を取ってしまった「男女」の状態が現下の日本国の老化現象か?

 しかし、先の展望は「国民自ら作るモノ」で、なんとなく待っていれば「出現するモノ」ではないはずだ。かってマルクスの「資本論」が現れた時のように、世界の人々を唸らせる、目覚めさせるような「展望」を、筆者をはじめ「日本の叡智」から発信出来ないものだろうか?期待しながら、今日も新聞を読んでいる。

 

 

 


by sasakitosio | 2018-05-04 15:15 | 朝日新聞を読んで | Trackback