檻の中のライオン< 檻は日本国憲法で、ライオンは国家権力の喩えらしい?憲法99条に「天皇または摂政及び国務大臣、国会議員、裁判官その他の公務員は、この憲法を尊重し擁護する義務を負う」とある!!>
2018年 03月 27日
3月26日付東京新聞朝刊23面に、「本音のコラム」という欄がある。筆者は、看護師・宮古あずさ氏だ。
今日は、この筆者に学ぶことにした。
まず筆者は、「先日、私は憲法を学ぶユニークな講演会に参加した。題して「檻の中のライオン」。講師の楾大樹氏は弁護士で「よく知らない人たちが最低限の前提知識を踏まえないで憲法の議論をしている」ことに危機感を抱き、活動を始めたそうです。
講義はまず「ライオン=国家」「檻=憲法」、ライオンを檻に入れて縛るのが立憲主義という喩え話から始まる。
日本国憲法は天賦人権、国家より個人を大切にする個人主義が基本。これを実現する政治が行われるようライオンに任せ、暴走しないよう入れる檻が日本国憲法である。」と切り出した。
続けて筆者は、「実際、憲法99条には「天皇又は摂政及び国務大臣、国会議員、裁判官その他の公務員は、この憲法を尊重し擁護する義務を負う」とあり、日本国憲法は権力を縛ると明文化されている。
しかし、安倍首相はこれを否定。「立憲主義が権力者を縛るものという解釈は古い解釈」とさえ言ってしまう。これは大臣として許されない憲法否定というほかない。」と指摘した。
最後に筆者は、「改めて見返せば、自民党憲法草案は天賦人権、個人主義、立憲主義など、日本国憲法の基本さえ否定する。修正されても、そこに本音があるのは間違いないだろう。
この講義で、私は基本を学ぶ大切さを知った。
とても力になる講義。同名の書籍も出版されている。多くの人に講義を聴き、本を手に取ってもらいたい。」として締めくくった。
読んで勉強になった。
「憲法99条には「天皇又は摂政及び国務大臣、国会議員、裁判官その他の公務員は、この憲法を尊重し擁護する義務を負う」とあり、日本国憲法は権力を縛ると明文化されている」との指摘、
「しかし安倍首相はこれを否定。「立憲主義が権力者を縛るものという解釈は古い解釈」さえいってしまう。これは大臣として許されない憲法否定と言うほかない」との指摘、等々は改めて確認することが出来た。
また、「自民党憲法草案は天賦人権、個人主義、立憲主義など、日本国憲法の基本さえ否定する」とのこと、とすると自民党憲法草案はこれは改憲ではなく、憲法破壊とかクーデターとか言うたぐいのものだ、と思った。