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憲法の良いとこ発見しませんか?


by sasakitosio

悲しきバレンタイン< 今年のバレンタインにサウジの若者が花を贈りあえたのは結構なことだが、サウジの影響で厳格化したパキスタンでは禁止されたままだと聞く!!???>

 2月24日付東京新聞朝刊29面に、「本音のコラム」という欄がある。筆者は、文筆家・師岡カリーマ氏だ。

 今日は、この筆者に学ぶことにした。

 まず筆者は、「極度に厳格なイスラム解釈をするサウジアラビアの宗教警察は、正式名を「勧徳・非行防止委員会」という。「非行」には飲酒など宗教で明確に禁止されている行為だけではなく、男女の交流やバレンタイン関連行事も含まれ、この日は赤い花や愛をうたうカードの販売が禁じられてきた。」と切り出した。

 続けて筆者は、「そのサウジが「穏健化」を目指すムハンマド皇太子の台頭とともに変化の兆しを見せている。

 宗教警察は路上で「違反者」を棒で脅すなどの行為をしなくなったという。女性の運転も近く許可される予定だ。

 そして、今年はなんと、バレンタインも解禁された。

 何を今さらと思う。

 サウジはこれまで巨大な資金力を背景に独自の宗教解釈を海外に輸出し、もともと寛容だったイスラム諸国が浸食されてきた。

 そのような思想は過激主義の温床である。」と指摘した。

 最後に筆者は、「私が育ったエジプトでも、精神性を重視する神秘主義的信仰が異端視されるようになり、知的想像力は停滞し、1970年代まで中東一の威勢を誇った文化的ソフトパワーが交代する一つの要因となった。

 今年バレンタインにサウジの若者が花を贈り合えたのは結構なことだが、サウジの影響で厳格化したパキスタンでは禁止されたままだと聞く。

 サウジ国内で方針転換しとところで、他国まで浸透した不寛容の膿は出し切るのに途方もない年月がかかる。」として締めくくった。

 読んで勉強になった。

 「極度に厳格なイスラム解釈を信奉するサウジアラビアの宗教警察は、正式名を「勧徳・非行防止委員会」という」とのこと、

 「「非行」には飲酒など宗教で明確に禁止されている行為だけでなく、男女の交流やバレンタイン関連行事も含まれ、この日は赤い花や愛をうたうカードの販売が禁じられてきた」とのこと、

 そのサウジで「宗教警察は路上で「違反者」を棒で脅すなどの行為をしなくなったという。女性の運転も近く許される予定だ。そして今年はなんとバレンタインも解禁された」とのこと、 等々を知ることが出来た。

 飲酒趣向のない自分にとっては、イスラムの禁酒は飲酒運転防止に大変役立つと思った。

 ただ、政治であろうが宗教であろうが「権力」で人間の思想や自由な行動を禁止することは、個人的には不自由なことであり、社会的には発展を阻害する要因だと思う。

 人間の自由を禁止し続けた社会と、そうでない社会を「発展の視点」で比較検討できると、いいのだが?


by sasakitosio | 2018-02-25 07:16 | 東京新聞を読んで | Trackback