憲法の良いとこ発見しませんか?


by sasakitosio

腐敗という疫病 <為政者の公私混同は社会を内側から腐らせる大罪である!!>

 2月11日付東京新聞朝刊25面に、「本音のコラム」という欄がある。筆者は、法政大教授・山口二郎氏だ。

 今日はこの筆者に学ぶことにした。

 まず筆者は、「通常国会序盤の与野党論戦について、日本政治史の学者が他紙で、今の野党はスキャンダル追及にかたより過ぎだが、安倍首相が感情的になるのも問題だと書いた。

 この種の相対主義は問題の本質を覆い隠す。野党が疑惑の追及を止められないのは。政権が情報公開を拒否し、誠実な答弁をしないからだ。」と切り出した。

 続けて筆者は、「権力者の腐敗は、国をむしばむ疫病である。英米の行動科学研究者が、23か国、2500人余りの若者を対象にした実験を行った。

 2回サイコロを振り、1回目に出た数に比例して賞金がもらえる。

 しかし、6が出たら賞金はゼロで、二回目の数字は賞金に無関係、である。結果はすべて自己申告であり、うそをついて高い賞金をもらうことも可能である。

 すると、独裁者が腐敗政治を継続している国の人々の申告値の平均は西欧諸国の人々のそれよりも高いことが明らかとなった。

 権力者による政治の私物化が当たり前となれば、国民の方もごまかし、インチキをあたりまえと思うようになる。

 近代社会は人間が正直であることを前提に成り立っているので、一般人が不正直になれば、社会運営のコストは上昇する。」と指摘した。

 最後に筆者は、「安倍政権の腐敗と野党の追及についてどっちもどっちなどと利いた風なことを言っている場合ではない。為政者の公私混同は社会を内側から腐らせる大罪である。」として締めくくった。

 読んで勉強になった。

 「英米の行動科学研究者が,23カ国、2500人余りの若者を対象とした実験を行った」とのこと、

 「結果は全て自己申告であり、うそをついて高い賞金をもらうことも可能」とのこと、

 「独裁者が腐敗政治を継続している国の人々の申告値の平均は西洋諸国の人々のそれよりも高いことが明らかになった」とのこと、等々を初めて知ることが出来た。

 筆者の「権力者による政治の私物化が当たり前となれば、国民の方もごまかし、インチキをあたり前と思うようになる」との指摘は、なるほどそうかもしれないと思った。

 上から下まで、ごまかしやインチキが指弾されない社会構造になると、インチキやごまかしで利益を得ようとしたくなるのが人間の本姓か?

 昔、若い頃、政治は最高の道徳である、という言葉を聞いたことを思い出した。

 そして、筆者の「為政者の公私混同は社会を内側から腐らす大罪である」との指摘は、よく理解できた。

 

 


[PR]
トラックバックURL : https://sasakitosi.exblog.jp/tb/26460787
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
by sasakitosio | 2018-02-12 08:17 | 東京新聞を読んで | Trackback