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憲法の良いとこ発見しませんか?


by sasakitosio

兵糧攻め< 07年5月成立した「在日米軍再編特別措置法」が諸悪の根源!以来、政府案をのむか否かで交付金支給の是非が決定されてきた!この措置で、沖縄県の金武町、恩納村、宜野湾村は次々降伏!>

 2月7日付東京新聞朝刊27面に、「本音のコラム」という欄がある。筆者は、文芸評論家・斉藤美奈子氏だ。

 今日は、この筆者に学ぶことにした。

 まず筆者は、「4日の沖縄県名護市長選で与党推薦の渡具知武豊氏が当選。止まっていた米軍再編交付金を政府は再開する方針という。

 なんじゃそりゃ。

 あんたは鳥取城を兵糧攻めで落とした秀吉か!

 あまりに露骨な対応に頭から湯気が出そうになったが、頭を冷やして過去を遡ってみた。」と切り出した。

 続けて筆者は「そうだった。普天間飛行場の辺野古移転に反対する稲嶺進氏が市長選で初当選したのは2010年1月。直後に再編交付金はとめられた。菅直人政権時代。民主党よオマエもか、である。

 しかし、さらにさかのぼると07年、第一次安倍政権の時代に行き着く。この年5月に成立した「在日米軍再編特別措置法」が諸悪の根源で、以来、政府案を飲むか否かで交付金支給の是非が決定されてきた。

 この措置で、沖縄県の金武町、恩納村、宜野湾村は次々降伏。

 住民投票で空母艦載機の移駐に反対の民意が示された山口県岩国市も、米陸軍司令部の新設に反対してきた神奈川県座間市も、市長が苦渋の決断の末に寝返った。

 それでも名護市は交付金に頼らない行政を貫いて、全学校への冷房設置や校舎の耐震化、小中学校の医療費無料化まで実現させたのよ」と指摘した。

 最後に筆者は、「選挙中、自民党は交付金の再開を当然ちらつかせただろう。札束の力で自治体をねじ伏せ、住民を分断させる恫喝政治。これ、民主主義なんですか、」として締めくくった。

 読んで勉強になった。

 「普天間飛行場の辺野古移設に反対した稲嶺進氏が市長選で当選したのは2010年1月。直後に再編交付金はとめられた。菅直人政権の時代。」とのこと、

 「07年、第一次安倍政権の時代。この年の5月に成立した「在日米軍再編特別措置法」が諸悪の根源で、以来、政府案をのむか否かで交付金支給の是非が決定されてきた」とのこと、

 「この措置で、沖縄県の金武町、恩納村、宜野座村は次々降伏」とのこと、

 「住民投票で空母艦載機の移駐に反対の民意が示された山口県岩国市も、米軍司令部の新設に反対してきた神奈川県座間市も、市長が苦渋の決断の末に寝返った」とのこと、等々を知った。

 過日、本紙で米軍基地・自衛隊基地は、沖縄にとって<不>経済との記事を読んだ。

 基地を押し付けたまま、米軍再編交付金支給の是非を政府案をのむか否かで決定しているは、恫喝や拷問みたいで憲法の平等の精神に反するのではないか。

 しかも、その反対決定の根拠が選挙や住民投票としたら、国民主権・民主主義の観点から、おかしいのではないか、と思った。


by sasakitosio | 2018-02-08 06:55 | 東京新聞を読んで | Trackback