憲法の良いとこ発見しませんか?


by sasakitosio

「安保法」訴訟 あぜんとする国の主張<裁判で国が、存立危機事態の発生は想定できないとの立場を終始とり続けた!昨年11月の段階でも「(北朝鮮との衝突は)抽象的な家庭に過ぎない」と述べた?>

2月3日付朝日新聞社説に、「安保法」訴訟のことが載った。

今日はこの社説に学ぶことにした。

 まず社説は、「安全保障関連法をめぐる訴訟で、国が驚くような主張をして裁判所に退けられた。

 安保・防衛論議の土台にかかわる問題である。国民に対する真摯で丁寧な説明が必要だ。

 舞台になったのは、安保法の成立を受けて現職の陸上自衛官が起こした裁判だ。自衛官は集団的自衛権の行使は違憲との立場から、法が定める「存立危機事態」になっても、防衛出動の命令に従う義務がないことの確認を求めていた。

 一審の東京地裁は「出動命令が出る具体的な可能性はない」などと述べ、踏み込んだ審理をしないまま訴えを却下したが、東京高裁はこれを否定。

 「命令反すれば重い処分や刑事罰を受ける可能性がある」として、自衛官が裁判で争う利益を認め、審理を差し戻した。」と教えてくれる。

 続けて社説は、「 あぜんとするのは、裁判で国が、存立危機事態の発生は想定できないとの立場を終始とり続けたことだ。

 安倍首相が北朝鮮情勢を「国難」と位置づけ、衆院選を戦った後の昨年11月の段階でも

「国際情勢に鑑みても具体的に想定しうる状況にはない」

 「(北朝鮮との衝突は)抽象的な仮定に過ぎない」と述べた。

 説得力を欠くこと甚だしい。

 ならばなぜ、長年の憲法解釈を変更して集団的自衛権の行使を容認し、強引な国会運営で安保法を成立させたのか。

 広範な疑問の声を抑え込み「国民の平和と安全な暮らしを守り抜くため不可欠だ」と法の成立を急いだのは安倍内閣だ。

 ところが裁判になると、自らに有利になるよう「存立危機事態は想定できない」と主張する。ご都合主義が過ぎる。

 高裁が、国の言い分を「安保法の成立に照らし、採用できない」と一蹴したのは当然だ。」と指摘した。

 最後に社説は、「どんな場合が存立危機事態にあたり、集団的自衛権の行使が許されるのか。

 安保法案の国会審議を通じて、安倍内閣は納得できる具体例を示さなかった。

 首相が当初、象徴的な例としてあげたホルムズ海峡の機雷除去も、審議の終盤には「現実問題として具体的に想定していない」と発言を一変させた。

 一方で小野寺防衛相は昨年夏、米グアムが北朝鮮のミサイル攻撃を受ければ日本の存立危機事態に当たりうると、国会で前のめりの答弁をした。

 裁判での国の主張とは相いれない。ただ共通するのは、存立危機事態の認定が、時の政府の恣意的な判断に委ねられている現状の危うさである。

 判決を機に、安保法がはらむこの本質的な問題を改めて問い直す議論を、国会に望む。」として締め切った。

 読んで勉強になった。

 「「舞台になったのは、安保法の成立を受けて現職の陸上自衛官が起こした裁判だ。

 集団的自衛権の行使は違憲との立場から、法が定める「存立危機事態」になっても、防衛出動の命令に従う義務がないことの確認を求めていた」とのこと、

 「一審の東京地裁は「出動命令が出る具体的な可能性はない」などと述べ、踏み込んだ審議をしないまま訴えを却下した」とのこと、

 「東京高裁はこれを否定。「命令に反すれば重い処分や刑事罰を受ける可能性がある」として、自衛官が裁判で争う利益を認め、審理を差し戻した」とのこと、

 「あぜんとするのは、裁判で国が、存立危機事態の発生は想定できないとの立場を終始とり続けたことだ。安倍首相が北朝鮮情勢を「国難」と位置づけ、衆院選を戦った後の昨年11月の段階でも「国際情勢に鑑みても具体的に想定しうる状況にない」「(北朝鮮との衝突は)抽象的仮定に過ぎない」と述べた」とのこと、

「広範な疑問の声を抑え込み、「国民の平和と安全な暮らしを守り抜くため不可欠だ」と法の成立を急いだ安倍内閣だ。ところが裁判になると、自らに有利になるよう「存立危機事態は想定できない」と主張する。」とのこと、

 「どんな場合が存立危機事態にあたり、集団的自衛権の行使が許されるのか。安保法案の国会審議を通じて、安倍内閣は納得のできる具体例は示さなかった。」とのこと、

 等々を知ることが出来た。

 知って、国会での対応と、裁判所での対応が180度違う「日本政府」ってなんだ!という気になった。政権末期の症状というしかない。

また、その政権の居直りを糾せず、倒せない野党も、褒められたものではないな、と思った。

 


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by sasakitosio | 2018-02-04 19:04 | 朝日新聞を読んで | Trackback