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憲法の良いとこ発見しませんか?


by sasakitosio

施政方針演説の忘れ物<それは財政?実はこの放漫財政のツケはすべて中央銀行に転嫁され、日銀が抱えるリスクは恐ろしいほどに傍聴!?中央銀行にこれほどリスクを取らせている国は見当たらない!?へえー!>

 2月1日付東京新聞朝刊27面に、「本音のコラム」という欄がある。筆者は、日本総研上席主任研究員・河村小百合氏だ。

 今日は、この筆者に学ぶことにした。

 まず筆者は、「通常国会が始まった。安倍首相の施政方針演説を読むと、①はじめに、で始まり、②働き方改革③人づくり革命④生産性革命⑤地方創生⑥外交・安全保障、おわりに、だ。

 この国が決して逃げられないはずの重要な問題が忘れ去られている。財政だ。」と切り出した。

 続けて筆者は、「人口減少のなか、世界最悪の借金財政をどう回し子どもたちの世代にわたしていくのか、という話がどこにも見当たらない。

 全文を見ても「財政」の二文字が出てくるのはたった一カ所。「人づくり革命」のなかの、「財政健全化も確実に実現します」といったくだりだけ。財政再建に向けた具体策や決意は一切、見当たらない。

 そもそも財政の先行きに関する危機感はおよそない。それはこの国の今の雰囲気にも通ずる。

 財政再建などにまじめに取り組まなくても困らないということか。

 しかし、今の明るい“無風状態”の先には大きな落とし穴がある。」と指摘した。

 最後に筆者は、「実はこの放漫財政のツケはすべて中央銀行に転嫁され、日銀が抱えるリスクは恐ろしいほどに膨張している。中央銀行にこれほどのリスクを取らせている国は見当たらない。

 民間銀行とは違うから,国債をいくらでも何年でも買い続けられる、などということは決してないからだ。

 日銀が異次元緩和を続けられなくなる時が、この国の財政運営の正念場だ。」として締めくくった。

 読んで勉強になった。

 安倍首相の施政方針演説に忘れらえているのが「財政」だとのこと、

 「財政再建に向けた具体策や決意は一切、みあたらない」とのこと、

 「そもそも、財政の先行きに関する危機感はおよそない」とのこと、

 「しかし、今の明るい“無風状態”の先には落とし穴がある」とのこと、

 「実はこの放漫財政のツケはすべて中央銀行に転嫁され、日銀が抱えるリスクは恐ろしいほどの膨張している」とのこと、

 「民間銀行と違うから、国債をいくらでも何年でも買い続けられるなどということは決してない」とのこと、 等々を知ることが出来た。

 筆者の指摘を理解する限り、政府も学者もマスコミも、財政破たんの地獄の釜が開いたままの現状なのに、明るい”無風状態“でいることは、何よりも恐ろしいことだ、と思った。

日本中の有識者に知恵がないということか?

 危機に臨んで、指導者に知恵も勇気も危機感も、ない? これほど恐ろしい時代が、日本の歴史にあったのだろうか?

 

 

 

 


by sasakitosio | 2018-02-02 06:49 | 東京新聞を読んで | Trackback