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憲法の良いとこ発見しませんか?


by sasakitosio

晴れ着と格差< 「晴れ着が着られなくなったら成人式に出られない!」と当たり前のように語られる現状に、とても胸が痛む!!むかしむかし、学生服で川崎市主催の成人式に寮の仲間と行ったなあ!>

1月15日付東京新聞朝刊29面に、「本音のコラム」という欄がある。

 筆者は、看護師・宮古あずさ氏だ。

 今日はこの筆者に学ぶことにした。

まず筆者は、「振り袖の販売・レンタル業者が成人式を目前に閉店し、多くの新成人が晴れ着を着られなかった問題。

 被害者の悲嘆を思いつつ、初めて知った成人式の在り方にも、疑問を感じている。」と切り出した。

 続けて筆者は、「今回、晴れ着が切られず参加しなかった被害者も多数出たと聞く。

 ならば、晴れ着にかけるお金がない人はどうなるのか。

 晴れ着が必須ならば、自治体主催の式典としては不適切ではないか。

 ただこれは成人式に限った話ではない。格差社会が問題になる一方で、子ども関連のイベントは華美になっている。小学校の卒業式も、着飾った子供が目立つ。ここでは格差という論点がかすんでいる。

 思えば幼少期、母は徹底して、「貧しい人を排除する行動はしないように」私を導いた。

 例えば友人を招く誕生会は決して開かず、招かれるのも禁止。「プレゼントを買えない人もいるから」というのがその理由だった。その結果私が気まずい思いをしても、母は意に介さなかった。」と教えてくれる。

 最後に筆者は、「こうした環境で育ち、私は晴れ着とも成人式とも無縁に大人になった。 

 よって成人式への関心は元々薄いと言うべきか。

 「晴れ着が切られなくなったら成人式に出られない」と当たり前のように語られている現状に、とても胸が痛む。

 今回の事件を機に、晴れ着中心の成人式こそ、見直されて欲しい。」として締めくくった。

 読んで面白かった。

 「「晴れ着を着られなくなったら成人式に出られない!」と当たり前のように語られている現状に、とても胸が痛む」との筆者の指摘は、確かにそうだと思った。

 昭和38年川崎市生田にある学生寮から、学生衣服姿で川崎市主催の成人式に出た。その時の女性の晴れ着姿を思い出せない。

 また、成人式の服装は晴れ着を着たい人はきればいいし、普段着で行きたい人はそれでいいのではないか、と思っている。

 ただ、「孫子の晴れ着姿」を楽しみにして、振り込んだ「祖母祖父」「父母」の気持ちを踏みにじった、業者にはものすごく腹が立った。

 


by sasakitosio | 2018-01-16 07:00 | 東京新聞を読んで | Trackback