黄金の偶像 <16歳のパレスチナ人アフド・タミーミが国際的な話題になっている!先月兵士に平手打ちをした罪で拘束された!英労働党コービン党首も「子どもの投獄は間違い」と非難した!!>
2018年 01月 14日
1月13日付東京新聞朝刊25面に、「本音のコラム」という欄がある。筆者は、文筆家・師岡カリーマ氏だ。
今日はこの筆者に学ぶことにした。
まず筆者は、「16歳のパレスチナ人アフド・タミーミが国際的な話題となっている。
幼いころから、デモでイスラエル兵に猛然と立ち向かう姿が注目を浴びたが、先月兵士に平手打ちをした罪で拘束された。
彼女の村では、国際法に違反するユダヤ人入植地の建設や入植者による水源接収などに抗議するデモが9年前から毎週行われている。
タミーミ一族はこの運動の中心的存在だ。
夜中に自宅まで踏みこんでくる占領軍のいやがらせに屈することなく、老若男女一丸となり抵抗を続けてきた。アフドはその一人だ。」と切り出した。
続けて筆者は、「彼女の平手打ちを擁護するわけではない。たとえ相手がガチガチに武装した兵士でも、その直前に彼女の15歳のいとこが頭を打たれ瀕死の重傷を負っていても、暴力は暴力だ。
しかし、同じく兵士の頬を殴った成人のユダヤ人入植者はその日のうちに釈放されたのに、アフドの拘束は続き、軍事裁判で懲役10年の刑もありうるという。」と教えてくれる。
最後に筆者は、「彼女の映像は世界をかけめぐり、欧米でも「アフドを釈放せよ」のスローガンを掲げる有名人が現れた。
英労働党コービン党首も「子どもの地獄は間違い」と非難した。
だが突然の「ブーム」に違和感がある。
子供の拘束は年間500件超という。アフドが西洋人と見まがう金髪碧眼でスラリとした美少女であることと世界の関心は無関係だろうか。」として締めくくった。
読んで勉強になった。
「16歳のパレスチナ人アフド・タミーミが国際的な話題になっている」とのこと、
「先月兵士に平手打ちをした罪で拘束された」とのこと、
「彼女の村では、国際法に違反するユダヤ人入植地の建設や入植者による水源接収などに抗議するデモが9年前から毎週行われている。
タミーミ一族はこの運動の中心的存在だ。」とのこと、
「同じく兵士の頬を殴った成人のユダヤ人入植者はその日のうちに釈放されたのに、アフドの拘束は今も続いている」とのこと、
「英労働党のコービン党首も「子どもの投獄は間違い」と非難した」とのこと、
「アフドが西洋人と見まがう金髪碧眼でスラリとした美少女である」とのこと、等々を知ることが出来た。
過日、エルサレムの旧市街を歩き回り、死海まで足を延ばしてきた。その時は、異様な緊張感を感じたが、記事を読んで改めて「ユダヤ人入植地の建設」は、戦前の日本で「満蒙開拓」の名のもとに軍隊が先住民を武力排除し「日本からの開拓民」を受け入れていた「事」と同じではないかと思った。