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by sasakitosio

ナッジ論争<そっと肘でつついて気づかせることをナッジという!?不注意や短慮や惰性から生じる人々の誤りを優しく注意してやれば、法や規制に頼らずに是正できる!?人によりけりジャン!!>

11月16日付東京新聞朝刊25面に、「本音のコラム」という欄がある。
 筆者は、法政大教授・竹田茂夫氏だ。

 今日は、この筆者に学ぶことにした。

 まず筆者は、「そっと肘でつついて気付かせることをナッジという。不注意や短慮や惰性から生じる人々の誤りを政府が優しく注意してやれば、法や規制に頼らずに是正できる。

 ナッジと題してこう論じた本がよく売れて、英米の前政権にも影響力を持った(邦訳は「実践行動経済学」)。著者の一人はノーベル経済学賞を得た。」と切り出した。

 続けて筆者は、「運転免許の申請書類に臓器提供する旨の項目を設けておけば、その初期設定が変更可能でも臓器提供者は増える。

 たばこの包装に肺がんの写真を載せれば喫煙者は減るし、納税督促状の言葉遣いや道路標識を工夫すれば効果が期待できる。

 カネもかからずイデオロギー的にも中立だ。

 だが、当初から強力な批判があった。

 これは結局、政治家や官僚が国民を「刺激に反応する操作可能な消費者」と見下すことではないか。討論や対話で民衆自身が学んでいくといった自立と熟慮の理想とはかけ離れた考え方だ。」と指摘した。

 最後に筆者は、「事実、人々は政府のナッジを悟ると反抗する傾向があるという。労働と生活に追いまくられる低所得者層は善意のナッジにも反応薄だという研究もある。

 原発や地球温暖化や政権選択などの重大問題は本来、ナッジの範囲外だ。

 労働や格差や膨大な広告などの商品経済の経験こそ、小さなナッジを跳ね返す我々の意識と無意識の初期値なのである。」として締めくくった。

 読んで勉強になった。

 「当初から強力な批判があった」とのこと、

 「討論や対話で民衆自身が学んでいくといった自律と熟慮の理想とはかけ離れた考え方だ」とのこと、

 「労働と生活に追いまくられる低所得層は善意のナッジにも反応薄だという研究もある。」とのこと、等々を知ることが出来た。

 筆者の「原発や地球温暖化や政権選択などの重大問題は本来、ナッジの範囲外だ。」との指摘は、その通りだと思う。こういう重大問題は「討論や対話」で民衆自身が学びながら「自立と熟慮」が必要で、政府や官僚の優しい「ナッジ」に惑わされてはならない「事」だと思った。 

 


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by sasakitosio | 2017-11-17 06:25 | 東京新聞を読んで | Trackback