大統領を迎える< ハワイでのプラカード「ようこそケニアへ」と、バージニア州での「中指を立てた手を高々と上げる」反応は、自由の国アメリカらしい!日本ではテレビだけがはしゃいでいたみたいだが??>
2017年 11月 12日
11月11日付東京新聞朝刊29面に、「本音のコラム」という欄がある。
筆者は、文筆家・師岡カリーマ氏だ。
今日はこの筆者に学ぶことにした。
まず筆者は、「トランプ大統領が来日前に立ち寄ったハワイは、オバマ前大統領の生地だ。
その任期中、トランプ氏はオバマ氏が実は父の故郷ケニア(外国)生まれであり、大統領資格がないのではとたびたび攻撃した。
オバマ氏が出生証明書を公表してもトランプ氏はなかなか認めず、米国発の黒人大統領に対して根拠もなく嫌がらせを繰り返したという」印象は否めない」と切り出した。
続けて筆者は、「ハワイの沿道でトランプ氏の車列を迎えた市民は、こんなプラカードを掲げていた。
「ようこそケニアへ」
50歳のジュリ・ブリスクマンは先月バージニア州でサイクリング中、ゴルフ場に向かうトランプ氏の車列に追い越された。
数々の失敗が頭に浮かび、とっさに中指を立てて手を高々と上げる。
強い軽蔑の表明だ。
その瞬間を大統領のカメラマンが捉え、拡散。これを理由に彼女を解雇した会社のサイトは炎上し、彼女を支援するクラウドファンディングも立ち上げられた。」と教えてくれた。
最後に筆者は、「トランプ氏の最新支持率は約38%と低いが、大統領が北朝鮮危機に責任ある対処ができると思うと答えたのはさらに低い32%だった。訪中を前に「北朝鮮を制御しなければ、中国はサムライの国日本との間で大問題に直面する」と放言したトランプ氏。不支持の62%のアメリカ人には、訪日時の日本のテレビのはしゃぎようを見せたくない。」として締めくくった。
読んで勉強になった。
「ハワイの沿道でトランプ氏の車列を迎えたある市民は、こんなプラカードを掲げていた、「ようこそケニアへ」」とのこと、
「50歳のジュリ・ブリスクマンは先月バージニア州でサイクリング中、ゴルフ場に向かうトランプ氏の車列に追い越された。数々の失敗が頭に浮かび、とっさに中指を立てた手を高々と上げる。強い軽蔑の表現だ。」とのこと、
「その瞬間を大統領のカメラマンが捉え、拡散。これを理由に彼女を解雇した会社のサイトは炎上し、彼女を支援するグラウドファンディングも立ち上げられた。」とのこと、
「トランプ氏の最新支持率は約38%と低い」とのこと、
「大統領が北朝鮮危機に責任ある対処ができると思うと答えたのはさらに低い32%」とのこと、等々を知ることが出来た。
ケネデイ大統領から今日のトランプ大統領を見てきたが、アメリカの大統領で「自国ファースト」と言い、「自国の会社の武器を売り歩く」大統領は初めてだ。
日本でテレビや新聞を通しての印象では、トランプ大統領のアメリカが、習近平の中国が、プーチンのロシアが、それぞれが「世界の人民や国家」から尊敬されるとは思えない。品格がなさ過ぎるような気がする。
これは、人類の終焉の始まりなのか、それとも進化や脱皮の前夜なのか、それは日本を始め大国でない、覇権国でない、第二次世界大戦の戦勝国でない、国々にかかっているのかもしれない。
戦争での成功体験のない国や国民でないと、戦争によらない「国家間のもめごと」の解決法の効用が理解できないだろうから!?