仙台と横浜 <仙台市長選 自民が敗北!!受け皿さえあれば、民意はいかせる!!受け皿づくりの名人・達人がほしいー!!>
2017年 07月 24日
7月23日付東京新聞朝刊25面に、「本音のコラム」という欄がある。
筆者は、法政大教授・山口二郎氏だ。
今日は、この筆者に学ぶことにした。
まず筆者は、「今日は仙台市長選の投票日で、来週の日曜日は横浜市長選の投票日である。
この二つの選挙で民進党と連合は対照的な動きをしている。
仙台では、前民進党衆議院が立候補し、他の野党と多くの市民団体の応援を得て、自民系の候補と一騎打ちの構図を作った。
労組も野党系候補を支援している。事前の世論調査では、野党系候補の優位が伝えられている。分かりやすい受け皿が提示されれば、自民党政治に飽き足らない人々は支持を寄せるということが仙台でも実証されているようである。」と切り出した。
続けて筆者は、「これに対して、横浜市長選では民進党は自主投票である。民進党の国会議員の多くが現職候補を応援し、一部の議員が新人の元市議の若手候補を応援している。
そして共産党も自由党もこれに加わっている。
最大の争点は、横浜にカジノを作るかどうあである。横浜は官房長官の地元であり、カジノという分かりやすい争点もある。
にもかかわらず、なぜ民進党は受け皿を作れなかったのか。
市政では与党でいたいという地元の地方議員や労働組合の利害に縛られるからだろう。
最後に筆者は、「蓮舫代表は党の指導部人事を刷新すると報じられている。魅力的な政治家を要所に据えることも大事だが、もっと重要なことは、横浜のような無気力を繰り返さないこと、仙台のような戦いを続けることである。」として締めくくった。
読んで勉強になった。
仙台市長選で結果が出た。
東京都都議会選挙と同じような構図で、国政での圧倒的多数の力が、世論が自民党の足かせになり、ほとんど生かされなかったような気がする。
筆者は、「横浜のような無気力を繰り返さないこと、仙台のような戦いを続けることである」と民進党を叱咤激励している。
世論の力、マスメデイアの力が、国政で圧倒的多数の自公政権を仙台市長選でも「金縛り」にした。ペンは一強よりも強し、か?