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憲法の良いとこ発見しませんか?


by sasakitosio

元自衛官が発信「現場」の声 < 安保法制に危機感 団体設立!!憲法逸脱「政府はリスクを語らず」!!米国では退役軍人が一日平均で20人自殺している!!???>

 6月2日付東京新聞朝刊24面に「ニュースの追跡」という欄がある。

 今日はこの記事に学ぶことにした。

 まず記事は、「安保法制を危ぶむ元自衛官らが1日、平和団体「ベテランズ・フォー・ピース・ジャパン」(平和を求める元自衛官と市民の会)を設立した。

 米国の退役軍人らでつくる「ベテランズ・フォー・ピース(VFP)」と連携し、日米軍事一体化が際限なく進む中、黙殺されている「現場」の声を伝える。  (佐藤 大)

 本家のVFPは米国で1985年に設立され、元軍人や家族を中心に約8千人が反戦運動に取り組んでいる。

 現在、英国やベトナム、沖縄など国外も含めて約120支部がある。

 VFPジャパンは米側からの呼びかけで実現した。

 元陸上自衛隊レンジャー部隊の井筒高雄氏を代表に、今年5月3日に63歳で亡くなったもと陸自隊員の泥憲和さんを含め、8人の元自衛官が結集。

 今年2月から準備を重ね、支援する約30人の市民とともに設立した。

 日本独自の団体だが、米側と手を携え「戦争コスト」など本質を問いかけ平和活動に取り組むという。」と切り出した。

 続けて記事は、「1日に都内で開かれた設立会見で井筒氏は「安保法制によって自衛隊はこれから海外で実践の任務が拡大する。だが、政府や政治家はリスクを全く語っていない」と危機感を吐露した。

 先月23日には、自衛隊制服組トップの河野克俊統合幕僚長が、憲法9条に自衛隊を明記する安倍晋三首相の改憲論について「ありがたい」と踏み込んだ発言をした。

 井筒氏は「(政治的行為の制限を定めた)自衛隊法61条に抵触するようなことを平然と言ってのけた」と絶句する。

 「原理原則でい言えば、稲田朋美防衛大臣の許しがなければできない発言。実際、菅官房長官も「問題ない」と言っている。

 その一方、現場の隊員たちは安保法制以降、特に強く箝口令が敷かれ、自分の思いを表明することができない。

 OBのわれわれが行動を起こし、情報を発信したい」と訴えた。」と教えてくれる。

 さらに記事は、「実際自衛官を取り巻く環境は厳しい。

 先月には海上自衛隊の護衛艦「いずも」などが太平洋上で米軍の艦艇を守る「武器等防護」を実施した。

 井筒氏は「デモンストレーションなど生やさしい話ではない。もしも攻撃されたらどうするのか。そのまま戦争に突入するのか。自衛隊員の命をすごく軽んじている」と声を荒げる。

 問題は、自衛官を危険にさらしているその安保関連法は「解釈改憲」で成立したことだ。

 われわれは現役時代に「政治には従わなければならない」と言われてきた。

 だが憲法をないがしろにするこれが、本当にシビリアンコントロールなのか」と憤る。

 南スーダン国連平和維持活動(PKO)に派遣されていた陸上自衛隊部隊は先月末に完全撤収したが、現地で発生した「戦闘」を政府は認めず「武力衝突」と糊塗し続けた。

 井筒氏は「現状を目の当たりにした隊員が心的外傷後ストレス障害(PTSD)を発症しているとの情報がある。

 その手前のうつや不安障害もあるだろう」と心配する。」と教えてくれる。

 最後に記事は、「会見に同席した本家VFPメンバーで、兵士のPTSDを張浅しているサム・コールマン氏も「米国では退役軍人が1日平均で20人自殺している。日本でもPTSDが増えていくのは間違いない。」と指摘した。

 今月9日午後6時半に衆院第二議員会館で設立記念シンポジュームを開催。資料代千円。慶応大の金子勝教授による講演「アベノミクスの戦時経済化」などがある。」として締めくくった。

 読んで勉強になった。

 「安保法制を危ぶむ元自衛官らが1日、平和団体「ベテランズ・フォー・ピース・ジャパン」(平和を求める元自衛官と市民の会)を設立した。」とのこと、

 「本家のVFPは米国で1895年設立され、元軍人や家族を中心に約8千人が反戦運動に取り組んでいる。」とのこと、

 「元陸上自衛隊レンジャー隊員の井筒高雄を代表に、今年53日に62歳で亡くなった元陸自隊員の泥憲和さんも含め、8人の元自衛官が結集。今年2月から準備を重ね、支援する約30人の市民とともに設立した」とのこと、

 等を知ることができた。

 これからの活動に期待したい。
 特に、「戦争のコスト」などの本質を問いかけ、平和活動に取り組むとのこと。大いに期待したい。

 

 

 


by sasakitosio | 2017-06-04 16:24 | 東京新聞を読んで | Trackback