怒れる老人たち < 代々木公園や日比谷野外音楽堂、国会議事堂前の集会に!!60代後半から80代までの昔の若者たちだ!!!>
2017年 04月 19日
4月18日付東京新聞朝刊25面に、「本音のコラム」という欄がある。筆者は、ルポライター・鎌田慧氏だ。今日は野の筆者に学ぶことにした。
まず筆者は、「先週末、大阪扇町公園「戦争をさせない関西大行動」集会のあと、パレードの終点は、大阪駅近くの西梅田公園だった。
行進してきた人たちの笑顔を眺めていて、わたしは若い人たちが多いのを不思議に思っていた。」と切り出した。
続けて筆者は、「「若いですね」と思わず隣にいた労組出身のFさんに声をかけてしまった。
20代.30代の若者が多く、新鮮な感じにとらわれていたのだ。
「組合員ですからね」とFさんの当たり前だろう、といった表情である。
主催したのは、戦争をさせない1000人委員会なのだが、参加者の教員や自治労の地方公務員など、安倍首相や元大阪市長らに嫌悪されている組合員が多かった。
それら中小企業の労働者である。
東京での、代々木公園や日比谷野外音楽堂、国会前の集会は、平日のこともあって、労組員よりもはるかに高齢者の方が多い。
「怒れる老人たち」と私がひそかに思う、60代半ばから80代までの昔の若者たちである。」と教えてくれる。
最後に筆者は、「戦争につながる安倍政権の政治に抵抗する大衆運動を担ってきたひとたちは、実はかって労組の組合員として集会に参加したり、機関紙誌を読んで学習、あるいは学生運動に参加して政治批判の視点を身に付けてきた。
労働運動と学生運動停滞と断絶が現在の暴政を許してきた。
これらの運動が再開されるまで老人が担おう。」として締めくくった。
読んで勉強になった。
「労働運動と学生運動停滞と断絶が現在の暴政を許してきた」とのくだりは、その通りだと思った。労働運動の停滞も、学生運動の停滞も、日々の暮らしには悪影響をほとんど及ぼしていない、と思うが。日々平穏なり、それ自体は悪いことではない。
しかし、それによって政治が暴走している、ことは確かだ。今風な、「政治の暴走制御装置」を生み出すしかないか?