親子断絶防止法 < 子どもファースト、ならば離婚しないことが一番!!たまたま両親が別居していても、自分は大切に想われ見守られている、と子どもが実感できることが大切では!!>
2017年 04月 13日
4月12日付東京新聞朝刊25面に、「本音のコラム」という欄がある。
筆者は、文芸評論家・斉藤美奈子氏だ。
まず筆者は、「子どものいる夫婦の関係がこじれたとする。
話し合いによる円満離婚が難しい場合、考えられるパターンは4つある。
①妻が一人で出ていく。
②夫が一人で出ていく。
③妻が子供つれて出ていく。
④夫が子供を連れて出ていく。」と切り出した。
続けて筆者は、「①②はいわば「家族を捨てる」わけだから「ほかに好きな人ができたんです」と言うケースかもしれない。
③はありがち。とりわけ妻が夫の暴力から逃れたい場合、これ以外の選択肢はないともいえる。
④はあまり多くない気がする。子供は母親に任せておけばいいと考える父親は多いし、男性にとって子供は仕事の足手まといだしね。
「親子断絶防止法」をご存じだろうか。
他の重要法案と一緒に今国会に提出が予定されている法案で、離婚して別々に暮らす親子の面会交流を促すのが主な目的と言う。
離婚後の親権者は8割が母親。
子どもと会えない父親からの訴えが増えているためらしい。
つまり想定されているのは③のケースだ。
「勝手に出て行ったくせに子供に会わせないとはなにごとだ」って話ですよね。」と指摘した。
最後に筆者は、「一見正当な主張だが、法案を推進する馳浩衆院議員は「黙って子どもを連れて出ていくケースがあるが、それは基本的にはいけない(本紙2月9日)と語っている。
結局は夫のための法案か。
本当の目的は同居の強制かも。」として締めくくった。
読んで勉強になった。
「「親子断絶防止法」が国会に提出が予定されている」とのこと、
「離婚後の親権者は8割が母親。子どもと会えない父親からの訴えが増えているためらしい」とのこと、等々を知ることができた。
子どもは親を選べない、子どもは親についていくしかない、だから子どもファーストで、子どもの気持ち中心に考えられないものか?
「親子断絶防止法」も悪くはないが、子どもの親になったら、精一杯、愛情もお金も時間もわが子の為に使う、そういう法律でも作れないものか?